2021.06.24
幼児通信教材の特徴や使い勝手は?「こどもちゃれんじ」「ポピー」などの4社をすべて受講して比較した、リアル口コミ!
これから梅雨でなかなか外に出られなくなったり、夏暑くなったり、子どもの夏休みに入ったりと何かと家にいる時間が増えてきます。家にいる時間も有効活用したいと通信教材を始めようと考える方もいらっしゃるのではないではないでしょうか。そこで通信教材を3社実際に取ってみた観点からそれぞれの使い勝手などをご紹介します。通信教材を試したいという方の参考になればと思います。
ママも経験者多数の『こどもちゃれんじ』の特徴と使ってみた感想は?
我が家の子どもたちが1歳になったタイミングでまず手に取ったのが、しまじろうのキャラクターで有名な「こどもちゃれんじ」。
私自身が子どもの頃10年程活用していたのもあり、始めてみました。目を惹くかわいいキャラクターたちの存在はもちろん、「遊べるおもちゃがついてくる」ということで我が家の子どもたちの食いつきは、これから紹介する教材の中でもNO.1でした。
こどもちゃれんじのウリはなんといっても「遊びながら学べる」こと。遊んでいるうちに日常生活動作ができるようになったり、数が数えられるようになったり「いつの間に!」という経験をたくさんさせてもらいました!ただし、幼稚園に入るくらいまではお勉強感が少ないので、しっかり学習を!という方は少し物足りないかもしれません。
こどもちゃれんじを選ぶ時のポイントは?
こどもちゃれんじのもう1つのウリだと思っているのは費用負担が少ないという点です。費用負担をかけずに無理なく継続したいという方にはお勧めです。また、こどもちゃれんじはプラスのオプションが充実!最近では動画配信をスタートさせて会員は無料で見られるようになったほか、プラスオプションコースといい、低額のプラス料金を払うことでサイエンスやプログラミングも学べる教材が届き、同じ会社の教材を使って総合的に学べるところもうれしいですね。
また、CMやDMでもよく見るようにママの家事の合間などに「1人でできた」が叶う教材になっているのっで、隣でつきっきりで教える必要がないというのもワーママに好評なポイントです。
ユーザーママに聞いた!「こどもちゃれんじ」ここがよかったよ!
1歳から始めています。うちも双子なので教材1つでシェアで使っています。習い事だとこうはいかないので自宅でシェアしながらたくさん学ばせてあげられるのがうれしいです。(Tさん。3歳双子)
現在フルタイムで働いています。自分もこどもちゃれんじの教材がおもちゃだったこともあり、復帰をした3歳から始めていますが、毎日楽しく取り組んでいます。そろそろかんたんすぎ!と飽きてきたようでベネッセさんに確認したら1学年上の教材へのレベルアップで取るのも可能とのこと!レベルアップOKはありがたく、子どもと検討しています!(Sさん、4歳)
4歳の男の子がいますが、2歳より夫の転勤で海外にいます。いずれ戻る予定なので日本語や日本の文化を教えられない…と悩んでいましたがこどもちゃれんじは海外でも契約できたし、家にいながら日本の文化や日本語を教えられて助かっています。(Sさん、4歳)
ママパパ世代も利用者多数の『ポピー』の特徴と使ってみた感想
昭和世代のパパやママはユーザーでした!という声の多いポピー。「こどもちゃれんじ」ができたのが1988年なので、これより前に生まれた方ではポピーユーザーが多いようです。昔のポピーは教材を持っていると、ポピーの方が教材を使って家庭教師をしてくれたようですが現在はその制度はなく教材が届くのみです。
我が子たちは、こどもちゃれんじに早々に飽きたため、2歳の冬からパパの影響もあってポピーに切り替えました。なんといってもポピーの魅力は今回ご紹介する教材の中でも教材費が安いこと。1カ月当たり1000円を下回るため、兄弟姉妹でも無理なく始められます。また、最新の脳科学の研究成果を反映し、脳科学者・篠原菊紀先生の監修・指導で作られているというところもポイントです。
内容はシール貼りがメインですが他にも歌を歌う、身体を動かす、日本の名作をかんたんにしたものを読み聞かせる、ハサミやのりを使って工作をするなどトータルでいろいろなことを学べる内容です。
ポピーを選ぶ時のポイントは?
まずは価格です。価格を押さえつつ質の高いものを求めるのであればお勧めでしょう。価格が安い分、おもちゃなどの付録が付くことはなく、たまに紙製のおままごとセットがついてくることがあります。おもちゃを増やしたくないという方には良いと思います。また、ポピーは子どものレベルに合わせて教材選択がOKです。なので、先取り学習をさせたいならば1学年上、ゆっくりやっていきたいならば1学年下など柔軟に教材の変更ができるのも魅力です。
ユーザーママに聞いた!ポピーここがよかったよ!
圧倒的に値段を重視しました!!おかげで、習い事の予算内に収められたので、子ども2人に学習の習い事プラス他のこともやらせてあげられています。(Tさん、4歳、2歳)
初めから文字を書かせるようなワークが多い印象受けていましたが、ポピーはまずシールを貼って勉強を楽しませていくことに共感しています。上の子の習い事の待ち時間などに楽しんでいます。ボリュームも多すぎず少なすぎずで無理なくできているので良いと思います!(Rさん、6歳、3歳)
難易度高めでやりがいあり!『Z会』の特徴と使ってみた感想
お受験を視野に入れた進学塾としても有名な「Z会」の教材です。これまでご紹介した教材は0歳から始められるのですが、Z会は最少年齢で4歳からのスタートが推奨されています。中身はワークだけでなく体験型教材が入っているということが最大のポイント。大人の準備は大変ですが、何かを作ったり育てたりという経験ができ、さらにその内容がワークとリンクしていてより理解を深められます。
Z会も子どものレベルにあっているならば1学年上の教材からスタート可能で、我が家も1学年上でスタートしています。これまで紹介した教材のようにキャラクターなどがいないのでとっつきにくさはあるもののワークはカラフルですし、コツコツ学ぶという力はついてくると感じます。
Z会を選ぶ時のポイントは?
Z会が創立から目標としているのが子どもの「あと伸び」をする力。この力を育てたいというママにはお勧めです。また、Z会自体が名門大学入試を視野に入れて展開をしているというのもあり、将来的に長く続けていきたいという方にもおすすめです。ただし、Z会のスタッフに確認したところ、「Z会の通信教材を受講したことで小学校のお受験への対応はできない」ということなので小学校受験を目指し、この教材のみを活用するというのは難しいようです。
ユーザーママに聞いた!Z会ここがよかったよ!
なんといっても体験型教材が良いです!野菜を育てたり、料理を作ったりといろいろなことを経験させてあげられ子どもの興味の幅が広がりました!(Nさん、4歳)
実体験をワークでおさらいできるのがうれしいです。また、年中からは定額の料金で英語のデジタル教材が含まれていて広範囲に学べていると感じています。(Oさん、6歳)
新しいタイプの教材に利用者増加!『ワンダーボックス』の特徴と使ってみた感想
新しいタイプの通信教育として利用者が増加している「ワンダーボックス」。最近では幼児雑誌とコラボして、幼児雑誌へ問題の提供なども行っていますね。ワンダーボックスは、今、必要と提唱され始めているSTEAM教育の通信教材です。キットとアプリを組み合わせて遊びながらプログラミングなどを学んでいきます。ワンダーボックスは4歳~10歳が対象なのですが、一部の教材を除き、教材は全学年共通です。学校の内容とリンクした学習内容ではなく、思考力を伸ばしていくことを目的としており、この思考力を伸ばした結果、子どもたちのIQや学力を大きく伸ばしたことが、慶應義塾大学とJICAとの共同実証実験において、証明されています。
アプリだけでなくオフラインでの教材やペーパー教材もあることや、アプリにタイマーが書けられるので画面を見すぎている…という心配を防ぐことができるのもうれしいポイントです。
ワンダーボックスを選ぶ時のポイントは?
STEAM教育に興味があるという方にはぜひおすすめしたい内容です。また、STEAM教育が学べるものですとアプリなどのオンライン完結が多い一方、オフラインでも学べるのが魅力であるといってもいいでしょう。会費は通信教材にしてはお高いのですが、兄弟で受講すると兄弟は半額ほどになるので、何人かの兄弟みんなでSTEAM教育に触れさせたいという方にもおすすめです。
ユーザーママに聞いた!ワンダーボックスここがよかったよ!
STEAM教育関係の習い事は、費用負担が高いのですが、家で、兄弟で初めても費用負担をおさえながら無理なくできるのがうれしいです。兄の方はプログラミングに夢中です!幼稚園児と小学生が一緒にできるというのも共通の話題で楽しめていてよさそうです。(Tさん、8歳、4歳)
アプリだけでなく実際に手を動かせるのが良いですね。5歳の子どもはおかげさまで図形をマスターしました!(Sさん、5歳)
トライアルも試しつつお子さんに合った教材の選択を!
今回紹介した通信教材はポピーとZ会とワンダーボックスについては無料のお試しキットが、チャレンジについては、1カ月のみの購入も可能です。 いろいろと試してみてお子さんにぴったりな教材が選択できると良いですね。
ふう
双子ママ看護師