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2016.03.28

【子だくさんワーママに聞く】3人以上子どもがいる、大変さと良かったこととは? 


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三人姉妹の末っ子として育った私にとって姉たちの存在の大きさを、大人になってより一層感じています

家の中はいつも賑やかでしたし、楽しいことも辛いこともみんなで共有し合い、支え合ってきたと思います。
結婚してそれぞれの家族を持ってからも、自分の少し先を歩む姉たちの動きや助言はとてもありがたい存在に。
なので、自分の子どもたちにもできたら兄妹の多い環境を与えてあげたいな、と思っていました。

しかし今現在、男の子2人を育てていると、正直日々の生活や仕事をこなすことで精一杯。
3人は欲しいなとは思っていたけれど、時間的にも経済的にも。これ以上増えるなんて到底考えられない!
だからと言って、ベビーグッズを捨てられないところを見ると、きっぱり諦めきれない自分もいる…。

これはもう子だくさんの先輩ワーママに助言をいただくしかない!
ということで、前向きに3人目を考えられた理由や、子だくさんで良かったことを伺ってきました。

子ども3人「正直お金は大変! でもそれに勝る家族の結束力がうまれました」

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Tさん(43歳)お子さん3人(長男11歳、長女9歳、次男2歳)

もともと3人目を考えていたなかったTさん。

ご主人が三人兄妹で育ったことや、周りに子沢山の家族と遊ぶ機会が多く、兄妹の中でも社会経験ができていると実感し、前向きに考えるように。
3人目が生まれた時すでに独立し(2人目まではフルタイムで外勤)ほぼ在宅のフリーライターなので、学校の間は末っ子のお子さんのお世話。そして上のお子さん2人が学校から帰ってきてからがお仕事時間だそう。

お仕事をしている上で子だくさんでよかったことってありますか?

「上2人が学校から帰ってくると、一番下の子と一緒に遊んでくれるので、その間集中して仕事や家事ができます。子ども2人だけの頃は「お互いを気遣う」「一緒に仲良く遊ぶ」なんてあり得なかったけど、今ではいつもくっついて動いています。3人になって初めて兄弟がまとまって、むしろ楽になったかも。」

これは意外! お兄ちゃんたちがいてくれるから仕事や家事がはかどるなんて。5人家族になって何が一番かわりました?

「旦那がさらにイクメンになりました。3人目が産まれてから、子どもたちみんなを外に連れ出してくれたり。あと、長男はものすごく子ども好きになり、世話もよくしています。「自分が一番上」という意識が芽生えてきたのかな? 自分のことは自分でやる、妹ができないことをカバーするなど、かなりしっかりしてくれました。」

とは言え実際のところ、子ども2人と3人では大変さは違いますよね?

子育ての大変さはあまり感じないですね。でもとにかくお金が大変です!よく「2人も3人も一緒よ~」なんて言いますが、あれはウソ(笑)食費は月2万以上はUP。これから教育費も1人分増えると思うと…!」

やっぱり!そこが一番ネックなんですけど! それ以上に勝ることって…?

「お金が大変! というのは確かですが、家族一人ひとりが強くなり、しっかり固まっていく気がします。一番下が泣いてると、上2人も「どうにかしてあげないと」って自然と優しさも身についた気がします。それに3人がじゃれ合ってる姿を見て「この人たちを私が産んだんだなー、私偉いなー」って少し癒されてます(笑)」

そうなんですね。あと正直、自分の年齢的も部分も不安なんです。

「私は41歳で3人目を産みました。正直妊娠したときは高齢出産だし、もう一度ゼロから子育てする体力があるか、上2人までかまえるか…という不安のトリプルパンチ。でもなんとかなるもんですよ。3人目は、夫婦と2人の兄妹というたくさんの家族みんなでワイワイ育てられた感じ。それに新生児はやっぱり可愛い!!!あのフワフワしたいい匂いの赤ちゃんを抱っこできる幸せをぜひ!」

子ども5人 「子育てが大変なのは当然。でも人とのつながりも増えますよ!」

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Cさん(45歳)お子さん5人(長男14歳、長女12歳、次男11歳、三男8歳、四男3歳

Cさんは5人のお子さんを持つワーママ(5人って私の倍以上!)意外にも、結婚前は仕事が大変だったこともあり子どもを持つイメージすらなかったとか。

「子育て=仕事ができない」のイメージを変えようとご主人の助言もあり、第一子を妊娠。

しかし出産時のトラブルや体の不調も重なり、出産はもうできないかも…!と思いながらも、2人目を妊娠・出産したあたりから育児がとても楽しくなったそう。そして現在、5人のお子さんを育てていらっしゃいます。

子だくさんで良かったな、と感じることはなんですか?

「いい点も悪い点も含めて、家族・兄妹というコミュニティの中で多くのことを学んでくれること。世の中には理不尽なこともたくさんある、という人生の基本のようなことも理解できます」

(私もそう育ったので)同感です! 5人の子育てをしながらお仕事を続けていて良かった点はありますか?

「まずは子どもたちで協力し合ったり、一緒に遊んでくれていることですね。家事を手伝ってくれる子がたくさんいるし、子どもが甘えん坊になり過ぎない。あと、自分自身が母としても仕事人としてもたくましくなりました。それに仕事をしている姿を子どもたちも見てくれて、応援してくれていることも心強いです。」

確かに、母は強くなりますよね。では子どもが増えることで、家族の中で何が一番変わりましたか?

「家族が1人増えると家族全体の人間関係が変わります。
だだっ子だった上の子が協力者となり優しさを見せてくれるようになったり、夫が離乳食づくりをきっかけに料理上手になったり。何よりも嬉しいのが、家族が1人加わることでまた新しい家族のストーリーが始まることです。」

素敵です!新しい家族のストーリーだなんて。でも実際のところ、大変さはどうですか?

「よく3人目以上は何人でも一緒?という方がいますが、経済的にも育児の負担的にも、そんなわけありません!
わが家は頼れる身内がいなかったので、子どもの人数が増えればその都度負担も増しました。でも、子どもが増えることで子どもを通じてのつながりも増え、孤独感が一切なくなりました。これは育児をする上で、本当に心強いことです。」

なるほど!子どもを通じてご近所やお友達、地域のつながりが強くなるのもいいですね! 私も実際に三人目を迷っているのですが、アドバイスをください!

「私は子どもを望んで授かることができたのだから、つらいことがあっても夫婦で乗り越えようと強い覚悟を持っていました。そもそも人を育てるのだから、子育てが大変なのは当然。でも、今の一瞬一瞬が本当に愛しいと思っています。あと最後に、子どもとの出会いは本当にご縁です。本当にもう1人欲しいのなら、後悔の無いように。でもあまり「もう1人」にとらわれすぎず、大切なのはご夫婦の仲の良さだったりもしますよ!」

確かに。子育ての大変さは当然で、人数が増えた分助けてくれる人も増えるってことですね。子どもを通じてのつながりって確かに心強いです。 ありがとうございました!

 

お二人にお話を伺って、自分が漠然と不安に思っていたことが浮き彫りになりました。
経済的に大変になるのはもちろんですが、それ以上に家族の結束やお友達やご近所とのつながりが増えると思うと、これこそお金には変えられない、人生において大切なことだと思います。

それにCさんのお話にもあった「子どもとの出会いはご縁だ」ということ。
頭で考えすぎることなく自然に授かった時は、ぜひ私も子だくさんワーママになりたいと思います!

 

飯田りえ

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