2023.06.08
7歳が最多!「交通事故」⼦供にわかりやすい⽅法で交通安全指導をしよう!
子供が小学校に入学すると、登下校をはじめ友だちと遊ぶ際なども行動範囲が広り、親の手を離れて一人で外出することが多くなります。
話に夢中になったり、ふざけ合ったりして、車の気配に全くと言っていいほど気づいていない様子を見かけることもあり、危ないなと思う場面に出くわしたことのある方も多いはず。
これから小学校に上がる子供にはもちろん、まだまだ心配の尽きない低学年の子供にとっても大切な交通安全を身につけるにはどうすれば良いのか?この記事では子供と一緒に楽しく学ぶ方法や、保護者が心得ておくべきポイントなどをご紹介します!
交通事故死傷者は 7 歳が最多!
小学校に入学する年齢である7歳は、登下校や放課後の遊びなど、親の手を離れて一人歩きをする機会が増えてくるため、歩行中の交通事故死傷者数がなんと最多の年齢なんだとか!
また交通事故の原因で最も多いのかは「飛び出し事故」で、全体の60%以上が該当しているんだそうです。
トヨタの交通安全動画が楽しく学べる!
安全なクルマの開発をはじめ、「交通死傷者ゼロ」に向けて交通安全に関する様々な活動を行うトヨタ自動車株式会社は、7歳を迎える前に交通安全を学んでいただきたい!という思いから、5 月11日(木)〜5月20日(土)の春の全国交通安全運動に滋賀県出身の交通安全啓発看板として有名なとび太くんを初めて起用し、危険な「飛び出し」シーンを描き、正しい道路の歩き方を啓発する交通安全動画を制作しました。
<YouTube>
【飛び出さないで!とびだし坊や】~とびだすと強制終了するアニメ~
子供の歩行中の交通事故で最も多い「飛び出し事故」への注意喚起から、5つのシチュエーションで正しい交通ルールを紹介することで、道路の渡り方を楽しく学ぶことができる映像になっています。そこで、神奈川県内の小学校に通う、Rちゃん(9歳)に動画を見てもらい感想をもらいました!
「NHKの教育番組みたいで楽しかった! 動画に出てくる交通ルールは、知っているよ!当たり前じゃん!と思ったけど、自分でもまた注意しなきゃなと勉強にもなった。とび太くんや人形とかが個性的でおもしろかった!とび太くんが飛び出すとストーリーが終わってしまうので続きが見てみたい」
⼩学校⼊学前!保護者が実際に⾏った指導法
また、小学校入学前にママたちはどんな交通安全指導を子供たちに行っていたのか、聞いてみました!
「幹線道路が近い我が家。⼩学校の通学路は細い裏道を通ります。⼤きな道路を通らないから⼤丈夫かな?と思っていたのですが、実際は登校の時間は通勤ラッシュの時間でもあるため、幹線道路を避け、裏道を抜ける⾞がたくさん。⾒通しが悪い箇所も多いため、⼦供とは⼩学校⼊学前と⼊学後1か⽉は、⼀緒に通学路を歩き、危ない場所や取るべき⾏動を徹底的に教えました。交通事故にあってからは取り返しがつかないので、脅すくらいの勢いで事故にあったらどうなるのか?ということを伝えるのも⼿だと思います。 」(Kさん、子供8歳)
「道路や街の交通ルールやマナーを学べる子供向けの安全学習ゲームアプリを活用しました。スマートフォンやタブレットで手軽にできて、しかも子供たちも楽しんで交通安全を学び、教えることができるのでかなり手軽でおすすめです!」(Mさん、子供9歳)
親も再確認を !知っておきたい交通安全の教え⽅
さらにトヨタが公開している、子供に交通安全を教える際に知っておくと役立つポイント6つをご紹介します。
1.子供は大人の真似をする
子供の前で信号無視をしたり、横断歩道以外の道路を渡らないようにすること。
2.子供の目線で歩く
通学路など、子供と一緒に子供の目線に立ってみて危険な箇所を確認する。
3.ドライバーは子供に気づかない
身長が低い子供はクルマからは見えづらい。またクルマのかげで遊ぶ子供を見つけたら安全な場所に移動するよう注意する。
4.子供には具体的な言葉で
「危ないよ」「気をつけなさい」ではなく首を動かして左右を確認するなど具体的な動作を教える。
5.子供はすぐに忘れてしまう
感情的ならず、根気強く何度でも教えること。
6.子供はビジュアル派
動画など視聴覚にうったえるものを用いることで交通ルールが身につきやすくなる。
今まで親の目の届く範囲にいた子供が離れていくことは、うれしい成長である反面、心配も尽きないもの。子供が興味を持つ動画などを上手に活用し、交通安全について、身近に潜む危険ポイントを再度確認してみてくださいね。