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2020.12.10

塾や習い事もオンラインに!子どもたちの様子は?ママと子どもが感じるメリットやデメリット



冬になってコロナ感染がさらに拡大し、インフルエンザなどの流行病も気になるところ。そんな中、リモート化もどんどん進み、企業だけでなく子どもたちが通う塾や習い事もオンラインに切り替えるところが増えています。
今回は、現在どのような内容のものをオンラインで受けているか、子どもたちの受けているときの様子や、感じているメリットやデメリッなどをママたちに聞いてみました。

勉強系のオンライン授業の様子

塾など勉強系のオンライン化、子どもも最初は戸惑いがあったものの徐々に慣れていき、生活にメリハリができた、というケースもあるようです。

・オンラインと対面の2本立て
高校受験を控えている息子。4~9月までは、すべての授業がオンラインでした(1日2コマ、週4日)。個別ではないので、オンラインだと時折聞き取りにくかったり、画面が上手く切り替えられないトラブルもあったりして、最初は苦労したようです。10月から追い込みの季節、少しずつコロナが落ち着いている兆しを見せている(今また増えていますが…)ということで、科目によってオンラインと対面の2本立てで授業が行われています。「今日は塾に行く日、今日はリモートの日」と、宿題や予習をする時間を工夫したりして、本人なりにいいペースでできているようです。〔Yさん、子ども15歳〕

・自粛期間を機にオンライン家庭教師を始めた
自粛期間中は家にいる時間が長く、ダラダラと過ごしてばかりの小3の長女。ちょうど大学生の従妹も大学がリモート授業ということで、空いた時間に娘の家庭教師をしてもらうことになりました。従妹といえど、コロナなのでリモートでやろうということに。週2日、1回40分×2コマ、そのときそのときで従妹が決めてくれた科目やカリキュラムを行ってくれました。娘は分からないところは気軽に聞けるし、普段の悩みや楽しかったことなどざっくばらんに話せる時間もあって、楽しかったみたいです。今は従妹も少し忙しくなって週1回になりましたが、娘の生活リズムや気持ちにもメリハリがついて、良かったです。従妹もいいバイトになって喜んでいるようです(笑)〔Tさん、子ども9歳、〕

ダンスもオンラインでできる時代に!?


運動系、あるいは音楽系の習い事のオンライン化はなかなか難しそうなイメージがありますが、先生たちも子どもが楽しめるよう、いろいろな工夫をしてくれているようです。

・なかなかシュールなリモートダンス
年少からヒップホップダンスを習っている娘。コロナ禍で2か月ほどお休みでしたが、オンラインで再開。先生1人、生徒6~7人の分割画面(?)で踊る、指導や指摘を受けてまた踊る、というなかなかシュールなオンラインレッスンを、週1回2時間ほど受けています。
横で見ていたいのですが、「見ないで!」と、いつも下の子共々部屋から追い出されてしまいます(苦笑)しょっちゅう楽しそうな笑い声や、「おお!」という感動の声(先生がハイテクニックなダンスを披露してくれる時間があるそう)が聞こえきて、なかなか楽しくやっている雰囲気が伝わってきます。〔Mさん、子ども8歳、5歳〕

・ピアノもオンラインでできる時代に!?
大手の音楽教室で、週1回ピアノの個人レッスンを受けていました。コロナ禍の中、早い段階でオンラインレッスンが始まりました。最初は「画面越しでピアノなんてできるの?」「うまくいかなくて、レッスン代が無駄になったら…」なんて考えてしまいましたが、パソコン越しに(先生の)指先を拡大して写してくれたり、娘が弾いた動画を別画面で見ながら「ここはこうしたほうがいいね」と分かりやすく指摘してくれたり。普段より集中して頑張っている気がします。〔Hさん、子ども7歳〕

オンライン化されたことで感じるメリット、デメリットとは?

習い事がオンライン化されたことで今まで感じなかったメリットやデメリットもあるようです。お子さんと保護者の両方に聞いてみました。

【子ども】

・ヒップホップダンスを習っているお子さん(8歳)
〈感じているメリット〉
先生の顔がしっかり見えるからいい。もし対面でできても、マスクをしていると表情やどんな気持ちで見てくれているのか分からないから。

〈感じているデメリット〉
マンションなので、下の階に響かないよう静かめに踊らないといけないから、それがちょっと辛いです。

・オンラインで塾の授業を受けているお子さん(15歳)
〈感じているメリット〉
塾では、質問するとき皆がバッと自分の方を見るので、恥ずかしくて質問できなかった。オンラインだと、そもそも皆画面越しに目が合っているから、気兼ねなくたくさん質問できていいと思います。

〈感じているデメリット〉
(学校が違う)塾の友達と、塾の帰り道にいろんな話ができないことかな…1時間くらい話しちゃうこともあって、お母さんに叱られることもあるけど、その時間がすごく楽しかったから。

【保護者】

・お子さんがピアノを習っているママ
〈感じているメリット〉
習い事の終了後、いつもより少し長めに先生とじっくり話せたり、家で練習するときのポイントを教えてもらえます。通っているときは、送り迎えのみで、あまり話せなかったので。

〈感じているデメリット〉
送り迎えがないのは楽なのですが、結局習い事の間ずっと付き添って、指導の補助のようなことをするのがちょっと…子どもが乗り気じゃないときとかに、つい怒っちゃったりして…

・お子さんが塾のオンライン授業を受けているママ
〈感じているメリット〉
帰りが遅い…と心配する必要がなくなったこと。塾が終わるのが9時半とかで、そこから友達と話して帰ってくるのが10時半になるときもあったので。

〈感じているデメリット〉
ずっと画面を見ていることになるので、必要以上に目が悪くなりそうで、それが心配ですね。

色々なことが中止になったり、厳しい制約や規制が求められる昨今、一番影響を受けてしまっているのは子どもたちかもしれません。そんな中、学校だけでなく塾や習い事の先生たちも、子どもたちが続けられるように、「貴重な時間」が奪われてしまわないように、さまざまな対応や工夫をしてくれています。
その中のひとつが「オンライン化」。受ける側も感じるメリットやデメリットがありますが、改めて子どもの性格ややる気、ライフスタイルなどと照らし合わせながら、続けられるもの、あるいは新しく始められそうなものを検討する、いい機会なのかもしれません。

田崎美穂子

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