2021.04.30
育児中のキャリアアップは可能?コツやおすすめの方法をご紹介
やる気のあるママにとって「キャリアアップ」は重要な目標。しかし、子育てに追われていると、キャリアアップを諦めざるを得ない…と悩む方も多いでしょう。しかし、子育てを理由にキャリアップを断念するのはもったいないものです。そこで、今回は、育児中でもキャリアアップするための、コツやおすすめの方法をご紹介します。
キャリアアップに悩むママは多い
育児中は、仕事だけに夢中になれるわけではありません。家事に育児に、園や学校の係に…とやることが多いのが事実。キャリアアップに躊躇してしまうママは少なくありません。実際、キャリアアップを躊躇しているママからは以下のような意見が挙がっています。
「キャリアアップをしたいのですが、正直勉強時間を確保できません。朝は子ども達の登校・当園準備でバタバタしていますし、日中は仕事。夕方からは子どもたちの食事作りや家事に追われています。一時期、子どもたちが眠った後の時間を資格取得のための勉強に充ててみようかと思ったこともありましたが、正直毎日疲れ果てていてそのような気力も湧かないのが現実です…」(41歳ママ・子ども8歳3歳)
「今後の収入を考えるとキャリアップは必要だと思っています。新型コロナウイルスの影響で、「正社員が安全」とは言い切れなくなった時代であること状況を見ると、どこでもやっていけるようなキャリアやスキルは必要ですよね。ただ、子育て中の身だからか、上司からは昇進の意思がないと思われているようで…。子どもがいるというだけでキャリアップがしにくいなと感じます」(39歳ママ・子ども7歳5歳)
育児中のキャリアップの実態を見てみると、時間的な問題や、会社側の判断など、さまざまな問題が立ちはだかっているような印象です。
子育て中のママがキャリアップするためには、さまざまな工夫が必要であると言えるでしょう。
育児中のキャリアップのコツ・方法
育児中であっても工夫次第でキャリアップへと近づくことは十分可能です。具体的に、どのようなコツ・方法があるのか参考にしてみてください。
家事時短を短縮して勉強時間を確保
キャリアップを目的として資格取得や、専門性の高い業務の勉強などを行う場合には、やはり勉強をするための時間が必要です。そんなときに、大きな味方となってくれるのが「便利家電」でしょう。近年は、優れた便利家電が数多く販売されている状況です。お掃除ロボットをはじめ、しわになりにくい乾燥機付き洗濯機など、家事の時短につながるような家電は増えてきています。
便利家電を取り入れることで、必然的に時間に余裕が生まれるもの。無理なく勉強時間を確保しやすくなるでしょう。
昇進希望の意思を上司に伝えておく
意外にも忘れがちですが、昇進したいという意思を上司に伝えておくことは大切です。本記事でもすでに触れた通り、会社側は悪気なく「彼女は育児中だから昇進の話を断るだろう」と判断する場合があります。
実際、育児中の女性の中には、積極的な昇進を望んでいないケースも多いもの。思わぬ誤解につながらないよう、昇進の意思はきちんと伝えておくことが大切です。
得意分野を副業で活かしてみる
早急なキャリアップを視野に入れているわけでないなら、自分の得意分野を、「副業」に活かしてみてはいかがでしょうか。
実績を作れるだけではなく、副収入を得ることも可能。そのうえ、いざというときには、個人事業主や起業という形でキャリアアップ・ステップアップにつながる場合もあります。
ちなみに、筆者は「カメラ好き」が高じて、カメラマンとして副収入を得ていたことがありました。地元の出版社にカメラマンとして売り込んでみたり、七五三などの出張撮影の委託を受けたりなど、さまざまな実績を重ねながら週末カメラマンとして活動していたこともあります。
思わぬ形でキャリアップにつながるケースは珍しくないため、ぜひ得意分野を活かすことも考えてみてください。
転職を視野に入れてみる
かつては、一つの会社で定年まで働くことが一般的でしたが、現代は「転職してキャリアップする」という選択肢も増えてきています。
会社によっては、能力があっても昇進が難しい場合や、年功序列の意識が根強いことからキャリアップを認めてもらえないこともあるでしょう。
そのため、転職情報をリサーチしたり、今のライフスタイルで無理のない転職先を探してみるなど、準備をしておくことがおすすめです。
今すぐ転職するわけではないとしても、日ごろの情報収集は将来の転職のヒントになるはず。必要に応じて「キャリア・コンサルタント」などの専門家に相談し、自分のキャリアを見直してみるのも良いでしょう。
子育て中でもキャリアップは諦めない!
育児に追われていると、せっかくのチャンスがあってもあきらめざるを得ない…と悩む方が少なくありません。
しかし、工夫・アイデア次第で、意外にもさまざまな選択肢が生まれてくるものです。
ぜひ、子育てとのバランスを図りながら、キャリアップも目指してみてください。
粕谷麻衣
フリーライター、記者