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2021.09.07

<コロナ禍>新学期の学校再開ぶっちゃけどう思った?ママたちに本音を聞いてみた



さまざまな意見が飛び交った学校再開。コロナ禍の中であることもあり、ママとしても複雑な気持ちを抱えているのが本音ではないでしょうか。
実際、「リモート学習にしてほしい」「うちの地域は感染者が少ないからひとまず再開でいいと思う」など、筆者の周りでもいろいろな声を耳にします。
そこで、今回は「ぶっちゃけママの本音はどうなのか」をリサーチ。働くママとしては、コロナ禍の学校再開にどのような思いを抱えているのかを聞いてみました。

コロナ禍の学校再開賛成派のママ

我が家は栃木県なので、東京都比べるとやや事情は異なりますが…。ひとまずは学校再開でいいと思っています。…というのも、そもそも去年も5月に一斉休校がありましたが、あまり効果がなかったような印象を感じたので。仮に、今回学校再開を延期したら、「だとしたらいつまで延期するのか」という問題も生まれると思うのです。先行きが不透明であることや、地域が地方であることもあり、学校再開はあまり否定的ではありません(41歳ママ・子ども6歳9歳)

 

全面的に学校再開に賛成というわけではないのですが…。学校の再開自体は賛成です。ただ、学校再開に伴い学生全員が登校するのではなく、「親が自宅で見ていられるならオンライン授業」「共働きで子どもを見ていられないなら登校」といったように、ハイブリッドのようなスタイルで学校再開してくれたらいいのにな…とは思います。学校の負担を考えると難しいかもしれないのですが、すでにタブレットの配布も済んでいるのでこういうときに活用すればいいのにと思いました(32歳ママ・子ども7歳)

 

コロナ禍での学校再開に肯定的なママであっても、「100%賛成!」というわけではない心情が伺えます。「延期という選択肢もわかるけれど、いつまで延期するのか先が見えない」「登校・オンライン授業を選べたら尚良いのに」など、いろいろな声がありました。学校再開賛成ママとしても、複雑な気持ちを抱えているような状況です。

コロナ禍の学校再開反対派のママ

「デルタ株やラムダ株、それに先日ミュー株なんていう変異株も出てきたというニュースを見て、こんな状況で学校再開するの!?と正直驚きでした。変異株に対するワクチンの有効性はまだわからないですし、子どもにも感染しやすいと聞いてとても不安です。一斉休校したほうがいいのでは…というのが正直な意見です。とはいえ、休ませて我が子だけ授業が遅れてしまうのは避けたいですし、一人っ子なので子ども同士のコミュニケーションがなくなることが不安で…。子どものクラスには自主休校を選んでいる家庭もあるようなので、休ませることも選択肢に入れていますが、かなり悩んでいます」(42歳ママ・子ども7歳)

 

「最近の変異株は子ども同士でも感染リスクが高いそうなので、学校再開という現状はかなり複雑な気持ちです。タブレットを配布しているのですから、こういうときにオンライン授業を進めてほしいと思っています。
クラス1室に数十人の子どもたちが集まる以上クラスターのリスクは回避できませんし、何かあってからでは遅いのに…と心配です。
新型コロナウイルスによる子どもの重症化や死亡に関するニュースはまだ見ていませんが、我が子が1人目になるかもしれないと思うと不安です」(36歳ママ・子ども7歳9歳)

 

得体の知れない変異株もどんどんと出てきている今、学校再開に反対するママの声は多いです。
しかし、学校が再開している以上「我が子だけ休ませるのはかわいそう」「むやみに休ませると学習が遅れてしまう」といった心配も抱えています。
どの選択肢を選ぶのがベストなのか、多くのママが頭を悩ませている状況でしょう。

自主休校ってアリ?積極的に休ませているママの本音


学校側がオンライン授業を行っていない場合、「自主休校」という選択肢があります。
しかし、「コロナ禍は心配だけれど積極的に休ませることにも抵抗を感じる」という声も少なくありません。
今回、実際に自主休校として積極的に休ませているママに話を聞くことができました。子どもを休ませることに、ママはどのような本音を抱えているのでしょうか。

「我が家は週に1回だけ学校に行くというスタンスでの自主休校を選んでいます。完全に休ませるのではなく、週に1回は学校に行くという選択をしたのは、子どものコミュニケーション減少に不安があることと、運動不足の懸念からです。
体育のある曜日に学校へ行き、残りの4日間は自宅で学習をしているような状況です。現在我が子は3年生なので、リモートワークの合間に何とか勉強を見てあげられています。しかし、これから高学年となっていけば私の教え方では問題が生じるかもしれません。先行きが見えない中、いつまでもこのような生活を続けることは難しいと思います。私自身も変異株が怖いので仕方なく…といった感じです」(44歳ママ・子ども9歳)

 

積極的に休ませることに不安・抵抗はあるようで、「いつから普段通りに学校へ行かせてあげるべきか」をとても悩んでいる様子でした。
新型コロナウイルスの終息の気配が見えない今、自主休校を選んでも悩みは尽きないと言えます。

あらゆるリスクを想定して備えておくべきこと


新型コロナウイルスが猛威を振るう今、あらゆるリスクを想定して事前にいろいろな備えを済ませておく必要があります。
とくに、以下の3つは最低限チェックしておきましょう。

・いつリモート学習に切り替わってもいいよう環境を整える(とくに通信環境)
・リモート化した場合の仕事の調整、子どもの預け先を考えておく
・自主休校させるボーダーラインを決めておく(同じクラスに感染者が出たら…など)

臨機応変に対応するためにも、「万が一」のシーンを想定しておくことは大切です。
子どもはもちろんのころ、家族全員を守るためにも覚えておきましょう。

学校が再開しても何が起きるかわからない

学校が再開しましたが、今後はリモート学習に切り替わったり、自由登校になったりなど、さまざまな変化が想定されます。
どのような状況になっても臨機応変に対応できるよう、今からできる準備は積極的に整えていきましょう。

粕谷麻衣

粕谷麻衣

フリーライター、記者

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