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2018.08.14

共働き世帯は食費が高い!?1ヶ月の食費平均と節約方法とは?


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共働き世帯の家計、気になるところですね。何より興味があるのが「1ヶ月分の食費」です。ちなみに2016年9月に総務省統計局から発表された「家計調査報告」では、2人以上世帯での1ヶ月の食費平均は「69,425円」だそうですよ。どうですか? 皆さんのお宅より高いですか? 低いですか?

家族4人で「食費8万」高いと言われたけれど相場は?

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勤労者世帯のわが家は「うまい酒においしいご飯」がモットーです。生活費等の家計管理は私がしていて、ワイン代ぬき(ビール含む)で、おおよその食費の予算は1ヶ月に8万というところですが、少し前に夫に「コレって高いんじゃない?」とさりげなく言われてムッとしたばかりです。

●東京23区在住の月額食費の相場
・夫婦+1歳未満児 30,000円~50,000円
・夫婦+5~7歳児 40,000円~60,000円
・夫婦+子ども2人(小学生未満と小学生)40,000円~70,000円
・夫婦+子ども2人(小学生と中学生)40,000円~80,000円
・夫婦+子ども2人(中学生以上)60,000円~90,000円

幅広くなっていますが、これは世帯別の事情がかなり違うからです。家計調査のデータだけでなく、アンケート結果や口コミなどを拾っていった「おおよその範囲」です。もちろん、これ以上の世帯もあれば、グっと抑えている家庭もあるはずです。

●家計の割合でみる食費の基本
・手取り収入の15%~20%
ファイナンシャルプランナーの言うところ「家計に対する食費の支出」の理想が15%らしいですが、それなりに節約しないと難しいかもしれませんね。いわゆる「エンゲル係数」ですが、実際にはだいたい20%前後なら理想的と言えそうです。

家族4人で食費は月額2万?ちょっと無理です!

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食費は世帯人数や家族構成や地域差、物価により変わります。都内23区在住ですが、子供の年齢なども違う3家族に聞いてみた「毎月の食費金額」です。

Y家(夫+フルタイム母+小学校5年生男子&2年生女子)
『子どもの成長と共に食費上昇が不安のタネ』
わが家はだいたい月に50,000円から60,000円ですね。肉も、鶏肉や豚肉が中心だし、国産だけにこだわったりせずに、ボリューム重視で買物しているかな。ただ、夫が普段は晩酌をしないので、基本的に一汁三菜なのは食費としては助かっているかも。とはいえ、上の子が食べる量が急に増えてきたので、やっぱり男の子いると食費かかるなーと今後の食費上昇を考えると頭が痛いところです。

K家(夫+時短勤務中母+4歳女児)
『100円引きシールを待つ自分が辛いけど……』
ウチは一応月30,000円が目標。実際には35,000円前後かな。今社宅住まいで、上の子が小学校入るまでに何とかマイホーム購入をめざしているので、かなり切り詰めてると思う。正直、仕事帰りにスーパーで「半額」を見るとつかみ取り、「50円引き」「100円引き」シールが貼られるのを待つ自分がイヤになる事も……。本当はインフルエンザに効果的とか言われた時には、R1ヨーグルトも毎日購入したかったけど、無理だった。かなりシビアです、マイホーム目指している間はね。

O家(夫+看護師母+中学1年男子+小学校3年男子)
『共働きだから割り切って食費はケチらない方針』
食費は月額にして10万円ぐらい使ってる時も。私はシフト勤務だし、疲れて帰りにデパ地下惣菜購入もよくあるし。でも共働きだから、それでいいと割り切ってるかな。口にするものにケチらないのがポリシー。有機栽培が基本、野菜も産地は必ずチェック。あとは夫がお米好きだから、わざわざ魚沼産の農家直売のを購入していて、これが5キロで3,500円だからかなり高い方だと思う。でも、私が看護師に復職するまでは、食費はもうちょっと安かったかな。それでも8万から9万円ぐらいはかかっていたはずです。

 

ワーママ家庭は食費が高くなりがち?使いすぎ?「夫の文句対処法」

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共働き世帯は、「すぐに外食」「デパ地下やスーパーのお惣菜購入」と食費が高くなりやすいと言われます。バリキャリで週に2日程度は外食、なんていうスタイルなら別ですが。「今日は外食にしちゃいたいな~」と思いつつも、なんだかんだと料理をしているワーママが多いのではないでしょうか。

ところが、夫というのはちょっとテレビで節約生活とか、「豚小間肉がステーキに変身!節約法」なんていうのを観ただけで矛先が妻に向かってくるんですね~。「ウチって贅沢し過ぎじゃないか?」「みんな、こんなに工夫してるんだよ」なんて言われたら、負けてはいけませんよ! そんな夫には次の対処法で納得させましょう。

(1)数字で攻めてきたら、数字で返す
理論的なパパタイプだと、フムフムわが家は大人2人に4歳児ひとり、すると平均は……などと計算した上で「だったらウチは3万で出来るはずだ!」と言うかもしれません。こういう夫には、バシッとレシートの山をテーブルに叩きつけてあげましょう。

数字しか見ない男性に限って、今食べている「食後の梨がいくらするのか」もわかりません。さぁ、このレシートの山の中から「無駄遣いだと断言できるものを抜き出してちょーだい」と迫ってみましょう。節約するなら、夫のビールを減らすのが一番手っ取り早いと気づいて、「ま、まぁ、こんなもんかな」とそそくさとレシートを片づけるパパが続出のはずです。

(2)「はじめてのお使い」体験でリアルに実感してもらう
例えば1日の食費を2,000円としたら、お米抜きで考えても食費は月額60,000円になります。これに朝食の分やオヤツ、調味料なんかも入るわけですから、とりあえず「じゃ、あなたが献立も考えて1,500円以内で家族4人の夕飯の材料買ってきてみて」と体験していただきましょう。1,500円なんて、あっという間に使い切ってしまうのも意外とわかっていない夫がとても多いようです。買物自体も時間がかかって大変で、それを冷蔵庫へしまう手間だって大変なのもわかるでしょう。一人暮らしの気ままな夕飯の買出しとは違うのだと、気づいてもらうのは大切です。

(3)家計について話し合ってみてもいいかも
食費について文句を言われたら、1度夫婦で「家計について」話し合うというのもひとつの方法ですね。例え食費が4万でも所得が少なくて「家計破綻」というのなら大問題なわけです。夫婦でお金の使い道と将来を見据えて家計について話してみませんか。自然と食費についてもふたり納得のいく金額が出てくるのではないでしょうか。

それでも気になる!?食費を節約するには?

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とはいえ、子供が大きくなるにつれ習い事や塾など食費以外でもお金がかかってきます。そんなときに一番見直せる部分は電気代やガス代などの、光熱費や食費ではないでしょうか。実際にママたちがどんな節約方法を試しているのか聞いてみました。

買い物は冷凍保存できる物を多めに購入!
上の息子が中学生になりまぁよく食べます。かなり食費の金額が高くつくようになってしまい家計を圧迫!そこで、週に1回買い物に行き、保存がきく冷凍物を中心に買いだめをするように。あとは、ちょこちょこ足りないものを買い足すだけで1週間は持ち、結果、食費もずいぶん下がりました。
(Tさん 子供13歳、10歳、4歳)

冷蔵庫大掃除メニューを作る!
私が働き方をパートに切り替えたことによる給料がさがり、節約生活をすることに。最初に食費を見直ししました。そうすると忙しさのあまり外食がふえ、冷蔵庫で消費期限をむかえ捨てている食材が多くあったことに気づきました。
働き方を変えたことで時間にも余裕がうまれたこともあり、週に1回はかならず冷蔵庫の大掃除をし、節約レシピを参考にしたメニューを試すことに。無駄にする食材も減り、いままで4人家族で70000円くらいだったのが
、50000円でやりくりできるように。大掃除メニューを作ることで節約効果を感じることができます!
(sさん 子供7歳、4歳)

月末はもやしを大量買い

結婚前、一人暮らしをしていたときもそうですが給料日前の月末が近づくとお金がカツカツになってくるので、自炊をし始めもやしを大量買いしていました。その経験?があったからか、もやしレシピが異常に増え、4人家族になったいまも、月末節約モードになると、もやしメニューを駆使しやりくりできるように。これでなんとか子供たちの習い事を増やせるくらいの節約ができるようになりました。
(Mさん 子供11歳、5歳)

底値~平均価格を知ること

底値は住んでいる地域によってもかなり異なりますが、私が一番利用している自宅からもっとも近いスーパーでは、定価318円のカレールーが普段は238円、でも毎週のように158円で売られていてるため、よほど急を要していない限り158円以上の場合はスルーします。ほかの品物も同じように考えて、牛乳は158円、食パンは138円のように、なるべく底値に近い値段で買うようにしています。
これは利用するスーパーによっても変わってくるので、近所のスーパーのなんとなくの価格帯を把握するというのも重要ですね。私の家の近所(自転車で3~15分圏内)にはそこそこ大きなスーパーが8つほどあるのですが、私の底値感から平均的に50~100円ずつすべての品物が高いスーパーがあり、そこでは特売品以外買い物はしません(笑)。
駅近のスーパーほど高くなる傾向があるのは仕方のないことですが、たかが50円でも、一度の買い物ですべての品物に乗ってくると、結構大きな金額になりますよね。たとえば一度の買い物で30個の品物を購入するとして、
50円×30個=1500円/週
1500円/週×52週(1年)=78000円/1年
と、かなりの損失に。これならその分のお金でお掃除ロボットを買いたいですよね…。

出典:BRAVAの記事【1カ月2万円は非現実的!?】4人家族の我が家が行き着いた最終的な「食費予算」と「買い物テクニック」とは?」より引用

食費は「収入と支出のバランス」+「食に対する価値観」で決まる

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毎月家計簿や家計簿アプリできっちり管理し、節約が一種の趣味。「今月はこんなに小額で過ごせた!」と達成感を感じるママもいると思うんです。ゲーム感覚なのかもしれませんが、私のママ友にもいました。

「おでん」→「翌日は具を切って炊き込みご飯」「ママと下の子のお昼はおでんの汁にうどんを入れたもの」→「さらに残ってる分にカレールーを入れて和風カレーが夕飯」

なんてやっているのを聞いて、私はすごいなーと感心しつつ目が点。でも彼女にしたら、創意工夫と数字に出る「これだけしか使わなかった」という結果が、面白かったんでしょう。

共働きだと多少は食費が高くなる傾向はあるでしょう。平均的に見た数字の結果論でしかありません。食費は各家庭によるものです。要するに、食費のせいで家計破綻に陥るような事がなければ、あとは夫婦の価値観の問題です。

食費の平均や相場は「こんな感じか」とわかれば、それで納得しませんか? それ以上でもそれ以下でもありません。

食費が30,000円だろうが100,000円だろうが、「おいしいね!」の言葉はハートの問題。思わず「うまいッ」と口にしながらお酒を飲んで、子どもと話す。その時間こそ、食費という金額には出てこない「究極の贅沢」のはずです。

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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