2022.12.02
子どもにイラッ!思わずやってしまったママたちの反省エピソード12選
動きの読めない、話の通じない小さい子どもたちや、イヤイヤ期や反抗期でなんでも反発してくる子どもを相手にしていると、どうしても「イラっ」としてしまい、ついつい「あーやっちゃったー」と反省するようなこと、しちゃいませんか。
でも、それは誰でもありうること。ママの心のキャパは無限じゃない、ましてや菩薩でも聖母でもないんです。
今回は、ママたちの「思わずやっちゃった反省エピソード」を紹介します。
思わず手が出てビックリ!
・気づいたらほっぺたをビンタ!
下の子が1歳でまだヨチヨチ歩きの時、長男がいきなり後ろから突き飛ばしたんです。今思えば赤ちゃん返りや嫉妬から衝動的にやってしまったのでしょうけど、その時は「なんてことするの!!」と思わず長男に手が出ていました。ほっぺたに見事にストライク…もちろん長男ギャン泣き、転ばされた下の子がポカンと眺めていました(苦笑)ほっぺたが真っ赤になってしまった長男を抱きしめ、私も泣いてしまいました。
それからは思わず手が出そうになったら一呼吸おいて、もしビシッとやるなら必ずお尻にしています。〔Oさん、子ども5歳、3歳〕
・顔の真ん中をバシっ!猛反省…
ある日、ギャン泣きする子どもを抱っこしていたら、鼻をぶん殴られ、あまりの痛みで反射的に子どもの顔面の真ん中を叩いてしまいました。叩いた私も叩かれた子どもも一瞬固まって、次の瞬間火がついたように泣き、私は鼻血ブー。でも、「思わず」とはいえ、まだ1歳にもなっていない子どもの顔面を叩くなんて、なんてことを…とめちゃくちゃ凹みましたね。
旦那に「はずみでしょ。もう二度としないようにすればいい。子どもが大泣きしてヤバいと思ったら(抱っこの状態から)下におろしちゃえばいいじゃない」と言われ、やっと心が軽くなりました。それからは、「これは抱っこしてたら危ない」と思ったら、即おろすようにしました(笑)そんな長男も今ではすっかり落ち着き払った中学2年生。あの時はごめんね…〔Tさん、子ども14歳、11歳、4歳〕
・寝ぼけて思わず頭をボカっ
2歳の娘は、夜中に3回くらい「ウエーン」とめちゃくちゃ大きな声で泣くんです(本人はたぶん寝たまま?)。眠気眼で「うるさい!!」と、頭をボカっと叩いてしまいました。そりゃますます泣きますよね(汗)朝起きて、叩いたことをめちゃくちゃ後悔…子どもと主人と私の3人で寝ていたのですが、お互いちゃんと眠れるように、交代で娘と寝るようにしました。一晩熟睡できる日が週に何日かあるので、もう夜泣きでイライラしなくなりました。もう二度と娘を叩きたくないし…〔Kさん、子ども2歳〕
どれも「思わず」あるいはとっさにやってしまったことですが、めちゃくちゃ後悔しますよね。でも、その後悔があるからこそ、「これからはこうしよう」とやり方を変えたり、気持ちを切り替えたりできるのかもしれません。
子どもの前で思わず言ってしまった一言!
・面と向かって「バカー!!」
家に仕事を持ち帰って、見つからないようコソコソやっていたら、気づいた息子が「遊んで遊んで!」とそばにやってきました。「もうちょっとで終わるから待っててね」となだめているうちに、息子がパソコンのキーボード部分を思いっきりバーン! 思わず「なにやってんの!バカーー!!」と叫んでしまいました。ハッと我に返って「ごめん、ごめん、びっくりしたよね」と抱きしめましたが、息子はもちろん大泣き。PCは一瞬画面が飛んだけど無事(苦笑)これからは必ず子どもが寝てからやるようにしないと、と反省。どうか「バカーー!」がトラウマになりませんように…〔Hさん、子ども1歳〕
・逃げ場を失うようなことを言ってしまった…
とにかく朝が弱い小5の息子。その日はいつもに増して不機嫌で態度が悪かったので、「そんな態度取るなら、もう二度と帰って来るな!」と言ってしまいました。すごい形相で出ていきましたね(苦笑)。同僚の先輩ママに話したら、「あー言っちゃったねー…帰ったら、何ごともなかったように接してみれば」と。普通に接したつもりでしたが、その日は完全に無視されましたねー。翌日からは、つい何か言ってしまいそうになるのをグッとこらえて、淡々と接してみることに。でも、これがなかなか難しい!!〔Uさん、子ども11歳、7歳〕
・子どもはいないと思って言ってしまった大後悔な一言
算数と漢字で「え…なんじゃこりゃ」という点数を取ってきた娘。ある日、娘が2階に行ったのを見計らって、主人と娘のことを話しているとき、ふと「あの子、出来が悪いのかな…」と言ってしまったんです。それをたまたま階段にいた娘に聞かれてしまって…それ以来、しばらく「どうせ私はバカだから」と言うようになってしまったんです。何であんなこと言ったんだろうと、大後悔の日々。「そんなことないよ」と諭してもダメで、半年くらいずーっとふてくされていました。子どもはどこで聞いているか分からないし、思っていても言うべきでないと猛省しましたね。〔Sさん、子ども10歳、6歳〕
ママだって感情的な生き物。言ってしまう、あるいは言ってしまいたい気持ち、よーく分かります。でもそれは、常に子どものことを気にかけ、大事に思っているからこそ。もし言っちゃっても、「あなたのことを大切に思っているから」という姿勢で挽回できます!
感情的になって、ついこんなことを…
・カード全捨て
通信講座をやっているのですが、まったくやらず、カードゲームばかりの息子。添削問題すら出さず溜めに溜めていたことに怒り、「ちゃんとできなければ、カードを捨てる!」と宣言しました。それでもやらなかったので、カードを全部捨てました! コツコツ買い集めたものだったし、ちょっとまずかったかな、とは思いましたが…そりゃ息子は荒れましたね。「もう通信講座なんてやめる!」と言い出す始末。「きちんと添削出せば何枚か買ってあげるから」と約束し(私も甘い…)、何とか続けています。あのとき、捨てるフリをしてどこかに隠しておけばよかった…そういうことじゃない!?
〔Tさん、子ども8歳、3歳〕
・ガンプラをぶち壊しちゃった
主人と息子は大のガンプラ(ガンダムのプラモデル)好き。親子共通の趣味があるのはいいことですが、作ったガンプラがリビングやトイレ、寝室の棚や床にまで転がっていることがあって、邪魔で仕方ない。「1か所に固めて置いて」と何度言っても転がっているので、ある日私がキレて2~3体ぶち壊しました。主人も息子もドン引きでしたが、その日から私の姿を見ると、ササっと片づけています(笑)でも、さすがに壊したのはやり過ぎたかな、と反省しています(ちょっとだけ)。〔Yさん、子ども9歳〕
・あの子とは遊んじゃダメ!
週末、仲のいい友達が何人か遊びに来ることがあるのですが、「絶対ロフトに登ってはダメ」と禁止し、はしごも外しておいたにもかかわらず、その中の2人が無理矢理登ってしまった。その挙句、降りるときにカーテンにつかまって、レールごと壊したんです。他にも、けっこうやらかしてくれて…
しばらくの間家は出禁にして、一緒に遊ぶことも禁止しました。子どもの交友関係に口は出すまい、と思っていましたが、さすがに今でも、そんなことをしてよかったのか悪かったのか、後悔というかモヤモヤしています。当の子どもは、ケロッと他の子と遊んでいましたが…〔Iさん、子ども10歳、8歳、5歳、4歳〕
勢いに任せて捨ててしまって後悔したこと、筆者もあります。で、また買った経験も(笑)でも、やってもやらなくてもモヤモヤするのであれば、やっちゃった方がいいのかもしれません。それで吉と出ることも、きっとある!?
子どもには注意しておいて自分がやっちゃった…
・時間があると、ついスマホをいじってしまう
子どもには「ゲームはほどほどにね!」と言っておきながら、つい子どもの前でスマホをいじってしまいます。たいてい、ママ同士や仕事の連絡なんですが、子どもは白ーい目で見てますね(苦笑)
同僚やママ友には「子どもが起きている時間は返信しにくいかも」と伝えるようにしています。その代わり、子どもが寝た後はいじりまくっています(笑)〔Aさん、子ども12歳、9歳〕
・人の悪口を言ってしまう
人というか、テレビに向かってつい…たとえばクイズ番組で簡単な問題に答えられない芸能人に「バッカだよねー、この人」とか。子どもはバッチリ聞いているし、いくらテレビ相手とはいえ、これはマズイですよね。
なるべく言わないように、もし言ってしまったら「でもこの人、〇〇は得意だよね」とかフォローするようにしています(笑)〔Sさん、子ども7歳〕
・つい髪の毛をいじってしまう癖が
自分が子どものころから親に注意されていること、それは「すぐに髪をいじる」。これ、無意識なんですよね。娘も集中すると髪の毛をいじる癖があるので(遺伝か!?)注意するのですが、「ママもいじってるよー」と言われ、ぐうの音も出ませんでした…なるべく髪を結んでいじらないよう気をつけています(つもりです)。〔Fさん、子ども6歳、3歳〕
いかがでしたか。「それはちょっとやりすぎじゃない?」と感じるエピソードもあったのではないでしょうか。でも、いざ自分の身に起きたら「あー、こんな気持ちになるとこういう行動を起こしちゃうのね」と逆に冷静になれるかもしれません。
子どもは何をしでかすか分からない生き物だし、そしてママだって感情で生きている人間。「やっちゃった」「言っちゃった」なんて、子育ての中であるあるだと思います。やらかしながら、反省しながら、親子で成長していければいいのではないでしょうか。
※この記事は2018年5月に公開されたものです。
田崎美穂子
mamaライター