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2020.11.05

お小遣いはどうしてる?「定額制」or「報酬制」ママたちに意見を聞いてみた



子どもの「お小遣い」はいつどのように渡していますか?特に、子どもが小学生や中学生など、「自分で物を買える年齢」となると、毎月一定額のお小遣いを渡すべきか、それとも「お手伝いをしたら」という報酬制でお小遣いを渡すべきかなど、迷ってしまうこともあるでしょう。
そこで、今回は子どもにお小遣いを渡しているママに「どのような渡し方をしているのか」をリサーチしました。
「定額制」「報酬制」の両方の意見について、紹介します。

お小遣い「定額制派」のママの本音


まずは、お小遣い「定額制派」のママの本音を紹介します。定額制でお小遣いを渡すメリットやデメリットにも注目してみてください。

メリット

「毎月1000円のお小遣いを渡しています。まだそこまでお金を使うような年齢ではない、ということもありますが、貰ったお小遣いの中でやりくりしています。自分なりに、お小遣いの範囲内で買えるよう、欲しい物の取捨選択をしているようです」(39歳ママ・子ども8歳)

「報酬制でお金を渡すと、自分から進んでお手伝いをしなくなる…という噂を聞き、毎月定額のお小遣い制にしました。特に、お手伝いの習慣はありませんが、頼めば快くお手伝いを引き受けてくれます。「お金くれないとやらない」と言われたことは今のところありません」(38歳ママ・子ども8歳)

お小遣いを「定額制」にすることで、限られたお小遣いの範囲内でやりくりできるようになるといった声は非常に多かったです。
また、「報酬制にすると進んでお手伝いをしてくれなくなるのが怖い…」といった理由から、定額制を選んでいるケースもありました。

デメリット

「基本的に、貰えることが当たり前、という感覚になっているように思います。毎月上の子は800円のお小遣いですが、報酬制にして「働いたらお金がもらえる大切さ」を教えればよかったかな…と少し後悔しています」(29歳ママ・子ども8歳)

「学校から帰ってくるとゲームや漫画ばかり…という我が子。お手伝いはもちろんのこと、勉強もなかなかやらないので、報酬制でやる気を引き出す方が良かったかなと思っています。タイミングを見ながら、報酬制に切り替える予定です」(32歳ママ・子ども9歳)

お小遣い定額制を導入しているママのネガティブな意見には、とにかく「お金を貰えることが当たり前になってしまった」といった声が多かったです。
なかには、お小遣いをあげる前の方がきちんとお手伝いをしてくれていた、という経験談もありました。

お小遣い「報酬制派」のママの本音


お手伝いをしてくれたら、それに応じた「報酬」としてお小遣いを渡しているママもいます。
定額制には見られない「良い点」「悪い点」を見ていきましょう。

メリット

「ほしい物があれば積極的にお手伝いしてくれます(笑)。また、1回のお手伝いではほとんど買えるものがないので、「貯金」が当たり前になり、堅実的な使い方ができるようになった気がします」(35歳ママ・子ども11歳8歳)

「お小遣いを貰えることが当たり前になってほしくなくて、報酬制にしました。いつの間にか家事のスキルが上がっていることに気づき、結果的に将来に役立ってるかな?と思います」(36歳ママ・子ども12歳)

お小遣いを報酬制にすることで、積極的にお手伝いをしてくれるようになったといった声が非常に多かったです。
お小遣いを貰うために、お手伝いをすることが当たり前になるため、必然的に「家事」がスムーズにできるようになっているといった声も!

デメリット

「なんとなく予想はできていましたが、お小遣いを欲しいときにしかお手伝いをしてくれません!」(37歳ママ・子ども11歳9歳)

「お手伝いをお願いすると、お小遣いを渡すことが前提に…。そのうえ、今まで頼んだことのないようなお手伝いをお願いすると「このお手伝いはいくら?」なんて聞いてきます」(36歳ママ・子ども10歳)

報酬制の最大のデメリットにもなるのが、「お小遣いありきのお手伝いになってしまうこと」でしょう。実際、多くのママが「お小遣い前提のお手伝いになっている」と感じていました。

子どもの性格に合わせてお小遣い計画を

お小遣いを「定額制」にするか、「報酬制」にするかは、子どもの性格を見ながら検討する必要があると思います。
定額制にも報酬制にも、良い点・悪い点は見られるので、子どもと相談しながら、親子で納得のできるお小遣いシステムを取り入れられたらいいですね。

粕谷麻衣

粕谷麻衣

フリーライター、記者

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