2022.01.24
習い事の通学とオンラインってどう違う?メリットデメリットを実際の経験から紹介
コロナの影響で増えてきているオンライン。これまで通学して対面でやり取りするしか方法がないのではと思われていたアートや化学実験、リトミックやダンス、英語などの習い事もオンラインに切り替えるところが増えてきています。
まだまだコロナと付き合うことが求められる中、新年度を迎えるにあたり習い事を検討される方もいらっしゃるかもしれません。習い事のオンラインと通学のメリットデメリットをご紹介します!
オンラインで習い事をするメリットとデメリット
まずは、自身の経験や経験者の声から、オンラインで習い事をするメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
オンラインで習い事をするメリットは主に2つあります。
1つは、いつでもどこでもできること。オンライン自宅でもそれ以外でもできますし、何時でもできます。なので、保育園や幼稚園の時間とともにスケジュール調整がしやすいという特徴があります。うまくスケジュールを組むことで子どもの体力面での負担が少なく、お友達と遊ぶ時間も確保しながら習い事をさせられるので、子どもへの負担が少なく継続しやすいといえます。また、兄弟で別の習い事を希望したときにそれぞれの思いをかなえやすいのもオンラインならでは。我が家も子ども2人が別々の習い事をしたいといったときにオンラインを活用することで希望の習い事をさせてあげられたため、オンラインが普及してよかったと強く思いました。
もう1つは送迎不要ということ。例えば雨の日や冬の寒い日など外に行きたくなくて習い事を行き渋る子もいます。ほかにも、下の子が小さくて習い事の送迎が負担になる、上の子のお迎え時間や小学校の帰宅時間を考えると、習い事の時間に外出ができず習い事を始められないなんていう方もいるそうです。送迎不要なことでママの体力的な負担を減らしつつ、兄弟のスケジュールに合わせて、習い事ができるという点も魅力です。また、自宅という慣れた環境でできるので、場所見知りをする子や、母子分離が未だうまくいかない子でも習い事がしやすいといえるでしょう。
デメリット
良い面もたくさんあるオンラインでの習い事ですがデメリットもあります。1つは、子どもが集中できないということ。やはり自宅では集中できないという声が多いです。特に幼児ではおもちゃなどの誘惑がたくさんある自宅で数十分じっと座っていることが難しいので椅子から離れて画面は空っぽなんていうこともあります。
2つ目は親がつい口を出してしまうということ。
自宅で習い事をしているので親も当然ながら習い事の内容が聞こえていますし、習い事を受ける姿も見ています。態度の悪さや、なぜ答えられないのか?などついつい口を出しそうになることもあるようです。
通学で習い事をするメリットとデメリット
オンラインが出てくるまでは通学の習い事が当たり前でした。通学で習い事をするメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
通学での習い事をするメリットは3つあります。1つ目は人との交流ができるということ。。幼稚園、保育園以外の先生やお友達などいろいろな人と交流できるのが最大のメリットといえるでしょう。幼児期は人から刺激を受けやすい時期なので、ここで受けた刺激が子供の成長に対して良い方向につながることもあります。
我が家の子どもも習い事で出会ったお友達に影響され、引っ込み思案だったのが何事に対しても意欲的に前向きに取り組むようになりました。
2つ目は集中できるということ。教室という環境でその習い事に集中しやすいのもポイント。また、自宅だとなかなか学習が進められない、一緒に学習する仲間が欲しいという方にはおすすめといえます。
3つ目は教材がそろっているということ。教材が目の前にたくさんそろっていて実際に教材を使用しながら学べるというのもポイントです。教具が必要という習い事は通学がおすすめですね。
デメリット
通学で習い事をするうえでデメリットと感じるのは次の3つです。
1つ目はやはり送迎が大変ということ。天気が悪い時の送迎は大変ですし、兄弟のスケジュールを調整するのも難しいもの。さらに子どもも園から帰ってすぐに習い事となると準備などでバタバタして習い事行く前に疲れてしまうなんていうこともあります。
2つ目は人間関係が大変ということ。人に刺激されることはメリットでもある一方、やはり人間関係にデメリットを感じることもあります。習い事のお友達と気が合わなくて気疲れしてしまうという子もいますし、特にママは待ち時間のママ友との時間が苦痛なんていう方もいます。
3つ目はオンラインと比較すると同じ習い事でも価格が高くなること。
オンラインと異なり通学すると、施設維持費や教材費などがかかるので月謝が高くついてしまうこともあります。
オンラインと通学、どちらがベスト?
ここからは習い事別にオンラインと通学どちらがベストなのかを、各習い事の講師をしている方々にも聞いてみました。
未就園児から年少まではなるべく通学を選んでほしい
実際にオンラインで講師をしている方に話を聞くと、未就園児はどんな習い事でもなるべく通学を選んでほしいというお声が多く聞かれました。
その理由としては未就園児は25分程度でもじっと座っていることが難しくレッスン継続が困難な場合も
あるそうです。またパソコンの回りは普段の自宅環境のため集中しづらいし、回線エラーなどによって集中が切れることも。
そのため、せめて年少の前半くらいまでは、オンラインではなく通学を勧めるというのがプロたちの見解です。
技術を教わるものは通学がベター
ピアノ、バレエ、ダンスなど技術を教わる習い事も新型コロナウイルス感染症の影響でオンラインに切り替えるところが増えてきています。
ですが、技術を教わるものはオンラインだと細かい指導が難しかったり見本を見せにくかったりするということから、技術を教わるものは通学がベターであるといえるのです。
なるべくたくさんやりたい言語系はオンラインがベスト
英語などの言語系は、週に1度よりも週に何度もする方が効果が期待できると考えられています。ですが、週に何度も通学となると負担も大きいもの。
ですが、オンラインにすれば通学せずにレッスンを受けられます。さらに近年ではオンラインの方には週に何回でもレッスンを受けられるプランも多く組まれており、言語系は、オンラインにすることでかなりの効果が期待できると考えられているようです。
また、インターナショナルスクールのアフタースクールをオンラインで受けたり、海外の習い事を受けることもできるのでさらに選択肢も増えるといえますね。
オンラインと通学それぞれ我が子に合ったものを活用してみて
メリットデメリットそれぞれあるオンラインと通学。それぞれ我が子に合っているポイントを抑えて有効に活用することで、我が子に良い経験を積ませてあげられるのではないでしょうか。
習い事を検討される際にはぜひこちらを参考に親子で話し合ってみてはいかがでしょうか。
ふう
双子ママ看護師