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2020.03.27

毒親に知らないうちにならないための4つの方法!



「毒親」というドキっとする言葉を耳にしたことがある人も、最近では増えてきたのではないでしょうか。

もともとは、『毒になる親 一生苦しむ子供』というスーザン・フォワードによる書籍から使われるようになった言葉とされています。

毒親というと、いかにもなモンスターペアレンツか、虐待親か?! というイメージが強いですが、昨年刊行された『気づけない毒親』(高橋リエ著/毎日新聞出版) の著者によると、毒親かそうでないかの違いは紙一重なことも多いそうです。

どんな親でも、子どものことが心配になることはあるもの。問題なのは、その心配が度を越したものである場合です。

世の中には、子どもに暴言を吐いたり暴力をふるったりする「真性の」毒親も存在しないわけではありません。
ですが今回は、気づきにくいタイプの毒親に焦点を当て、毒親にならないためにはどんなことに注意すべきか、いくつか挙げてみました。
ぜひ参考にしてくださいね。

いわゆる「毒親」ではない気づきにくい「毒親」とは?


『気づけない毒親』の著者・高橋さんの述べる毒親の定義は、以下の通りです。

不安が強く、強迫観念から子どもをコントロールしがちで、子どもの気持ちを思いやれない親

出典:『気づけない親』(高橋リエ著/毎日新聞出版)

子どもを罵倒したり、暴力をふるう親だけが毒親なのではありません。
一見、毒親にみえにくい親の例をいくつかご紹介します。
子どもの世話をかいがいしく焼きながら、自分が敷いた人生のレールの上を子どもが着実に進むように誘導する親がいます。
このタイプの親には子どもも逆らいにくく、社会的には成功することも多いので、世間からはとても毒親には見えません。
また、良妻賢母を目指し、育児や家事を完璧にこなす親がいます。

このタイプの親は、自己愛が強く、子育てをしている自分がどう見られるかが一番の関心事であるため、子どもの気持ちにはまったく寄り添おうとしません。このように、はた目には、子どものために尽くしたり、キレイで愛想のいい親でも、実は子どもの人生をコントロールしたがる「毒親」であることもあるのです。

誰でも毒親になる可能性はある?


たとえば、子どもが忘れ物をして学校で恥をかかないように、徹底して親が代わりになって準備をしてあげることも、やり方次第では子どもにとって害になり得る、ということです。

なかなか受け止めにくいことではありますが、善意が結果として残念なことになってしまうことは、子育て以外でもわりとよくあることです。
まずこの認識を受け止めることができないと、気づかない毒親に自分がなってしまう可能性は大いにあります。

毒親にならないためには(1) いい親、いい子育てを目指さない
突然ですが、あなたはいい親ですか?
もしためらいなくイエス、と言えるのであれば、それは素晴らしいですが、同時に危険もはらんでいます。
誰でも初めての子育ては失敗しながら学んでいくものですが、今の時代は失敗を許さない空気が漂っていますよね。
それに、いい子育てがあるということは、悪い子育てもある、ということになります。
そういった評価ではなく、自分らしく、また我が子にあった子育てを、手探りでも探していければ、極端な毒親になることはないでしょう。

毒親にならないため(2) 仲良し親子はほどほどに
子どもと一緒にショッピングに行ったりすることを楽しみにしている方もいるかもしれませんね。
ですが、洋服などを買いに行き、結局最終的に選ぶのは子どもではなく、親になっていませんか?
子どもも同意見ならいいのですが、そうでない場合、要注意です。

子どもは成長するにつれ、それまで従順だった親に反抗する時期が訪れますが、まれに反抗期のないケースがみられます。
それは、その子どもの個性もあるかもしれませんが、実は子どもが親のコントロール下から逃げられないだけなのかもしれません。
そういった子どもが成人後に「遅れてきた反抗期」を迎え、実親との仲が決裂するケースもあります。

親子として始まった関係をそのまま引きずるのではなく、子どもの成長と共に一個の人格として認めていく過程がないと、親子関係は悲惨な結末を迎えてしまいます。

毒親にならないため(3)子どもに決めさせる

毒親の定義のなかにある「子どもの気持ちを思いやれない」親は、子どもがどう思うかよりも、どうすべきかを優先させてしまう親です。
それはひとえに子どものことが心配でたまらないからなのですが、進路や就職といったことにまで口を出すようになるとすでに毒親の領域です。

親は子どものためと思い込んでいますが、実は自分の不安を解消するためでしかありません。
親に人生を支配されたまま生きていると、子どもの方は年を重ねるごとにだんだん、生きづらさを感じるようになってきます。

毒親にならないため(4) 過去の自分と重ねない
毒親は、過去につらい思いをした経験を、知らず知らずのうちに子どもに重ねていることがあるといいます。
親はあくまで無意識なので、やっかいです。

日本人、特に少し前までの日本人は、感情を表すことをよしとしない価値観の社会に生きていました。
その結果、悲しくてもそう感じないよう、感情を抑制する癖がついてしまったのです。

たとえば、言うことを聞かない我が子にイライラするのは、過去に我慢しておとなしくしていたという経験があったからかもしれません。本当は自分も、親の言うことなんて聞きたくなかったのかもしれません。目の前の子どもに対して沸き上がってくる感情は、過去に押さえ込まれた感情を思い出すきっかけになります。そうやって、自分の過去の感情から逃げずに向き合い処理することで、子どものことと自分のこととの間に境界線が引けるようになるのです。

毒親にならないためには不安をうまく解消することが有効


誰でもなりたくて毒親になるわけではありませんから、普段から自分なりの予防策をいくつか持っておくといいでしょう。
子育てには不安はつきものと割り切り、不安が高じた場合は人に相談するなり、うまく解消させる方法をいくつか持つことも有効です。
悩みや不安があっても誰にも言えず、「~しなければ」の思考に落ち込むと、その思い込み自体が子どもにとっての毒になることも。毒親になりやすい人は、思い込みが激しい傾向が強いといいます。

そして大切なことは、頭ではなく、心で、子どもの気持ちに寄り添うことです。

毒親について、もっと知っておきたい、という方は、ぜひ本書『気づけない毒親』(高橋リエ著/毎日新聞出版) を手に取ってみてくださいね。

冬木 丹花

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