2022.05.23
小学校生活にスムーズに適応!コスパがよい幼児教育の教材を紹介
小学校に入学したら、ひらがなも数字もていねいに教えてくれます。しかし、入学当初から子どもが自分の名前が読めて時計が分かれば、学校生活にスムーズに適応しやすいでしょう。授業時間に集中して取り組むためには、座って勉強する習慣を入学前に身につけることも効果があります。
今回は小学校生活へ向けて幼児教育を始めたいママのために、家庭学習サポート専門家の筆者がおすすめの質は高くても値段は高くない、いわゆるコスパがよい教材を紹介します。
無料プリントなら、ちびむすドリル
プリントを無料公開しているウェブサイトなら、紙代とインク代はかかりますが無料でプリント学習ができます。1枚ずつ印刷できるので、子どもが気に入るかお試ししやすいのもメリットです。
無料でプリントを提供するウェブサイトは多くありますが、筆者のおすすめは「ちびむすドリル」。
ひらがな、数・数字、時計はもちろん、ぬりえや点つなぎ、迷路などさまざまな種類のプリントがそろっています。さらに、ひらがな表や日本地図などの学習ポスター、動画教材、賞状枠や表彰状のテンプレート、ペープサートの型紙、スマホで楽しめるなぞなぞやクイズなど、子どもの生活をサポートしてくれるたくさんの素材を無料で利用できます。
幼児教育だけではありません。ちびむすドリルには、小学生・中学生向けの教材や子ども向けの英語学習プリントもあります。わが子が小学生・中学生になった今でも、ちびむすドリルに私は頼りっぱなしです。
ちびむすドリルは、「こんな教材やコンテンツがすぐに簡単に手に入ったら便利だな」との思いから誕生したそうです。年々種類が増え、小学校や塾、幼稚園、公共施設などでも使用されています。ついには法人化されたことを知ったときには、驚くと同時に納得したものです。
100円ショップなら、ダイソー
幼児が楽しめるおもちゃや便利グッズがそろっている100円ショップでは、幼児教育の教材も販売されています。
「これもチャレンジしたい」「あれも欲しい」と、ドリルや教材はどんどん買い足したくなりがちです。筆者もそうでした。また、子どもの興味・関心は変わりやすいから、さまざまな種類を手頃な価格で買うことができる100円ショップは、幼児教育の強い味方になってくれるでしょう。
100円ショップのなかでも、ダイソーで販売されている大創出版の教材は質・量ともに凌駕しています。ひらがな、数、時計、迷路、知恵あそびなどのテーマ別にそろったドリル、ひらがな・数字・アルファベット、国旗などの学習カード、ジグソーパズル、遊びながら指先を鍛えられるシールブックまで、バラエティ豊かで100円とは思えないクオリティーです。
無料動画なら、NHK for School
忙しいママのお助け的存在といえば、インターネットの無料動画。せっかくなら見せるなら、幼児教育に役立つものにしたいですね。
NHKの学校向けコンテンツを集めたウェブサイト「NHK for School」には、一人芝居や人形劇など映像やラジオ音声による昔話、自然観察など、幼児が楽しめる番組が多数そろっています。ひらがなや言葉づかい、数や順番など教えてくれる小学生のための番組を、幼児教育のヒントに見てもよいでしょう。インターネットなら、いつでもどこででも見ることができて便利です。
数ある番組の中で入学準備におすすめしたいのが、「で~きた」です。
小学校へ入学すると、子どもの生活はそれまでの保育園、幼稚園、こども園とは一変。1年生が小学校の生活や雰囲気にうまく馴染めなくて落ち着かない状況が続くことを、「小1プロブレム」を呼びます。近年、小1プロブレムが問題視されるようになり、文部科学省も対策に乗り出しました。小学校とそれまでの生活の大きなギャップが、小1プロブレムの原因の一つに挙げられています。
「で~きた」は、集団行動・マナー・社会的スキルのような学校生活への適応しやすくなるヒントを紹介する番組です。小学校生活にスムーズに始められるように、入学後の生活を「で~きた」で先取りしてみませんか。
小学校生活に向けて、コスパがよい教材で幼児教育を始めよう
わが子の教育のためならお金を惜しみたくないと考えるママは多いでしょう。しかし、習い事、学費、受験対策、教材や学用品など、教育費は子どもの成長につれてどんどん増えます。子どもの教育は長期戦です。幼児教育の教材を選ぶときに質は妥協できませんが、コスパは大切です。
今回ご紹介した教材を活用して、小学校生活にスムーズに適応するための幼児教育を始めてみませんか。
大沢有貴子
家庭学習サポート専門家、ライター