2022.05.18
小さな子どもがいても働きやすい仕事はある?ママが知っておきたいお仕事選び
小さい子どもがいると、「子どもの体調不良で頻繁に休むことになりそう」「仕事と育児の両立が難しそう」と、働くことにネガティブなイメージを抱きがちです。実際、子どもがまだ幼いことを理由に、働くことを諦めているママは少なくありません。筆者の周囲でも、「本当は働きたいんだけど、まだ子どもが小さくて…」といった声があります。しかし、小さい子どもがいても働きやすい仕事を選べば、子どもの年齢に関わらず安心して働くことが可能です。そこで、今回は小さい子どもがいても働きやすい仕事についてご紹介します。
小さい子どもを抱えての仕事に「不安」を抱えるママは多い!
冒頭でも触れた通り、子どもの年齢を理由に仕事を始めることを躊躇しているママは少なくありません。実際に、筆者の周囲では以下のような声が上がっています。
「“貯金をするなら子どもが小さいうちが最も溜まりやすい”と聞いていたので、なるべく早い段階で働き始めたいな…って思っています。ただ、まだ2歳半なので風邪をひいたり、園で感染症がうつってしまったりと、体調不良が頻繁に起こるだろうな…という不安もあり、なかなか仕事スタートに踏み切れません。頻繁に休んでいたら会社にもいづらくなってしまいそう…とも思いますし、むやみに仕事を始めないほうがいいのかなと悩んでいます」(35歳ママ・子ども2歳)
「妊娠を機に仕事を辞めたものの、やはり学費や夫婦の老後の資金などいろいろな不安が重なりはじめ、やっぱり働こうという気持ちに至りました。ただ、働いているママ友によると、子どもの体調不良を理由に休むと同僚にイヤミを言われることがあるらしく、ちょっと不安に感じています。会社に迷惑をかけてはいけないことは重々承知しているものの、やはり優先順位は我が子なので、体調不良などがあれば私がそばで見ていてあげたいのが本音です」(40歳ママ・子ども4歳0歳)
「出産後、思っていたよりも体力・気力があり、妊娠を機に辞めた仕事を再開したいなと思うようになりました。ただ、働くママたちの体験談を読んでみると、「出社してすぐに子どもの体調不良で園からお迎え要請があった」「仕事をスタートして間もなく子どもが園で風邪をうつされて半月休んだ」など、正直働き始めることに不安を覚える内容があります。同僚の目も気になりますし、仕事が進まなくなってしまうことも考えられるので、仕事の応募にしり込みしている状況です」(29歳ママ・子ども3歳2歳)
「働きたいけれど、働くことが不安」と感じているママは多いもの。とくに、上記の声にもある通り、子どもの体調不良による早退や欠席に不安を抱いているようです。子どもを家に残して自分だけ出社するわけにはいかないので、必然的に親が休まなければなりません。パパに看病を頼めそうであれば問題はありませんが、それが難しそうであればママが対応することになります。そうなると、やはり「働かないほうがいいのかな」という選択肢もぼんやりと浮かんできてしまいますよね。しかし、働くことに不安を感じているママでも安心して働ける仕事があります。一体どんな仕事なのか、以下から見ていきましょう。
同じ作業をする従業員が多い仕事
小さい子どもを抱えて働きたいと考えているママにおすすめしたいのが、「同じ作業をする従業員が多い仕事」です。
自分と同じ作業をする従業員が多い仕事であれば、万が一やむを得ない事情で休むことになっても、別の従業員にカバーしてもらいやすいといったメリットがあるのです。
たとえば、以下のようなものが挙げられます。
・製造業
・軽作業系
・検査系
みんなで同じ作業をする仕事なら、細かな情報共有はほとんど必要ありません。これなら、急なお休み・早退でも安心ですよね。
オンラインで完結しやすい仕事
近年普及しているリモートワーク。パソコンがあればある程度の仕事が進む、といった職業は小さい子どもを持つママにおすすめです。事情により、休みや早退、遅刻などがあっても、在宅で進めておくことができ、職場への負担を最小限に抑えやすいからです。
・webデザイナー
・事務関連
・webライター系
・カスタマーサポート
・オペレーション
・総務
経験や知識が必要な仕事も多いですが、近年は職業訓練施設で講習を実施するケースが増えています。筆者の地域でもwebデザイナーやプログラマーを志望する方向けに、職業訓練を実施しています。要件を満たせば費用が無料になるなど、制度も充実しているので、一度チェックしてみるといいでしょう。
子どもを持つ従業員の多い職場をリサーチ
子どもを持つ従業員が多い職場なら、小さい子どもを抱えていても安心して働きやすい傾向にあります。
自分と同じように、子どもを持つ従業員が多い職場であれば、「お互い様」といった空気ができあがっているので、急な欠勤・早退などもカバーし合っていることが多いのです。公開されている求人情報をチェックし、「育児中の社員が多い」といった内容の企業を探してみてはいかがでしょうか。
フレックス制なら育児と両立しやすい
近年、勤務時間の自由度が高い「フレックス制」を導入する企業が増えています。フレックス制であれば、無理のないスケジュールで勤務できるので、子どもの急な体調不良による早退や欠勤などに対応しやすくなるでしょう。
また、保育園のイベントにも参加しやすいですし、家事・育児の時間を考慮して勤務時間を設定できます。
小さい子どもがいても働くことは難しくない!
小さい子どもがいると、働くことに後ろ向きになってしまうママは多いです。
しかし、育児や家事と両立しやすい仕事を選んだり、ワーママに嬉しい制度を設けている職場に応募したりと工夫することで、無理なくお仕事ができます。
今回ご紹介した内容を参考にしながら、自分に合う働き方について、考えてみてください。
粕谷麻衣
フリーライター、記者