2020.04.15
保育園や幼稚園の「役員決め」どう決めてる?押し付けられないようにする方法も伝授!
幼稚園、保育園など教育の場では、保護者による「役員」の存在が必要です。しかし、働くママにとって「役員」は負担が大きいもの。可能であれば役員になりたくない…というのが正直なところではないでしょうか。
そこで、今回は役員決めの方法のほか、役員を押し付けられてしまったエピソードやターゲットにされないための対策をご紹介します。
役員決めどう選んでる?
そもそも、役員はどのように選んでいるのでしょうか。園・学校に通うお子さんを持つママたちの実情をご紹介します。
グループLINE上で現役の役員さんが、次期の役員さんを募集しています。(保育園生のママ)
クラスにアンケート用紙が配布され、立候補者を募っています。(保育園生・小学生のママ)
自分が役員だったとき、「役員をやってくれそうな人」「役員としての素質がありそうな人」にメールで次期役員をやってくれないか相談しました。(幼稚園生のママ)
学校や園によって、役員の決め方は大きく異なりますが、「アンケートで募る」「会議で話し合う」「メールや電話で個別に相談する」などが多いようです。ちなみに、筆者の子供が通う保育園では、現時点の役員が個別で声をかけることがほとんどです。これまでに役員になったことがないママや、役員として活躍してくれそうなママを選び、相談しているケースをよく見かけます。
とはいえ、クラスによって「アンケートを実施して立候補者を探す」「毎年順番にママが役員を担うようなサイクルになっている」など、役員の決め方が異なりますので、結局のところは「園やクラス、現役員ママの判断による」といえるでしょう。
役員を押し付けられてしまったエピソード
仕事もしているし毎日忙しいから「できれなるべく避けたい…」というのが本音の役員ですが、「今年は逃れたいなー」と思っていても、気づいたら押し付けられていたという経験があるママは少なくありません。筆者の周りでは、以下のような「エピソード」が挙がりました。
○○ちゃんのママは育休中でいま働いていませんでしたよね?と、こちらの了承なく役員をやる方向で、一方的に話を進められていました。(保育園生のママ)
役員をやらないか?と相談され、やんわりと断ったものの、ものすごい説得と押しに負けて役員をやるハメになったことがあります…。(保育園生のママ)
いろんな人に相談しているけれど誰も役員をやってくれない、と相談され渋々役員になることに。しかし、後から知りましたが、他のママは誰も役員に関する相談は受けていなかったようで、最初から私がターゲットにされていました。(幼稚園生のママ)
筆者の周りのママの中には、「気が弱いところにつけ込まれて、説得された」「育休中で働いていないという理由でほぼ一方的に役員に選ばれた」などの経験をしたママがいらっしゃいます。
みなさん総じて「強く言い返せない」「暇そうに見られてしまう」「人が良い」といった共通点があり、他のママに役員を押し付けられるターゲットとなってしまうのです。
ターゲットにされないための対策
「役員を引き受けてもよい」と少しでも思っているときは良いのですが、「今年は絶対にできない!」とき役員を押し付けられないためには、どうしたら良いのでしょうか。ここからは、ターゲットにされないための、具体的な対策を解説します。
クール系ファッションを意識する
役員決めの際に、ターゲットにされないための対策として、まず挙げられるのが「クール系ファッションを意識する」です。
クール系ファッションに身を包むことで、周りのママに「何となく近づきがたい…」といった印象を与えることができます。
実際「服装を変えたら周囲の接し方が変わった」といった声が挙がっているほどですので、効果てきめんといえるでしょう。モノトーンの組み合わせや、タイトパンツなどを取り入れてみてはいかがでしょうか。
自分のことを話しすぎない
役員決めでターゲットにされないためにも、自分のことを話しすぎないようにしましょう。自分のことをほかのママに話しすぎると、親近感を抱かれやすくなり「役員やってくれない?」とお願いされることとなります。また、会話の内容によっては思いがけず「普段は暇そう」「役員をやってくれそう」などと思わせてしまう可能性もあるでしょう。なるべく、プライベートな部分は隠して置き、「ミステリアスな人」を意識してみることが大切です。
日ごろから「忙しい」をアピールしておく
役員決めでターゲットにされないためには、「忙しいアピール」をしていくことがおすすめです。日ごろから仕事や家族のことなどで忙しいことをアピールしておくことで、「あのママには役員を頼みにくい…」と感じてもらいやすくなります。「子供の習い事が多くて…」「毎日仕事の納期に追われてるよ~」など、世間話のタイミングで忙しいアピールしておけば、役員決めのターゲットから除外される可能性があがります。
子供が学校や園に通っている場合、役員を決める必要があるケースは多いです。忙しいママとしては「できればやりたくない」というのが本音ですが、時には押し付けられてしまうこともあるかもしれません。そのうえ、役員を押し付けられたとき、すべてのママが「NO」といえるとは限らないものです。
役員を押し付けられたとき、断るのが苦手なママは、今回ご紹介した内容を参考にしながら、自分なりに対策をしておきましょう。
思い切って役員になってみるのも良い経験に
園によっては大変な作業もあり責任をともなう業務も発生します。しかし思い切って役員になってみることも、一つの経験になることは多いです。普段関わることのない他のクラスのママとの交流できたり、園内の生活のことをよく知ることができます。先生方とも話す機会が多くなるでしょう。
先輩ママと交流する機会があれば、自身の子育ての悩みを聞いてもらうこともできるし、また、役員として活動していく中で、「ママとしての自信」を身につけることにもつながるかもしれません。
いすれにせよ、役員になることは、必ずしも「マイナスなことだけ」ということはありませんので、一度思い切って役員になってみることもおすすめですよ!
粕谷麻衣
フリーライター、記者