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2021.08.06

ワーママが子どもを幼稚園に入れてみた!意外なメリットやデメリット体験談



我が家は転勤で関東から引っ越し、地方在住3年目。県庁所在地とはいえ都内と比べるとのどかで穏やかな街で暮らしています。3歳目前まで東京で育った我が子もすっかり田舎の子です。そんな息子はただいま幼稚園に通園中。私は仕事を持ちながら育児をしているいわゆるワーママの端くれです。
「ワーママ=保育園」というイメージが強いかもしれません。
もちろん、送り迎え必須、毎日お弁当という昔ながらの園もありますが、比較的ワーママに優しい園もあることをご存じでしょうか。私は「幼稚園ママ=大変」だけではないことを、身をもって感じました。我が家の子どもを幼稚園に入れた理由や、仕事への影響やメリット・デメリットなどをご紹介します。
※なお、あくまでも私個人の主観であり郊外の幼稚園の話です。都内のいわゆる「お受験幼稚園」とは事情が異なると思いますのでご了承ください。

幼稚園に決めた我が家のプロフィール


まずは我が家のプロフィールを紹介します。
転勤族で地方在住3年目(以前は都内在住)。夫と息子の3人家族です。夫の会社は残業も多く、平日に家族そろって晩御飯を食べることはほとんどありません。ただ、土日は比較的しっかり休める職場なので週末は息子ともよく遊んでくれています。一方、妻の私はフリーランス。放送局勤務の経験を活かしたラジオパーソナリテイやナレーター、ライターなどが主な仕事です。レギュラーの仕事以外にも依頼があればロケやナレーション収録などに出向くため、外勤は週に2、3回ほどです。働く時間はその日によってばらつきがあり、午前中の1時間で終わる日もあれば夕方まで半日かかる日もあります。そのほかに在宅でのライターの仕事もありますが、こちらは息子が登園している間の時間帯に行っています。

我が家は、夫の仕事の都合で息子が幼稚園に入園する前の年に今住んでいる街に引っ越しました。息子が0歳から3歳までは都内に住んでいて、保育園などに預けることもなくほぼワンオペ育児の日々。3歳になる年には抽選を勝ち抜いて近所の幼稚園のプレに通っていました。いま住んでいる街から私の実家までは車で一時間程、夫の実家までは数時間と遠いため、頻繁には頼れない状況にあります。また、現在息子が通っている幼稚園はバス登園・制服あり・お弁当は週一回です。

幼稚園に入れた理由


共働きの我が家、保育園に入れる方が多いなか、なぜ幼稚園を選んだのか。それはいくつか理由があります。

まずは、両親(私・夫)ともに幼稚園育ちでなじみがあったこと。もうひとつは、私の希望で息子に制服を着せてみたかったこと。とても単純でお恥ずかしい限りですが、小さい子の制服姿が可愛らしくて自分の子どもにも着せたかったのです。もちろん私服登園の幼稚園もありますよね。また、都内でプレ幼稚園に通っていた頃、息子が幼稚園バスをあこがれのまなざしで見ていたこともあり、幼稚園バスにも乗せてあげたいなと思ったことも理由の一つです。
ただ、ワーママが子どもを幼稚園に入れるとなると、気になるのは仕事との両立についてだと思います。私の働き方の場合、比較的日程調整が効くことが多いので毎日遅くまで預ける必要がなく、うまく調整できれば園の行事に参加できそうだったことも決断の理由でした。
仮に遅くなってしまう場合でも、長い時間預かり保育をしてくれる園が自宅近くに見つかったことも大きなポイントでした。長期休業中でも預かってくれるというのも決め手の一つでした。

幼稚園に入れてみて意外だったこと


幼稚園に入れると決めたものの、「幼稚園の保護者会って大変なのかな」「仕事をしているママが少なかったらどうしよう」などと不安もありましたが、いざ入ってみると想像とは違った面もいろいろとありました。

園によって異なりますが、息子が通っている幼稚園は想像していたよりも親の出番が少なかったことです。息子が入園した幼稚園は親子遠足なし、
保護者会等については、役員以外はイベント時の手伝いのみ(年に一回程度)という感じでした。仮に役員になった場合も、議題があれば1、2カ月に一回集まりますが、数カ月集まりがないこともありました。
また、「幼稚園=お弁当」のイメージもあるかもしれませんが、お弁当は週一回だけでそのほかの日は給食です。これは園によっては違いがあり、ほかに見学した幼稚園では、お弁当がない完全給食という園もありました。

また、持ち物(体操着入れやお弁当袋等)の手作りを強制されなかったことも意外な点でした。
園によっては寸法やヒモの長さまで決められているところもありますが、息子の幼稚園では入園前の説明会で「近い寸法のものであれば市販品でも可」と連絡があり、隣の席のママさんとほっとしたのを覚えています。お遊戯会などのイベントごとの衣装も親が作らなくてはいけないのかなと心配していましたが、ほとんどは園側で用意してくれて、指定された色や柄のTシャツや靴下などの小物を用意する程度だったのでそれほど負担には感じませんでした。働くママが増えているという流れを汲んで保護者の負担を極力減らしているそうで、時代にあわせて変化してくれるのも嬉しいです。

また、入園前、「幼稚園育ちの子は甘えん坊」という話を聞いたことがありましたが、集団生活の中で時間になったら自分で着替えたり、必要な持ち物を把握して自分で準備をしたりということが習慣づいたように思います。自立心が芽生えたように感じられたのも意外な点でした。

仕事への影響は?


幼稚園に入れたら、「預けられる時間が短いので働けない」、「行事のために仕事を休んだりしなくてはならないのでは?」と不安に思う人も多いですよね。仕事をしているママたちはどのようにしているのかみてみました。

まずは「預けられる時間」についてですが、息子の幼稚園は早朝預かりや延長預かりがあり、最長で朝7時30分から夜7時まで預かりが可能です。働いているお母さんも多く、午前~お昼過ぎのパート勤務のママもいれば、9時~17時のフルタイムワーママもいます。時間外の預かりが充実している園なら就業時間に合わせて利用すれば負担なく仕事をすることができそうです。

次に「園行事と仕事の休み」についてですが、私はフリーランスなので年度初めに園から配布される年間予定を見てその時期は大きな仕事を入れないようにしています。
前述の通り親の出番が少ない園なので、フルタイム勤務のママも年に数回の参観日の日に合わせてお休みを申請している人が多いようです。また、参観日やお遊戯会等も午前で終わるので時間休をとって対応する人もいるようです。親の出番が少ない園を選べば年に数回の休みで行事参加は可能だと思います。

ワーママが幼稚園に通わせるメリット・デメリット


その他に実際に私が幼稚園に通わせてみて良かったと思うこと、ここは少し面倒だなと思うことを挙げてみました。

【メリット】
・比較的近所の子が多いので同じ小学校に通う友達がいる
・時間内であれば園バスで登降園できるので送り迎えをする必要がない              
(行きはバス・帰りは迎えというパターンも可能)
・指定の制服・体操着なので毎日の準備が楽                         
・季節の行事が多く、行事ごとに由来などを学んでくるので成長がみられる

【デメリット】
・度々午前保育の日があるのでスケジュール管理や預かりの申請がやや面倒
・お盆期間や年末年始、土日は預かりがない場合がある
・入園料・受験料・制服代等初期費用がかかる

保育園・幼稚園に限らずそれぞれの良さがある!各家庭に合ったスタイルを

フルタイムでさらに残業がある場合などは不向きかもしれませんが、意外と働いているお母さんも多いのが田舎の幼稚園の現状。
ちなみに、今住んでいる場所に引っ越してくる前は都内に住んでいましたが、当時プレで通っていた幼稚園も平日の預かり保育や長期休業中の預かり保育があり、働きながら通えそうだなと思っていました。
「ワーママ=保育園」というイメージですが、探してみると幼稚園でもワーママに優しいところもあるので、各家庭のスタイルにあった園を探してみてください。

BRAVAでは、「幼稚園児をもつワーママの生活って?1日スケジュールと幼稚園での過ごし方を公開」という記事も公開しています。
参考にしてみてくださいね。

オカヒロコ

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