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2021.12.03

年賀状、誰に何枚くらい書いていますか?知っておきたい年賀状サービスも紹介!



「もらったら嬉しい」「近況がわかる大切な1枚」「年末に時間がとられる面倒くさいもの…」。年賀状といえば、連想することもいろいろあるようです。 年賀状はそもそも昨年の感謝と新年の挨拶だけでなく、相手が幸せ多き一年を過ごせるよう祈りを込めて送るもの。今ではハガキという形だけでなく、メールやSNSアプリで送る人も増えています。とはいえ、ハガキでやり取りする「年賀状」は、日本の古き良き文化でもあります。コロナ禍で親せきや親しい人に会えなくなってしまったここ数年、「また年賀状を復活した」という方もいるようです。
今回は、年賀状「書いてる?」「書いてない?」をリサーチ、その理由や誰にどのくらい書いているか、なども聞いてみました。
また、ここ数年で「年賀状サービス」もどんどん進化し、種類も多岐にわたっています。使ってみたくなるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

年賀状、誰にどのくらい書いてる?


感染者数は減ってきたものの、今年もコロナ感染拡大に振りまわされた一年となり、昨年以上に⼈と会う機会が減った、という方も多いのでは。
創業から45年以上年賀状印刷に携わっているフタバ株式会社が行ったアンケートによると、今年の年末は昨年と比べて帰省する(予定)人が若⼲増加していることが分かりました。帰省する理由としては、「帰省する側・帰省先のワクチン接種が終了したから」、「コロナ禍だけど同じ県内に実家があるから」などが挙がりました。

しかし、「家族に⾼齢者がいる」、「⻑距離・⻑時間の移動にリスクを感じる」など、帰省を控える人もまだまだ多いようで、今年の年末年始もコミュニケーション不⾜が予想されます。その中で「2022年の年賀状」についてアンケートを取ったところ、「もらったら返信する予定」も含め、約半数近くが「送る予定」と回答しました。

また、「もらって嬉しい年賀状」については、「⼿書きのメッセージがある年賀状」、「近況が書かれている年賀状」、「写真が載っている年賀状」という意⾒が多く挙がりました。
ママたちの年賀状事情も聞いてみました。

来たら返す感じ
ここ数年、職場の人やまめにLINEとかで連絡とっている友人とは「年賀状やめよう協定」を結んでいるし、交友関係も年々狭まってきているので、年賀状は来た人にだけ返すようにしています。ただ、コロナ禍になってなかなか会えない親や親せきには書くようにしています。主人もそんな感じで、夫婦二人で100枚行くか行かないかという感じです。毎年11月末くらいから印刷注文するのですが、今年はまだ何もしていません。
〔Tさん、子ども5歳〕

住所リストに保存してある人には全員出す
毎年、住所リストに保存してある人には全員出しています。私が100枚、主人が40枚くらい、長男が2~3枚ですかね。関係がかなり希薄になってきた人には手書きメッセージなしで送ってしまっています…毎年年賀状アプリを使って、家族写真にちょっとしたデザインを加えて作っているので、似たようなパターンばかりですが(苦笑)。〔Hさん、子ども9歳、4歳〕

年賀状を書く理由は?


年末だけでなく、家事に育児に仕事に年がら年中時間に追われる中、毎年しっかり年賀状を書く理由を「書く派」のママにお話を聞いてみました。

今年こそ20枚だけ!と決めたいけど、気づくとどんどん書いてる…
かつてお世話になったけど、なかなか会えない人には近況を伝えたいと思って書いています。書くのをやめようと思ったことはありませんが、書き始めると「あの人もこの人も…」となってしまうので、2022年こそ「線引きして20枚に収める!」と思っています。でもなんだかんだ「そうだ、あの人」と思ってしまい、気づけば100枚近く書いてそう(苦笑)
〔Fさん、子ども10歳、7歳〕

実は1回やめてみた
両親もしっかり年賀状を書く人だったので、なんとなく自分の中で風習というか義務として毎年書いています。毎年、送った人からは返事が遅くて、なぜか送っていない人からばかり年賀状が来て、返すほうが大変。なので、1回だけ年賀状をやめてみました。近しい人や日頃連絡を取っている人にはメールやLINEで年賀状は失礼するね、と伝えましたが、結局それ以外の人からはジャンジャン来る…返事をしないのも失礼だし、手間もかかるし結局次の年からまた再開しました。でもやっぱりもらうと嬉しいし、子どもも私を真似て友達に書いたりしているので、「年賀状は日本の良き、受け継がれるべき文化なんだな」と思っています。〔Iさん、子ども7歳〕

年賀状だけの関係も大切
大学時代の恩師や、前の職場でお世話になった方が全員年配で、その当時メールアドレスなんか聞かなかったし、もちろんLINEもない時代。年に1回の年賀状でつながっている関係を大切にしたいな、と思ってずっと書いています。遠くに住む友人とも、日頃子どもの写真を送り合ったりはしないので、子どもの成長を伝え合う意味でも年賀状のやり取りを楽しんでいます。〔Yさん、子ども17歳、13歳、8歳〕

年賀状を書かなくなったきっかけは?


年賀状は書かなくなったというママに、なぜやめたのか、年賀状の代わりに年始の挨拶はどうしているのか、年賀状が来た人への返信はどうしているのか、などを聞いてみました。

あまりにも人間関係が広がりすぎて…
仕事関係であまりにも人間関係が広がりすぎてしまって、いちいち出していると大変な枚数になるので、SNS上で「お一人お一人に出せずに申し訳ありません」という一文を出しつつ、新年の挨拶をしています。業務上でもらう年賀状が多いですが、申し訳ないですがスルーしています…仲のいい友人数人とは、LINEなどで個別に「あけおめ!」と言い合うくらいですね。〔Sさん、子ども10歳、8歳〕

どうせ1月初めに会うし!?
学生時代は先生や友達に書いていましたが(親に「書きなさいよ~」と言われて書いていた記憶が)、今は親しい人とは日頃なにかと連絡を取っているし、職場の人とはどうせ1月の初めに顔を合わせるので、社会人になってから年賀状は書いていません。
すごく失礼な話で怒られそうですが、来てた人(もうほとんど接点のない人)にも数年返事を出さなかったら来なくなったので…〔Oさん、子ども2歳〕

そもそも住所を知らない…
中学生くらいまでは出していましたが、高校になったら携帯を持つようになってメールで連絡できるので、徐々に書かなくなりました。今はみんなほぼ結婚して引っ越しているので、住所は知らないから年賀状は出せない(笑)会う時は外で会うし、家に遊びに行くとかもないので…学校の先生も引っ越したり亡くなったりで出さないし、職場の人には出す気ないし、親せきは年始に集まって顔を合わせるから書く必要ないし、今はまったく書いていないですね。〔Uさん、子ども11歳、9歳〕

年賀状サービスはこんなに進化している!


ここでは、年賀状を書いている人にも、書かなくなってしまった人にも、「使ってみようかな」という気にさせてくれる年賀状サービスをいくつか紹介します。

貼るだけ年賀状テープ〔フタバ株式会社:貼るだけ年賀状テープ ハイカラ【T-HN ハイ】 | フタバオンライン 〕
マスキングテープ状になっていて、切って貼るだけで簡単にオリジナル年賀状が作れます。切り方や貼り方を工夫したり、違うテープと組み合わせたりすることで、個性豊かなアレンジが楽しめるようになっています。書くのは数枚だけだし印刷が面倒くさい…かといって手書きも…という方にピッタリです。

デザインに悩んだら?!〔株式会社アクセア:お子さまのお写真で作る「きぐるみ年賀状」

株式会社アクセアが運営する名入れメモリアルグッズのお店「tocoche(トコシェ)」が開発した、子どもの顔が入る「きぐるみ年賀状」。子どもの写真をメールで送るだけで、トコシェのデザイナーが写真をきぐるみテンプレートに当てはめて、きぐるみを着ているような可愛いデザインに仕上げます。2~3人分の顔が入るデザインもあるので、きょうだいや双子がいる家庭にもおすすめ。オリジナルメッセージや差出人の名前・住所等も入れてくれます。

こんなときだからチャリティー年賀状〔スマホで年賀状/ネットで年賀状)

株式会社博報堂アイ・スタジオは、2022年向け年賀はがきのデザインを募集する学生向けコンテスト「チャリティー年賀状 全国学生デザインコンテスト 2022」を開催し、入選101点を特設のWebサイトで発表しました。選ばれたデザインは、オンラインで購入でき、教育格差解消を目指す「公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン」の活動に寄附されます。誰かのためになるなら買ってみようかな、書いてみようかな、という方はぜひ。

また、今までもらった年賀状が溜まっている、何十年分もあってなかなか捨てられない…年賀状にまつわるそんな困りごとを感じている人も少なくありません。フタバ株式会社は「年賀コレクション」として、カメラでスキャンした年賀状を画像データで保存、これまで届いた年賀状をアプリで簡単に整理整頓できるサービスを提供しています。捨てられない年賀状がたくさんある、あるいは大切な年賀状をなくしてしまったときでも安⼼ですね。

「書くならちゃんと書かなきゃ」「書くのはいいけど枚数が多くて」「子どもの写真付きだと不愉快に思う人もいるかな」と、つい面倒な気持ちや悩みが先立ってしまいがちですが、「元気そうで何より」「この子、こんなに大きくなったんだ」と、しばらく会っていない人や普段連絡を取れない人の近況を知ることができるのは、やはり嬉しいものです。
今年はちょっと重い腰(腕?)を上げて、年賀状に思いを込めてみませんか。当たり前のように伝えていた⾔葉や気持ちを届けることができない今だからこそ、「年賀状でのコミュニケーション」は新鮮かもしれません。


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