2017.07.18
【イライラも軽減】ポイント制で解決!お手伝い、お勉強を素直にやってもらう方法
子どもに、お手伝いや、お勉強、習い事のレッスンなどを、家でやってもらいたいのに、なかなか上手くいかない。そんな悩みはありませんか? 我が家もそんな悩みを抱えていました。そこで、導入したのが「ポイント表」です。導入から半年弱。なかなかうまくいっているのでご紹介します!
「〇〇しなさい!」と言ってしまう自分に毎日イライラ!
ポイント表を導入する前、私は毎日のようにイライラしていました。「ピアノ練習したの?」「しまじろうやったの?」「ちょっとはお手伝いしたら?」。6歳の娘と4歳の息子に、毎日のように、グチグチ言ってしまう。グチグチガミガミ母さんになりたくないのに、時に声を荒げてしまう。そんな自分にうんざりしながらも、言わないとまったく動かない我が子たちに腹が立つったらありゃしない。
何かいい手はないかなぁと思っていたところ、思いついたのが「ポイント表」です。
そのヒントは、以前読んだことがあった書籍「強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話 宝槻泰伸著」に出てくる、「子どもはお金で釣る作戦」。このくだり。一瞬「マジかいな?」といぶかしむ気持ちになりますが、我が家も「やってもらうには、四の五の言わずエサで釣るのが手っ取り早いのでは」と思い、まずは試しにと始めてみたのでした。
ピアノレッスンで導入していたシール表
ちなみに今のポイント表を導入する前。我が家は「ピアノレッスン」に関してはシール表を作っていました。
娘はピアノを習っているのですが、何しろレッスンが嫌い。「そんなにレッスンしないならもうやめれば?」と、ついつい言ってしまうのですが本人は「やめたくない、でも家でのレッスンはイヤ」という状態でした。
そこでシール表を作り、一回レッスンすると「シールを一個貼る」というものを作りました。ただシールもらえるだけではあまり嬉しくなくなってきた我が子のモチベーションを上げるために、「〇個たまったら、家族で〇〇(娘が好きなレストラン)に外食に行こう」と決めました。
そもそも外食は、たまにするものなので、親としては、そこに行く日を「あなたが頑張ったから連れてきたのよ」といった名目で行けばいいだけで、実はそんなに負担はなく、シール表はうまくいっていました。
実はお小遣い問題も「ポイント表」で解決!
このピアノレッスンシール表を進化させたのが「ポイント表」です。ピアノレッスンも含め、「お手伝い」や「お勉強」も含めました。
1.まず、何に対して「ポイント」をつけるかを決める。(ピアノ、通信教育、せんたくたたみ、などのリスト化)
2.そして、そのやってもらうことはそれぞれ「何ポイント」か決める。(ピアノは2ポイント、せんたくたたみは1ポイントなど)
3.最後に、ポイントのレートを考える(例えば1ポイント0.5円)
そして、できたのがこのポイント表。
いつでも、家族が目に付く場所の壁に貼っています。実はこのポイント表、我が家では「おこづかい」や「おもちゃをどのタイミングで買う」といった悩みも解決してくれました。
たとえば、ガチャガチャ。「やりたい」と言われても、基本的には「ダメよ」というけれど、しつこく言われたり、本人が本当に欲しがっていると、たまに「まいっか」となってしまう。一貫性がなく、親の懐具合や気分で「今日はいい、今日はダメ」になっていたのが、「やりたいなら、自分で貯めたポイントを換金したお金でやってね」というようにし、解決しました。子どもたちの判断で「今日はやる」「今日はやらない」と決めさせるのです。
また、小学生になった娘に「おこづかい」って渡した方がいいの?という悩みがあったのですが、これも、ポイント表で解決です。「自分が頑張れば頑張った分もらえる」という仕組みができました。
「お金で釣る」というと、何か嫌な感じがしてしまったり「ご褒美がなければなにもやらなくなるのでは?」という心配や批判もあるかもしれませんが、我が家はこれでスッキリ。私のガミガミも減り、なかなか上手くいっています。
これを通じて、お金の価値の事や、頑張った分が自分を豊かにするということを教えていけたらなとも思っています。
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松本尚子
ライター・編集者
2010年生まれの女子、2012年生まれの男子の2児の母。主婦ときどきライター&編集者。女性向けサイトの編集者を経て、リクルートの住宅サイトでweb編集者を経験。酒好き、旅好き、美味しいもの好き。鎌倉在住。