仕事、妊娠、出産、子育て、夫婦関係…働くママを応援| BRAVA(ブラーバ)

2020.07.14

「子どもの嘘」理由は?どう対応した?幼児・小学校低学年のママたちに聞いた!



子どもが嘘をつく。小さいころの嘘は可愛いしすぐ気付くもの。しかし、保育園年中、年長くらい知恵もつき、少しずつ親もわからないような嘘をつくようになっていきます。普段あまり一緒にいてあげられないし、目が行き届いてないから嘘をつくようになったのかな…そんなふうに悩んでしまうママも少なくないようです。 嘘をつくことも成長の証!?でもやはりウソはよくないこと。子どもの嘘がわかったときママたちはどう対応したのか聞いてみました。

まだまだ可愛い幼児の嘘


子どもが2歳くらいになり話ができるようになると、とどこから覚えてくるのか嘘をつくようになりますね。最初はうんちがでたのに、「出てない」と臭いをプンプンさせながら言うなんてことから始まるのではないでしょうか。とはいえ、幼児の嘘はまだまだかわいいもので、本気で叱ったり、ついてはいけない嘘ではないようですね。

5歳の長女が保育園から帰宅後、「今日おやつ食べてないから、なにかちょうだい」と嘘をつきます。おいおい、連絡帳にしっかり「おやつ完食」って書いてありますけど(笑)。Tさん(子ども8歳、2歳4ヶ月)

6歳年長さんの息子。外食に行って飽きてくると、「お母さん、トイレ」「おしっこ出る」と何度もトイレへ。行くと、ほんのちょっとだけ出たり、出なかったり。ただ単に椅子から下りて、トコトコと歩きたいがためにトイレという嘘をつく。Mさん(子ども16歳、6歳、1歳)

5歳の息子は全然わからないくせに大人のクイズ番組を見るのが大好きで、ありとあらゆるものを観ています。そして、なにひとつ回答がわからないくせに、正解が発表されると「最初から分かってた?」など嘘をつく。まぁ、男子っぽくてかわいいなと思います。Mさん(子ども5歳、2歳、0歳)

巧妙になる小学生の嘘


小学生に成長し知恵もつくと可愛かった嘘がどんどん巧妙になります。自分が怒られたくない、ママに話すとダメと言われるなど、先を読める力がよりつくだけについてしまう嘘が多いようです。なかには親をびっくりさせるような嘘も・・・。

小学校低学年のときも学童で宿題をやっていないのに「やった」と嘘をついて、そのままやらずに登校していたこともありましたね。このときは、嘘というより「やっていない」ことに激怒してしまい、「嘘をついたこと」がなんとなくうやむやにごまかされてしまった。Mさん(子ども15歳、7歳)

小学3先生の息子が、私のお財布からお金を盗んでいたことがあった。その時に、「お金、盗ってない?」と聞いて、何度か猶予を与えたけれど、「俺はやってない弟じゃない?」と。そもそもまだ弟は保育園年長でお金の概念もあまりわかってないのでありえないと判断。なかなか白状しなかったので、私が激怒しようとしたところ、夫が激怒りした。それがはじめて、夫が子を叱ったときだった気がします。Kさん(子ども11歳、7歳)

長男が4年生の時、学校で配られた、重要なお知らせプリントをなくしたのに、「先生が配り忘れた」と嘘をついた。Tさん(子ども11歳、9歳、2歳)

長男(小学2年生)が学童に行きたくなかった日、主人のふりをしてこっそり自分で連絡帳に「○月○日はお休みします。父」と書いて勝手に学童を休もうとしたことがありました。Hさん(子ども7歳、3歳、0歳)

子どもが嘘をついたときどう対応した?保育園児編


嘘は子どもだけでなく大人も嘘をつきます。それでも、親は誰かを傷つける嘘だったり、ずるい嘘は嘘をついてはいけない!と子どもには教えなければいけません。子どもが嘘をついたとき、ママたちはどう対応したのでしょうか?

口で諭してもわからないから絵本で教えた
嘘はついてはいけないよ!と口では言ったものの、いまいち理解できてないようだったので、『コップをわったねずみくん』(ポプラ社刊)、『いやいやえん』(福音館刊)を読み聞かせて、正直になることの大切さを教えました。まだ小さいからか、素直に受け入れてくれました。Sさん(子ども5歳)

怒るのではなく悲しんだ
6歳年長の娘が嘘をついたのがわかったときは、怒るのではなく「ママ、嘘つかれると悲しいな」と言うようにしました。年長になり言い返しや反発も増えたので怒ると「だって!」と言いかねないと判断したからです。娘はママ命で普段から私が悲しい顔をすると「ママ悲しい顔しないで」と涙ぐむほど。その効果を利用し(笑)、「ママは嘘をつかれるととても悲しい気持ちになる」と伝えたところ、素直に「ごめんなさい」と言え、いけないことだと認識してくれました。Kさん(子ども6歳)

善悪がわかるようになる小学生には罰則や激怒りもあり?


なぜ嘘をついたのか嘘の背景を探った
大人だって嘘をつきます。ここは公平に「ママだってウソはつくよ」ときちんと切り出し、「今回、ウソをつきたくなった理由を教えて」と聞き出そうと思いました。このとき、なぜ長男がウソをつかなければならなかったのか、まずその原因を知りたかったので、ウソをついた事実は「わかるよ」と受け入れてあげたいと思いました。要は、まず共感し、そこから原因追求をしたという感じですね。そして最後にウソをつくと、自分がどんなことになるかを教えました。Iさん(子ども8歳、3歳)

小遣いなしの罰則
さすがに怒らなければいけない悪い嘘だったので、許されることではないということを伝え小遣いなしなどの罰則も与えました。さすがに反省せざるを得なかったようです。小遣いなしの期間は4カ月くらいだったかな。Rさん(子ども7歳、4歳)

普段穏やかな夫が怒鳴った
我が家では、私はわりとガミガミ注意するタイプで夫は穏やかで子どもを諭すタイプ。息子とお友達が遊んでいたときに、私が大事にしていたインテリアを壊してしまったのです。帰宅して「どうしたの?」と聞くと、本当は息子が壊したのに、お友達がやったと嘘をついたことがありました。それが息子だったと後日判明。夫に話すと、普段穏やかな夫が息子を呼び出し、いままで見たことのないくらいに怒鳴りつけました。さすがに、私も息子もびっくり!ただ、これがものすごく効果があったと思います。夫曰く「ずるい嘘」は許さないとのことでした。Fさん(子ども9歳、5歳)

親の知らないところでウソをつく知恵を身につけてるんだなあ、と複雑な気持ちになるワーママも多いと思います。でも、大人だって嘘はつきます。ただただ嘘をついたことを叱るのではなく、なぜ嘘をつかなきゃいけなかったのかその真意を理解してあげることが大事ではないでしょうか。子どもの気持ちに寄り添いながらゆっくり諭してあげたいですよね。


, , ,