2021.08.30
キャラクターものや色…「ランドセル選び」で困ってしまったことって?最終的なママたちの決断とは
最近のランドセルは本当にカラフルでおしゃれなものが多いですよね。筆者の子どもが小学校入学準備でランドセルを購入する際も、色とりどりで長時間悩んだ経験があります。性別を問わず自由なデザインを選べるようになったのは嬉しいところですが、親としては「え、そのデザインでいいの!?長く使うんだよ。途中で飽きたりしない?」なんて不安になってしまうようなランドセルを選ぶケースがあるようです。
「男だけど赤いランドセルがいい!」という我が子の声に…
「来年小学校に入学する次男の話なのですが、ショッピングセンターへランドセルを見に行ってみたところ、候補にあがるのが全て赤いランドセルだったんです。本人曰く、赤はヒーローの色というイメージがあるようで、他の色には見向きもしませんでした。
『黒もかっこいいよ!』『このブルーって○○戦隊っぽい!』といろいろ提案してみたのですが、次男は結局真っ赤なランドセルをチョイス。なんとか、刺繍にブラックが使われていたり、カッコイイモチーフが入っていたりしたものを提案して選んでもらいました。私としては、学校でランドセルの色でお友達にからかわれるのでは…と心配でしたが、本人が気に入ったものを選びました」(33歳ママ・子供10歳6歳)
昔は男の子のランドセルは黒、女の子のランドセルは赤というイメージでしたが、現代はあまり関係がありません。
赤でも男の子向けのランドセルは増えてきているので、色だけではなく細かなパーツなどにも目を向けて探すといいでしょう。
こちらのママの子は、偶然にもカッコイイデザインの赤いランドセルを見つけたようでラッキーでしたね。
鬼滅の刃デザインのランドセルを欲しがってしまい…
「鬼滅の刃ブームもあり、我が子はすっかりファンになってしまいました。イオンに行ってみると、鬼滅の刃をイメージしたランドセルを発見。『絶対にこれがいい!』と言って譲りませんでした。母としては子どもの意見を優先してあげたいのですが、高学年になる頃には恥ずかしくなるのでは…と心配しています。ひとまず、『これを候補にしようね』とお店を後にしましたが、どうしようか悩んでいます」(40歳ママ・子ども6歳3歳)
アニメやゲームとコラボしたランドセルが増えている現代。好きなアニメやゲームがある子どもにとっては魅力的に見えてしまうことは間違いありません。とはいえ、いつまでもそのアニメ・ゲームを好きでい続けられるかは大きな疑問。また、5年生、6年生と成長していくうちに、アニメやゲームがモチーフとなったデザインを背負っていることに恥ずかしさを感じてしまうかも…というママの気持ちも頷けます。
特殊すぎるランドセルデザインを気に入った娘
「娘とランドセルを見に言ったとき、『可愛い!』と手にとったのが、かなり特殊なデザインでした。くたっとしたような柔らかな質感のレザーのランドセル。リュックのような印象を感じるデザインで、大人から見ても可愛いとは思うんです。ただ、子どものランドセルとしては違和感のあるデザインだなというのが正直な印象で…。一般的によく見かける無難なデザインのほうが機能的にも使いやすいのでは?と感じるので、一旦その場での購入はやめました。ランドセルの使い方や入れる物、どれだけ長く使うものかなどを説明したうえで、改めて娘に意見を聞こうと思っています」(31歳ママ・子ども6歳4歳)
おしゃれなデザインや個性的なデザインなど、いろいろなランドセルが増えているだけではなく、使用する「素材」のバリエーションも増えてきました。
こちらのママの子どもは、小学生が持つにはちょっぴり違和感を覚えるランドセルをお気に召したようですが、親としてはやや不安が残る候補かもしれませんね。
子どものランドセル選びで不安になったら?
子どものランドセル選びで不安になったときには、一度以下のポイントを参考にしてみてください。
・子どもの好きそうな「カバー」を提案してみる(ランドセルは無難なデザインに)
・他のデザインも背負わせて鏡を見てもらう
・子どもの希望に沿ったカラーで別のランドセルを探す(赤でも、可愛らしいもの、カッコイイものなど今はいろいろある)
頭ごなしに「それはやめたほうがいい」と否定するよりも、他の選択肢があることを促したり、実際に着用した姿を客観的に見せてみたりして工夫することがおすすめです。また、最近はデザインが豊富なので、色だけで性別を判別するような時代でもありません。デザイン次第で男の子は赤を選べますし、女の子も黒を選ぶことはできます。子どもの意見を重視したうえで、ベストな選択をさせてあげたいですね。
ランドセルのデザインが豊富すぎて悩むママは多い
かつては、「女の子は赤、男の子は黒」が一般的だったランドセル。しかし、今はバリエーション豊かなランドセルが並び、ママを悩ませる事態となっています。子どものランドセル選びで悩んだときには、できる限り子供の希望に沿いつつ、本ページの対策を試してみてください。
粕谷麻衣
フリーライター、記者