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2022.07.19

紛争・異常気象・災害・パンデミック「子どもの未来に対する漠然とした不安」は多くの親が抱えている



子育てをしていると、子どもがゲームばかりしているとか、宿題をサボっているとか、朝からモタモタしているのでつい怒鳴ってしまったとか、「ウンザリ」に追われる毎日です。
多忙な中でも、しかし、いつまでたってもおさまる気配のない感染症、ウクライナ侵攻や異常気象による災害、あるいは目に飛び込んでくる胸が痛むようなニュースの数々を目にし、耳にして、ふっと薄闇に包まれるような不安を抱くことはありませんか?
おぼろげなだけに、家族や友人とも話しづらく、ひとりで抱えがちな不安。でも、多くの親が「子どもたちの未来は安全で安心なのだろうか」と憂い、時には眠れない夜を過ごすことを経験しています。あなただけではないことを知ってほしくて、さまざまな胸の内をご紹介します。

ニューノーマルって何?子どもたちの将来はどうなっていくの?

何度も繰り返すワクチン接種、毎日ニュースにでる感染者数、これが新しい日常と言われても、慣れることなんてできない。子どもたちは今が一番楽しい年頃なのに、給食は黙ってひとりずつ食べて、行事も縮小されたままで、イベントや夏祭りも以前のようにはできない。にぎやかな日常を過ごさずに育つ子どもの成長がずっと後になって影響するのではないかと時々不安になる(Iさん)

 

マスクをはずす機会が増えてきて、子ども同士の表情がよくわかるようになり、何かすごくホッとした。やっぱり口元とか、顔全体が見えてこそ、お互いの気持ちもよりわかりあえると思う。ただこれからもまた、マスクをし、距離をとり、大勢で食事をする機会は少なくなるのだとしたら、長期的に見たら、今の子たちはなんとなく「のっぺり」した感性になってしまうのではないか、と思うこともある。ニューノーマルとかSDGsとか言われても、だから何なの?って感じ。普段は忘れているけど、なんか急にモヤモヤとした将来への不安がふくらんで、「うちの子たちが大きくなった時、どんな世界になっているんだろう」って鬱々とした気持ちに襲われる(Yさん)

 

今の感染症がおさまったとしても、いつかまた新しいウイルスが蔓延するかもと思ってしまいます。映画の中でしかなかった出来事が、子どもが大人になる頃には頻繁におきて、日本の安全神話は崩れ(今すでに崩れているのかもですが)サバイバルな様相になってきたらと思うと、寝ている子どもを見ながら胸がしめつけられる思いです。わたしの妄想ですめばいいけど、そういうことを想定して子どもが生き抜いていけるよう育てるべきなのかもしれないとも、どこかで思っています(Uさん)

それは遠い出来事ではなく「いつかわが子に」ふりかかるかもと思ってしまう

戦争の爪痕をニュースや動画で見ると胸が詰まる。これまではなんとなく「ものすごく遠い紛争地帯」で他人事だったが、最近は日本もいつか、こうした争いに巻き込まれるのではないかと思うことがある。そしてそれは、たぶん、自分たち世代というより、わが子の世代でありえるのではないかと考えると、眠れなくなる夜がある(Nさん)

 

子どもが事件の映像を動画で視聴していたのであわてて取り上げました。あまりに生々しい動画で凄惨な事故や事件映像を見た子どもの心にどのような傷が残るのかが不安です。最近の動画はショッキングなものも多くて、フィルターをかけても不安だし、逆に全くこうしたことを見せないのも無菌状態で育つみたいで不健全なのかな、と思う時もあります。正直、将来がバラ色とはとても思えないし、それなら悲惨なこともきちんと説明し、現実を知ることも必要なのかな、とか、答えのない問いを自分に繰り返していると、次第に憂鬱になってきます……(Hさん)

 

戦争なんか日本にはあるわけがないって思い込んでいるけど、いろいろな事件を見ると、私たちは平和ボケしているのは事実なのかなとも感じます。事故の時はどうするべきか、事件に巻き込まれそうになったらどう行動すべきか、災害時に自分で自分の身を守る術は、と、こうしたことを教えなくてはいけないと思います。「信号を渡る時はちゃんと車が曲がってこないか見てからだよ」とはレベルの違う「自分を守る意識」を持たせなくてはならないなんて、とても複雑な気持ちです(Fさん)

格差社会を生き抜けるのだろうか?

本当にAIが人間の働く領域の多くを奪ってしまうのかな?と思う。正直、よくわからないけれど、エンジニアとかプログラマーとか、投資家とか、ある種の職業に就けなかったらどうなるのか。お金持ちと貧乏の格差が今よりもっと広がるとしたら、自分の子どもが格差社会のどん底にいくことがないように何をしたらいいのか。高学歴が結局強いのか、ITスキルを身につけさせたほうがいいのか、それより「しぶとく生きる力」が大事なのか考え込んでしまう。でも結局「子どもが宿題はやったかどうか」「習字道具を忘れないようにしなくちゃ」みたいなことに追われて、毎日をやり過ごすので精一杯なんだけど。このままでいいのかなと急に不安になることがたまにあります(Aさん)

 

先日、ドキュメンタリーで海外のハイレベルな人たちは大手企業に勤務したり、医師であったり、ベンチャー企業で成功したり、それで大金を手にして投資をし、雪だるまみたいに資産がふくれあがるのを見た。別世界だと思った。わが家は地元の工場勤務ながら夫婦共働きでそれなりに生活をし、子どもにもそこまで苦労はさせていないつもり。でも、子どもが社会人になる頃には、今の私たちと同じくらいの給料で多くの高齢者がいる社会を支えながら生活をするためには、労働にあけくれるのではないかと思うと暗澹(あんたん)としてくる。だからといって、何をすればいいのか、ちゃんと考えたこともない辺りが、自分のダメなところだけど(Mさん)

 

とにかく、わたしはついていけない。ネットで「これからの時代は○○が必要」みたいな情報を見ても、そんなの一部の人しかできるわけないじゃん、と思う。義姉夫婦は教育熱心で「ただ勉強して、いい学校に入ればよいわけではない。これからはプログラミングやデジタルに対応できないと大変だよ」と言うけれど、じゃ、何をさせたらいいの?って思う。夫は「姉さんとこは特別、お兄さんが外資系だし、うちとは暮らしが違うんだから。子どもは元気で公園を駆け回っているくらいが一番」と気にもしてないし、わたしも普段は同じ思い。
だけど、時々(本当にこれでいいのかな、何か子どもにやらせなくていいのかな)と、なんとなく焦ってしまう。健康に育てばいいと思っているけど、うちみたいに働いても働いても楽にならない暮らしはさせたくないなぁとも思う……(Oさん)

今ここにある幸せと、幸せを支える世の中について考えてみよう


多くの親が多少の差こそあれ、子どもの将来、日本の未来に対して不安や気がかり、迷いや悩みを抱えているのですね。「なんだか嫌な世の中だよね」と思うことが最近、本当によくあります。
無邪気に笑い、ちょっとしたことで地団駄を踏んだり泣いたり怒ったりと、くるくる表情が変わる子どもたち。元気でパワフルな子どもに振り回されている日々は、わたし達が思っている以上に幸せなことなのかもしれません。
過度な不安に押しつぶされることなく、「なんだかんだで、うちってけっこううまくやっているかも」と今ここにある幸せをもう一度改めて噛み締めてみることも大切なのかなと思います。その幸せを支えている「世の中」に対して常に関心を持つことは、さらに大切なのではないでしょうか。

人々が無表情になり、警戒心のかたまりで足早に歩くような世の中にならないように願うばかりです。

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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