2022.06.28
私立小学校の説明会がスタート!服装や説明会で見ておきたいポイントとは?
早いところでは5月から私立小学校の説明会がスタートしました。私立小学校の説明会は、主に年中~年長さんをターゲットとしていますが、最近では年少での参加OKなところも増えています。今年は新型コロナウイルス感染症が少し落ち着いてきたこともあり、家族の人数制限が取り払われ、子どもも自分の目で小学校を見に行けるようになったり、オンラインから対面に切り替わったりもしています。
年少で3校の私立小学校説明会に参加した筆者が、これから私立小学校説明会の参加を検討するママにおさえておいてほしいポイントをご紹介します。
働くママでも私立小学校の説明会には参加ができる!おさえてほしいポイントは
私立小学校の説明会は授業見学を兼ねているところも多いので、平日に実施されることが多く、ワーママの参加は難しいという懸念点がありました。
しかし最近ではワーママでも無理なく参加できるところが増えています。
土曜日に説明会を行っているところをチェック!
一昔前の小学校受験=専業主婦の家庭というような考えは圧倒的に減り、最近では共働きの家庭でも小学校受験を検討するところが増えてきています。
そのため、ワーママに配慮して土曜日に説明会を行うところも増えてきました。ただし枠が少ないので、早めの予約がおすすめです。
たとえば今から夏や秋の説明会を狙うと確実に枠がとれます。
平日は仕事があり、子どもも保育園なので土曜日の説明会枠で参加しました。学校が土曜日も授業があるところでは授業風景も見せてもらえて、平日の説明会と変わらないくらいしっかりと説明も聞けて安心しました。(Rさん、5歳男の子ママ)
あえて仕事帰りの時間に説明会を行うところも!
最近では、学校によるもののお仕事帰りにあたる18~19時より平日の説明会をスタートさせるところも増えています。こういった学校をチェックしてみましょう。こちらも早めの予約がおすすめです。
お仕事帰りに行ける説明会に子どもと主人と参加しました。説明をしっかりと聞けましたし夜間でしたが校内もくまなく案内いただけました。ただ、子どもたちの授業風景などは見られないので、子どもと先生とのやり取りなどを見にもう一度土曜日に行く必要はあるかもしれません。(Tさん、5歳女の子)
説明会にはどんな服装で行けばいい?
私立小学校の説明会で気になるのが服装です。説明会にどんな服装で行けばいいのか、パパ、ママ、お子さんそれぞれの観点で実際に説明会に行った視点からご紹介します。
パパはスーツ一択!
説明会に行くと、パパはほぼスーツでしたのでスーツで行けば間違いありません。パパは説明会に入らず、送迎のみであってもカジュアルな格好をしているパパは少なく、スーツまでとはいかなくてもきちんとした格好をされている方ばかりでした。
ママも紺のフォーマルスタイルがほとんど
ママもフォーマルスタイルの人がほとんど。ジーンズだったり、カジュアルな装いのママはほとんどいませんでした。
普段仕事が私服出勤でないママさんであれば仕事着でも十分かと思いますが、私が行った学校はすべて、ママさんたちも紺のジャケットやパンツ等で来ていました。そのため、紺のワンピースやセットアップで行くのがベターといえるでしょう。1着持っておけば、他の学校の説明会やお受験時などさまざまな場面で活躍するので持っていても損はないでしょう。
子どももフォーマルスタイルの子がほとんど!受験着と併用の子も
子どもたちもほとんどがフォーマルスタイル。女の子であれば紺のワンピース、男の子もシャツに黒や紺の半ズボンで説明会へ参加していました。
幼稚園の制服で参加している子もいました。
初めての説明会のときに、出会ったお母さんが、3人の子どもを私立小学校に入れている方で、その方に説明会で着る服は、受験を想定した服装で問題ない、むしろ着慣れていて子どもも受験の時にすんなり着てくれるということを聞きました。ですので、受験を見越してワンピースを新調し、その服で説明会から受験まで1着で乗り越えました。(Nさん、7歳女の子ママ)
私立小学校の説明会でどんなところをみるべき?
私立小学校の説明会ではあらかじめ資料が配布されているので、カリキュラムや中学校への進学率など細かい「情報」は資料を見ればある程度は理解できるといえます。それでは、私立小学校の説明会ではどのようなところを見ておけばよいでしょうか。
先生については特に重要視するべき!
先生の雰囲気や先生同士のやり取りを特にチェックすべきポイントです。
私立小学校は公立小学校のように先生がころころ変わらないので、今いる先生はそのまま我が子がお世話になる先生といっても過言ではありません。
先生の雰囲気はもちろん、先生同士のやり取りなども見て、先生同士の関係性や言葉遣い、子どもと先生で態度が変わらないかなどは見ておくべきポイントといえるでしょう。
志望校ではない私立小学校の説明会で先生同士のやり取りが非常に高印象でした。一方、志望校では明らかに若い先生を、ベテラン先生がこき使っているという点や、私達保護者の前と先生同士では明らかに態度が違う先生もいたことが引っ掛かり、志望校を変えました。こういった視点も大切だと思います。(Tさん、5歳女の子)
課外授業の内容も重視
実は小学校のカリキュラムは公立と私立では基礎的な部分はほぼ変わりません。つまり、小学校6年間でやることはほとんど同じなのです。
それでは、私立と公立の差が何かというと、課外授業など授業以外に何をしているのかという点です。
例えば、自然教室などお泊りをして自然に触れ合う機会が充実している、学校に自然があふれている、外国語の授業や外国人との交流などが充実しているかなどご家庭で重視していることをやっているかどうかもチェックポイントとなります。
先輩ママに聞いた!私立小学校ならではのチェックしておきたいところは?
上記2つ以外で先輩ママたちが私立小学校の説明会に行くならチェックしておいてほしいという点は次の2つです。
1つは、構内の設備。子どもが安全に生活できるかは見ておきましょう。特に近年は防災面や防犯面のチェックに力を入れる家庭が多いそう。
自宅から遠距離に通うので、登下校の情報はメールで送られてくるか、警備員が常駐しているのか、登下校時は先生方が最寄り駅までついてくれているのかなども調べておきましょう。
もう1つは中学校に向けての対策です。実は私立小学校では系列の中学校が女子校で男の子は系列中学校に上がれないというところや、系列中学校ではなく他の中学校を受験することを推奨する学校もあります。
私立小学校は学費がかかるので、中学校受験のための費用を捻出するのが難しいということもあるかもしれません。学校が中学校受験の対策をしてくれているのかどうかという点もポイントです。
私立小学校の説明会では先生にどんどん話しかけるべし
先輩ママたちはとにかく私立小学校の説明会では先生にどんどん話しかけることを推奨しています。実際に、私が行った3校も年長さんのご家族はどんどん先生に話しかけていらっしゃいました。その理由は次の通りです。
先生の態度や雰囲気が直接感じられるから
先生の親や子供に対する態度は話しかけたほうがわかりやすいです。一見すると無表情で愛想が悪いと思っていた先生も話しかけてみたらまじめで熱血タイプだったというようなことも。さらに、前述もしたように保護者への態度と先生同士の態度が違うという先生もいるので、先生の質を見るためにも話しかけることが良いといえます。
説明会で得られなかったおこぼれ情報をゲットできることも
先生に話しかけたほうが、全体の話では聞けないより詳しい情報が手に入ります。もちろん、全ての学校で先生がいろいろ応えてくれるということはありませんが、話しかけても損はありません。
次女の説明会で、とにかくいろいろな先生に話しかけました。お受験の時までにこんなことができるようになるといいよ、入学したらこんなことをするよということなど、長女のときには得られなかった情報を先生が丁寧に教えてくれたので、とても参考になりました。長女のときももっと先生に積極的に話しかければよかったと後悔です。(Sさん、9歳、4歳女の子ママ)
ポイントを抑えて、説明会へ参加してみよう
私立小学校の説明会は学校によって回数や時間はさまざま。体験授業をするところもコロナによって増えてきたけれど、まだ体験授業すらないところもあります。数限りがある説明会なので、小学校受験を検討している方はポイントを抑えて参加してみてはいかがでしょうか。
また、服装などの準備や時間の関係でいけないけれど、小学校受験をしたいと考えているのであれば、学校が何校か集まって行う説明会も適宜あるので、情報をキャッチして参加してみてくださいね。
説明会だけでなく公開授業などにも参加して、子どもたちの授業風景なども見て我が子にマッチしているかチェックするのもお忘れずに。
ふう
双子ママ看護師