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2018.04.18

【家庭訪問】玄関でいい?お茶やお菓子は出す?先輩ママの体験談


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小学校に入学すると「家庭訪問」があります。最近は家庭訪問をやめた小学校も徐々にですが増えています。

とはいえ、やはりまだまだ家庭訪問はありますね。家庭訪問は意味があるのか?といった素朴な疑問もありますが、ともあれ実際に学校から連絡がくれば、働くママも平日に休みをとって対応する場合がほとんどです。

今回は家庭訪問の実情と最近のやり方について説明します。

家庭訪問の意味って?時期と目的

新学期が始まり、ひと段落したかなという頃に「家庭訪問のお知らせ」お手紙が届きます。

時期は地域や学校によって当然違いますが、これまで4月後半から5月中旬辺りが今も多いようです。ただ4月後半時点ではまだ子供の様子がわからないといった理由などで6月辺りに行われるところ、中には夏休みなどに行っている、また「家庭訪問はなくなり、個人面談を学校で行う」ようになった学校というのもあります。

家庭訪問は

●家庭の状況を先生が実際に見る
●通学路の確認
●子どもの家での姿を聞く
●保護者とのコミュニケーション

といった目的があります。特に「家庭の様子を見る」のは、様々な環境の子供が通う公立小学校では先生にとっても重要です。家の様子を見ることで、どういう環境に子どもがいるか、がよくわかるからです。

ごく普通にしていれば、例え家の中が散らかっていたとしても本来は全く問題がないのです。でも、外に見えないようにはしているけれど「家庭内で大きな問題が生じている」家庭であれば、繕ったとしても家の中を見ることで、ある程度は先生も感じることがあるわけです。

家庭訪問は正直、働くママにとっては負担です。有給を取らざるを得ず、しかも日程もかなり直前になって出てくるので会社への連絡もどうしても直近になりやすい。学校にもよりますが、日程を調整してくれたり、夕方にしてくれるのでまずは相談してみましょう。

最近の家庭訪問「お茶菓子は?」「玄関先だけって?」

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これはもう昔から言われていることですが、学校側は必ず「お茶菓子はいりません」中には「飲み物も出さないで下さい」こんな注意書きがきたりします。そうは言っても、ケーキや和菓子は出さないにしても、お茶やコーヒーくらい出すだろう、というのが親の一般的な考えです。

実際に私も玄関先で立ち話もないなと思い、座布団をだしました。そして、「飲まない」と言われていても、お茶は出しましたよ。ただ茶菓子は用意していません。先生は1日で10人近い家庭を回ります。すべての家で茶菓子が出されたら大変でしょう。個包装されているお菓子などは持ち帰ってもらえるのでいいのかもしれませんが・・・。

こうした問題もあるせいか、最近増えているのが「玄関先のみ」の家庭訪問です。これはママたちにとってはとっても有り難いですね、リビングまで先生がいらっしゃるとなれば、廊下に積み上げた玩具や雑貨を片付け、リビングは掃除をし、ああ窓ガラスも拭かねばなるまい・・・と焦りますが、玄関先なら掃除も簡単です。

でも玄関先だけなら、家庭訪問の目的と言われる「家庭の様子」がわからないんじゃないの?と思いますが、家の中に入るだけで多少なりとも家庭の雰囲気はわかるのではないでしょうか。

それより私がけっこう焦ったのが、「玄関先で」とお手紙には書いてあっても、ひとまず「どうぞ中へ」とお声をかけたとき、少し年配の先生ですが「はぁ、ではすいません」と上がってきたときです。

ええええええ

玄関先って書いてあったじゃーん!!!

・・・時遅し、です。玄関先と書いてあっても、中にあがる先生もいれば、どれほどお誘いしても「いえ、こちらで」と玄関から動かない先生もいます。けっこう、先生によって違うんですよ。ですから、とりあえず母親としては「玄関でも、リビングでも」どちらでもお話できるように片付ける準備は必要ですね。

「家庭訪問」子どもは同席?

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家庭訪問の日程時は子どもは短縮授業です。学童ですと子どもはそのまま学童にいることもあれば、親が在宅なので家にいるというケースも。

子どもが同席していると、子供の前で話したくないことができない、というデメリットはあります。でも子供たちも先生が家に来てくれて話すというのはけっこう嬉しいようですし、また、先生と子どもが話す様子を間近で見られるのは、親としては子どもとの関係性が直に見られて安心という面もあります。

どちらがいい、というわけではなく、状況次第ですね。正直、たまたま子どもが遊びに行ってしまったらそれでいいし、家にいるなら普通に三者面談のように話しす。先生とのみ話したいことは見送りがてら玄関に出てから話したり、子どもに途中で「じゃ、部屋に戻って宿題やってね」とか「先生とお話あるから、向こうで遊んでてね」とストレートに伝えたりしていました。

先輩ママ「家庭訪問こうでした」体験談

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お手紙に「玄関先で」となっているからにはそれでいいと思い、特に中へどうぞ、とは言いませんでした。うちの子の性格や持病についてなど気になる点は簡潔にお話できたし、先生からも保健の先生に伝えることは?といった程度で、あとは「家の場所確認」と言われましたから、これで良かったのかなと思ってます(Nさん)

ウチの学校は家の場所を確認するというのが第一の目的らしく、先生から出された日程に対して「この日はムリ」と返事すると日程調整することなく「では、○○君の家の位置だけ確認して帰宅します、個別面談が必要ならばご連絡ください」と返事がきました(Kさん)

実はうちの夫は教員なのですが、家の中に通されるとどうしても話が長くなり、いつも途中で次の家庭に「15分遅れます」と連絡する手間も増えて大変・・・と言っています。中にはここぞとばかりに長々と先生と話す人もいるようで切り上げるのも「先生の手腕」だそうです。逆に「お聞きしたいことがありまして」とメモをまとめて質問を絞って聞いてくれるお母さんだと(きちんとしているなぁ)と思うと言っています(Oさん)

都内から、郊外地区へ引っ越しをしました。引っ越し先の学校では先生が普通に「ではお子さんのお部屋を見せてもらってもいいですか」と言われビックリしました。どうやらこの学校では、子ども部屋を見せるというのが慣例のようで、本当に焦りました。新入学や引っ越しした時はなるべく先輩ママに家庭訪問はどんな感じか、一応リサーチしておくと安心です(Uさん)

上の子が卒業してから当時の担任の先生と話す機会があったのですが、家庭訪問は「明らかに問題がありそうと思われる」家庭があると、必ずリビングまであがり、色々と様子を見るそうです。それ以外は玄関先や、「お上がり下さい」と言われれば入るけど「何かご心配なことはありませんか?」と保護者に向かって問いかけ、特に何もなければ世間話を数分して帰る、と言ってました。公立小学校は経済状況も様々ですし、色々なご家庭がありますし、中には虐待とまでは言わなくても子どもの世話など大丈夫なのか、と思う家庭もあるようで、その辺りは学校の面談では分かりかねる、だから家庭訪問も意味があるんだというようなことをおっしゃっていました(Kさん)

大橋 礼

大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌!本とお酒があればよし。


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