2020.09.30
妻は夫以外なら性欲はわく?夫婦の「夜の営み」がなくなる真相をママたちが座談会で暴露
BRAVA恒例「ママたちの覆面座談会」今回は覆面でなくては語れない!〝セックスレス〟についてです。
前回の記事では「覆面だからこそ語れる」不倫について盛り上がった様子をレポートしました(記事は「コロナ禍で不倫関係はどうなってるの?ママたちのぶっちゃけトーク〈覆面座談会Part2〉」)。シリーズ最後は全員が密かにあたためていた!? セックスレスに関した話題です。あまり人には言えないけど実はちょっぴり悩んでる、気になっている「夫婦のセックスレスについて」参加したママたちから、なかなか興味深いお話がたくさんでてきました。ぜひ最後までご覧ください。
ほぼセックスレスという夫婦が実は多い!?
座談会に参加したママたち、肉食系!と豪語する約1名をのぞいて異口同音に「うちセックスレスだな」「別にセックスしないと決めているわけではないけど、してない」「まぁたまに。すごく酔っ払った時とか」こんな答えが返ってきました。
仲が悪いわけでもないし、趣味を一緒に楽しむこともあるし、家族で楽しくやっているけど「セックスはもうずいぶん、してないかも」こんな「ほぼほぼセックスレス」のボーダーライン家庭が30代から40代、ちょうど結婚10周年前後の夫婦に多いようです。
実際に、2018年に東京イケアクリニックが行った「【夫と妻で回答格差も!『いい夫婦の日』40~50代男女・既婚者に聞く】結婚の満足度や結婚相手に望むこと、浮気、理想と現実のセックス頻度、将来の介護は…?ほか徹底調査」によると、現在「セックスレスと感じている人」は45.7%(男性54.5%、女性37.1%)となっていました。
夫婦がセックスレスになった理由とは
・夫を男性として意識できない
・とにかく忙しくて疲れていてセックスが面倒
・環境的に夫婦ふたりになれない
「家族という感覚が強すぎる。パパとママって感じで、夜になってもそんな気持ちになれないよ」ひとりの発言にみんながうなずきました。よく男性が妻に対して「女性というより母親という意識があってその気にならない」なんて発言をするのですが、まったく同じ感覚を妻も持っているんですね。
それは同時に母親としての1日が忙しいことともつながっています。
「ベッドに入ったら、その気になる以前にフツーに寝落ちしてるからね。夫だってすぐいびきかいて寝てるし。たまに夫がなんとなく手を伸ばしてきても、わたしはとにかく眠くて相手にしたくない、放っておいてくれと思って、夫の手を振り払って終わり」
「そもそもセックスってある意味スポーツというか運動じゃない?そんな体力残ってないよ」
「気持ちの余裕と体力の余裕がないと無理だよね~」
さらに「そんな雰囲気になれない環境」についても触れていました。
「だいたい子どもと一緒に寝ているのに、やっぱりできないよね」
「寝室でもさ洗濯物がかかってたり、子どものぬいぐるみが転がってたり、なんていうか生活感丸出しだから、ロマンチックな雰囲気になんてなれない。単純に欲望を解消するために相手をするかといえば、そうするほどの気持ちも体力もないからさ」
「夕飯の後片付けして子どもを寝かしつけて明日の仕事の準備して、嫌な匂いがしてきた排水口洗って、さぁベッド行こう寝ようってときに性欲なんてわいてこない……」
ですよね。家に充満する「暮らしのにおい」に包まれていたら、なかなかそんな気持ちはうまれてこないのも当然といえば当然かもしれません。
爆弾発言!「昼間セックスすればいいじゃない!」
一斉にセックスレスの理由について盛り上がる一同に、肉食系ママが大反論を開始しました。
「うちはもともと夫婦で在宅勤務ってこともあるけど、子どもが保育園や学校に行っている間、昼間にセックスしてたんだよね」
瞬間、えええええーーー!と驚きの声に包まれましたとも。昼間にどうやって?そんな気になれる?の声にも「カーテンしめて暗くすればいいじゃないの」とサクッと答えました。すごい努力です。感服。すると彼女は涼しい顔で言い放ちました。
「体で話し合いをしないのって悲しくない?」
モニター越しに見えたのは、無言のまま考え込む他のママ達の困惑した表情でした。
「セックスレスって工夫しないと解消しないよ。何もしなかったら、そのままなんとなくずるずると、気づくと1年とか2年とかお互いに体を触れあうこともないって状態になっちゃう」
「確かにそうかも。気づいたら、あれ、もうずいぶん夫としてないなって思ったから」ひとりがぼそりと答えました。
肉食系ママいわく、似たような考えを持つ女友達と時々お喋りを楽しむのだそうです。みんなの生の声を聞くことで刺激を受ける。他の人の悩みを客観的に見てアドバイスすることもある。そのうちに「今夜、ちょっとその気になっちゃうかも」と思うこともあるのだとか。
「夫はどんなことに燃えるタイプなのか知ってる?どんなAV見てるのかわかる?わたしなら、夫が好きならコスプレでもなんでも試してみる」
夫でない相手だったらセックスするの?
恋人同士だった頃から月日がたち、子どもができて家族というカタチになる。家庭はあたたかく、日々の喧噪で過ぎていくことは幸せなことだとも思う。けれど、私たちは常に「女」であることも、心の、あるいは体のどこかでくすぶっています。
「コスプレとか……ちょっと無理だけど、確かに夫婦になるとマンネリっていうところはあるのかも。何をするかもわかってるし、なんていうか刺激もないしね」
「じゃ、もしよ? もし夫でなくて他の男性とならセックスできるの?」
なんだかみんな遠い目になってしまいました。だってそうじゃありませんか? 時にはふっと妄想することはあるでしょう。でも、実際に不倫するのか浮気するのかといえば別問題です。
「夫と寝ながら、別の男性の顔を思い浮かべてセックスするってこと、なかったとは言えないかも」
ひとりが答えると、肩をすくめながら他のママたちも黙って軽くうなずきました。
「自分がまったく性欲がないのかと言われると、そうでもないような気はする。でも夫に対してはわかないんだよね、気持ちがね」
「じゃ、不倫のリスクがなかったら、する?」
「たられば、だからなぁ。リスクがあろうがなかろうが、しないかも。第一、逆に自分がセックスしたいってもうずっと思ってないから、夫が他で浮気したとしても許すかもな、って思うくらいだから」
性欲はなくならない なりを潜めているだけ……?
セックスレスは意識して「夫婦関係を変えてみよう」と思わないと、そのままずっと、ということはありがちです。
「飽きる、マンネリっていうのは夫婦だったらいつかは絶対に感じることだと思う。だからほんとはやっぱり新しいことにチャレンジしたほうがいいのかな。飽くなき探究心というか。確かにホテル行くとか旅行先とかだと、気分変わるし。不倫うんぬんではなくて、ママとパパでなくて、夫と妻、男と女って思えるようなシチュエーションを作ることは必要なのかもしれない」
しばらくセックスレスだったけど、子どもが欲しいからセックスしたというママもいました。その時、セックスできないわけじゃないんだとも思ったけれど、セックスしたから夫に深い愛情を感じたとか、ふたりの関係がリフレッシュされたとも感じなかったそうです。
「思ったんだけど、恋愛感情で盛り上がっている頃って、セックスに目的なんかなかったじゃない?わたしはもうひとり子どもが欲しいと思ったらセックスする気にはなった。でもそれってセックスレスの解消と言えるのかな?ふれ合いたいとか、抱かれたいとか、気持ちよくなりたいとかっていう気持ちみたいなのがないの。実際、ひさしぶりにセックスした時も気持ちいいより、痛かったんだよね」
三人目の子どもを無事に出産してから、もはや夫との関係はないに等しいと言います。子育てや家族で遊びに行くだけでも充分楽しいし、夫に「恋人みたいに接してほしい」「抱いてほしい」なんて、爪の先ほど思わない、とまで断言!
これに反論したのが元気な彼女です。
「性欲はなくならない、なりを潜めているだけ。だから、場所が違ったり、何か少しのきっかけで変わるはず!痛いっていうのは、いろいろ工夫すれば大丈夫なんだよ。ゼリーとかだってあるし、更年期とかも関係しているならサプリ飲むとかね、女性性みたいのをかきたてる努力をしないと!そういう努力をしないとほんとにセックスレスになっちゃうよ」
「そこまでできるかなぁ、別にセックスレスでもいいか、って思ってしまっていることもあるんだよね。」
セックスレスだからといって離婚の危機にあるわけでもなし、家庭生活に大きな問題がない以上、あえて触れずに日々を過ごしているケースも多いのでしょう。
夫婦の関係は夫婦にしかわからないけれど
セックスレスだからといって夫婦がうまくいってないわけではない。実はセックスレスが大きな問題となっていない家庭のほうが多いようです。
と同時に、セックスのない関係にどこかでほんの少し「このままでいいのかな」という気持ちもあります。夫婦のカタチはそれぞれ違います。セックスにこだわらない家庭があってもいいけれど、愛し合った男女がパートナーとして側にいるのに、愛を体で表現できないのは「悲しいこと」でもあるし、それはもし意識すれば「変えられること」でもあるかもしれません。
更年期の前段階にさしかかり、正直セックスが苦痛という意見もありました。
「そもそもセックスレスについて夫婦で真正面から話し合うことがない」
なんとなく触れてはいけないような夫婦の話題、それがセックスレスなのかもしれません。
長い人生において「自分の中にある女性という性」に自ら蓋をしめてカギをかけてしまう必要もないような気がします。夫婦関係に正解なんてないけれど、セックスレスについて、たとえば女友達と話してみるのも、時には違った環境の中で夫と恋愛について語り合うだけでも、何かひとつ、試してみてもいいのかな、と思います。