2021.06.16
家事育児仕事に多忙すぎて爆発寸前!試してほしいママたちの気分転換法
忙しいワーママたち、日夜仕事と育児に励みながら「気分転換」ってどうしているのでしょう?ひとりの時間も確保しづらいママたちが「こんな時間がないとやってられないわ!」としている様々な気分転換方法を紹介します。
聞いてみた!みんなの気分転換方法
友達との飲み会。一応1カ月に1回は週末に夫が子どもを見てくれて行ける約束になってはいるけど、体調崩すとか私の雑用が山積みとかで、だいたい2カ月に1回のペース。ママ友や仕事関係から出来た知り合いとか顔ぶれを変えて、行く店も毎回違うところに。ママ友とは愚痴吐き出しまくり、幼なじみや仕事の知り合いとは独身気分で刺激を受けるし、私にとっては大きな気分転換になっていました。ですが、コロナの影響でそんな機会も減り、かなりつらい状態に。そんなときはリモートでつながり夜な夜な愚痴をこぼしています。リモートだと、実際に会えないから寂しいけど、頻度高くできるのでその点は嬉しいですね。(Nさん/36歳/2歳児)
ひとり映画。子連れで見るアニメはもうウンザリ。R18クラスのサスペンスをビール片手に見る!スプラッターからアクションものまでスッキリするんです。(Tさん/29歳/1歳児)
バレエ教室。チケット制なので曜日が決まっていないから、残業がなく夫が保育園にお迎えに行ける時に通っています。平均して月に2回程度ですが、身なりから入るのですっかりバレリーナ気分。子どもの頃からやりたかった習い事で娘が生まれたら絶対!と思ってたけど男子ふたり・・・、じゃ自分でやろうと思ったのがきっかけですが、いい気分転換になっています。(Uさん/36歳/8歳児・5歳児)
やっぱり買い物かな。家族で行くショッピングモールではなく、青山や渋谷、代官山へ行きブラブラする。子どもと夫なしでゆっくりお茶を飲み、散財すると発散できる。(Mさん/38歳/6歳児・4歳児)
キーワードは「おひとり様」。大勢で集まったり習い事でも、「子ども・夫なし」が気分転換のポイント。独身時代は「ぼっち」は寂しいと感じたこともあったのに、結婚したら、とにかくひとりで行動したいという声が目立ちました。
「家族でお出かけも気分転換には確かになるけど、その前後がイヤ。出かける前のドタバタ、帰宅してからの片付けや食事の準備、明日の段取りなど考えると結局、最後は疲れたなぁと思ってしまう」(Fさん/40歳/10歳・5歳)
そうなんですよね。ファミリーお出かけはその最中は子どもの笑顔も嬉しいし、もちろん賑やかで楽しい時間ですが、ママにとっては「ただ行くだけ」ですむわけじゃない。大荷物を解体し、洗濯機に放り込み、ぐずりだした子どもをあやしながら、すでに缶ビール開けて今日撮影した写真チェックなんぞをしている夫を横目にあわてて夕飯の支度をする。帰宅後の慌ただしさが一気にママの疲れを倍増させてしまうんです。
世の中のパパたち「家族サービスしたぞ」と満足だったりするようですが、ココが大変だってこと、理解しているのでしょうか。
でも実は一番多い気分転換は睡眠!
趣味や好きなことをしている時間は夢中になれる、ひとりでお出かけするとスッキリする。でも気ぜわしい日々を忘れられる最も簡単な方法にして、でも子育て中のママがなかなか手に入れられないもの、それが
「睡眠」
です。だから気分転換として「寝ること」と答えた人が実はとっても多いんですよ。理由としては
・コレといった趣味がないから
・とにかく疲れているから
・寝たいだけ寝られるときがほとんどないから
・二度寝は最高
超多忙なワーママの素顔が見えてきて、なんだか切ないような、淋しいような。でも実際に幼い子どもを育てながら仕事をすると結局「睡眠時間を削る」しかないのが現実。だからこそ、好きなだけ好きな時間まで寝ていられる日、はワーママにとって最高の気分転換なのかもしれません。
寝るのも立派な趣味です!気持ちも体も爆発するまえに抜いていきたい
これといった趣味がない。そう答えたワーママも多かったし、仕事が趣味、という人もいました。
確かに夢中になれる趣味があれば、何より気分転換になるでしょう。雑誌やメディアの読者モデル系ママ、インスタでキラキラ中のママ、「今日はお花を購入!アレンジメント教室で習った通りにやってみました~」とか「ホットヨガで汗かいた!帰りに友達とワイン飲んだ!」なんて書いてあって、羨ましいなぁと思ったこともあるかもしれません。
でも趣味って言葉、もっと幅広く捉えていきませんか。ソファにゴロっとなってぼんやりテレビを見ている時間、昔ハマった漫画を大人買いして読むことも、オバチャンかも~と思いつつ韓流ドラマや再放送ドラマをまとめて見ることも、それでも頭の中がからっぽになる瞬間があれば、きっとあなたにとっての大切な気分転換タイムなんですよね。
脳みそは常にフル回転、段取りと仕事と子どもの心配事でパンパンになっているワーママたち。寝るのも立派な趣味です!
ふくらみすぎた風船は割れやすい。小さな針先でも破裂してしまう風船にならず、しゅるしゅると少しずつでも空気を抜いていきましょう。ポヨンポヨンの水風船、どこをつかんでも割れないでしょう? ギュッと心臓を握られるような辛い出来事がもし起きたとしても、水風船のように形を変化させながら、何とかやり過ごせるかもしれないのですから。
柔らかい生き方をどうか自分に許してあげて欲しいのです。1ミリのミスも失敗も後悔もない、ロボットみたいな完璧ワーママにならなくても、子どもにとっては「世界中でただひとり」お腹だしてコタツで寝ているママも大好きなことには変わりないのですから!
※この記事は2017年12月に公開されたものをリライトし再掲載しています。
大橋 礼
ライター
年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。