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2020.03.17

2020年4月「小学校でプログラミング必修化」って何?どんな授業?成績はつくの?



2020年4月から小学校ではプログラミングが必修化されます。プログラミングときいて

「パソコンの授業があるけど何がちがうの?」
「成績がつくの?」
「そもそもプログラミング授業って何やるの?」

疑問だらけのママパパも多いのでは?

今回はこの春から必修になる小学校プログラミング教育についてまとめました。

2020年必修化!でも小学校でプログラミングはやらない!?


実は小学校でプログラミングが必修になるといっても「プログラミング科」ができて、図工や音楽のように専門授業として行われるわけではありません。

小学校プログラミング教育のねらいは、情報活用能力に含まれる次の資質・能力を育成すること、となっています。
・コンピューターをあつかう
・プログラミング的思考をやしなう
・コンピュータの働きを社会づくりやよりよい人生に活かす
参考:小学校プログラミング教育の手引き/文部科学省

なんだかわかったような、わからないような・・・。

ポイントになるのが「プログラミング的思考」です。小学校でのさまざまな授業を通じて「プログラミング的思考を育てる」ことを重視しています。

プログラミング的思考とは


ではプログラミング的思考とは何なのでしょうか。まずは文科省がだしている「新学習指導要領のポイント」から引用します。

自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力
引用:新学習指導要領のポイント

これまた、わかりづらいですね。

たとえば・・・

・論理的な思考
・問題解決にいたる過程を考える力
・目的や目標、やりたいことを実現するためのステップを順序だてて考える
・失敗したときは原因を考え成功する過程を組み立て直す

といったことが、プログラミング的思考らしいです。ロジックとも言われますが(なんであれ、よくわからない横文字や難解な単語が多いのがプログラミング解説の特徴)わたしたち親は「順序だてて考え、考えを組み立てて思ったことを実現すること」くらいにとらえられれば充分なのでは、と、個人的には思います。

プログラミング教育「学校ではいったい何をするのか」


プログラミング的思考を身につける学習は、すべての教科において推進されています。いずれにしても「はい、ではこれからプログラミングを学びます」とプログラム言語や実際にプログラミングを構築するといったことはありません。

小学校のプログラミング教育必修は、あくまで「プログラミング的思考を身につける」ことと「パソコンの基礎的なことを学ぶ」ことです。

パソコンの授業では入力や操作方法をはじめ、ネットリテラシーについても学びます。算数や理科、社会といった通常科目の中でも、「順序だてて考える」思考をうながすようなカリキュラムが入ってきます。

もっとも「さ、これがプログラミング的思考ですよ」と1年生に先生が教えるわけではなく、体験や教科を通じてプログラミング的思考を身につけていく形になります。

小学校プログラミング必修化「家でやるべきことは」


結論をいえば、プログラミングが必修になるからといって何かそのために家で勉強しなくてはならないわけではありません。

プログラミング的思考については、よく「料理」にも例えられます。料理を作るには、材料をそろえ、手順を考え、順序立てて行うことが必要です。

小学校の低学年ではこうした体験から「プログラミング的思考」を学び、高学年になるにつれてスクラッチ(子ども向けに開発されたプログラミング入門ソフト)を利用するなど、各学校ごとに工夫されることでしょう。

言い換えれば、プログラミング教育は「必修」であるけれども、学校がどう授業に組み入れていくかによって実際にはけっこう差がでてくると考えられます。1年生でひらがなと漢字80字、2年生では漢字160字、みたいに厳密なカリキュラムがたてられているわけではありません。

パソコンは「人が動かしている」ことを学んでほしい


改めて、なぜ小学校でプログラミング教育をするでしょうか。
確かにパソコンの基本操作を覚え、ネットの使い方を学ぶのは大切です。

ふたたび、文科省の「小学校プログラミング教育の手引き」から引用します。

コンピュータは人が命令を与えることによって動作し ます。端的に言えば、この命令が「プログラム」であり、命令を与えること が「プログラミング」です。プログラミングによって、コンピュータに自分 が求める動作をさせることができるとともに、コンピュータの仕組みの一端 をうかがい知ることができるので、コンピュータが「魔法の箱」ではなくな り、より主体的に活用することにつながります。

わたしは「コンピュータが魔法の箱ではない」という一文に、小学生にプログラミング教育をする大切なポイントがあるような気がします。

子どもたちは当たり前のようにタブレットを使い動画をみます。アレクサ!電気をつけて!と叫べば、パッと灯りがつくと思っています。少し大きくなった子どもたちはどうでしょう。スマホにアプリをいれて、撮影した写真をワンタッチでスイスイと加工します。

でも、それらはプログラミングによって、自分が求める動作をさせることができるのだ、と、知ることが大事なのではないでしょうか。そしてそのプログラムは人が作成していることがわかることも大事かなと思います。

もはやコンピュータのない世界はないでしょう。今もすぐそばでコンピュータが活用されていることに気づき、そのコンピュータが動くには手順があり、プログラムされていることを「なんとなくわかる」ことが大事なのです。教育者が言葉にすると「概念を植え付ける」といった表現になるのではと思います。

いま「子どもが学んでいること」に親も興味をもとう!


もちろん、パソコンやロボット、プログラミングに興味のある子は早くから抜きんでて能力を発揮するかもしれません。でも、プログラムを書けるようになるのは、もっと後からでも間に合うでしょうし、いわゆるエンジニアのようにプログラミングを構築できるかどうかが、小学校時代に重要なのではありません。

プログラミングに必要といわれるアルゴリズム(問題を解決する手順を表したもの)、ネットワークの仕組みやシステムについては、中学や高校で学びます。

「プログラミング教育の必修化」ということばに親としてはつい身構えてしまいますが、成績がつくわけでもないし、一科目増えるわけでもありません。プログラムについて親が知らなくても困ることもありません。

でも、順序だてて考えるとか、課題の解決にむかってステップを踏んでいくことは、実生活でも社会に出てからも必要になるでしょう。さらに幼いうちにごくごく基本的なPC操作を学んで損することはありません。

実際に4月から小学校でのプログラミング教育はスタートします。学年や学校の取り組み方によって違いはあるでしょうが、親としてはあわてて「プログラミングを教えなくては!」と焦らなくてもまったく問題なし、です。

それより普段から学校の授業で「いつもとちょっと違うことやった」話題を子どもから聞いてみてください。パソコンやタブレットで学んだり、ゲームをしたら、きっと子どもは「今日ね学校でこんなのやったよ!」と話してくれるはず。

その時にぜひ親も興味津々で「それでそれで?」と子どもが学んだことを聞いてあげてくださいね。子どもが通う学校で「必修」となったプログラミングの一端を知ることができるかもしれませんから!

そして子どもがさらに楽しく学べるように、プログラミングに限ったことではありませんが「で、あなたはできたの?できなかったの?」「誰かできなかった子いた?」なんて聞かずに(いえ、わたしもよく聞いてしまうのですけれども・・・)に、「面白そうね!」と学校の授業に親も興味を示し、子どもが何を学んでいるか知ることが大事なのかな、と思います。

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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