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2018.05.19

もしかして私って不妊症・・!?結婚して3年。セックスレスなわけでもないのに子供ができない


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結婚は、これまでまったく違った人生を送っていた者同士が、生活スタイルの違いをすり合わせ、少しずつ歩み寄り、理解しながら「二人の家庭」を作っていく大事業です。お互いに忙しい仕事を持っていれば、時はあっという間に過ぎていきます。そんな忙しい生活の中でも、愛情をはぐくみ、触れ合い、性交渉を持つことで、二人のきずなはより強いものになっていくでしょう。

しかし、忙しい毎日の中で訪れる互いの誕生日や結婚記念日、お正月やクリスマスなどのイベントは、結婚してからの時の経過を教えてくれます。そんな時、普段はあまり意識していなかった「結婚してから、もう3年目になるんだ」という事実にハッとすることはないでしょうか。そう、3年も二人で暮らし、愛情の交歓もしているのに子供ができないという事実。いつもは忙しさの中に紛らわせていた「不妊症」という不安が、急に現実味を帯びてくるかもしれません。

私が不妊症を疑い始めた、結婚3年目

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夫と結婚して3年。私もフルタイムで働いているので平日は忙しいのですが、週末はセックスする時間をとるようにしています。夫婦のコミュニケーションも取れているし、性格や価値観も合うので仲は良い方です。そんな暮らしに満足していたのに、ある時参加した女子会で友人の赤ちゃんはまだ?という言葉を聞いたとたんに、私の脳裏を不安が一気に駆け巡りました。

女性にとって、不妊症を疑い始めるのは結婚からどれくらいの時間が経過した頃なのでしょうか。人によって、その長さは様々です。1年で「どうして赤ちゃんができないのかな?」と感じる女性もいれば、ここでご紹介した女性のように、3年くらいで周囲の人から「赤ちゃん作らないの?」と訊かれて気付く女性もいるでしょう。

近年は結婚しても仕事を続ける女性が多数派です。まずは新生活に慣れることや、二人の生活と仕事との両立に精一杯で、すぐに赤ちゃんができなくてもあまり気にならない方も多いかもしれませんね。

しかし3年も経てば、多くの人が疑問を抱きはじめます。周囲の人からも「赤ちゃんは?」と訊かれることが増え、同僚や友人にも次々と子供が生まれることでしょう。その時に「私、もしかして不妊症なのかしら」と感じて、ネットで調べてみて初めて気付くこと、それが「避妊を行わずに一般的な性交渉を持っている夫婦が、1年以上妊娠しない場合は不妊」という事実です。

日本の産科婦人科学会では、不妊を「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないもの」と定義しています。一定期間を以前は2年としていましたが、近年1年に改めました。

セックスレスでもないのに妊娠しない理由とは

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ネットニュースやコラムでよく目にするようになった「セックスレス」という言葉。セックスレスとは、日本性科学会によれば病気や妊娠といった特別な事情がないにもかかわらず、1ヶ月以上性交渉がないカップルを指しています。性交渉とは性交だけでなく、キスや愛撫など性的な意味を持つ「触れ合い」も含まれます。

2016年にアンファー株式会社が1000人の既婚男女に行ったアンケートでは、実に6割がセックスレスという回答でした。年代別に見てみると、30代の男女が47%、40代になると59%、50代では実に71%の夫婦がセックスレスと答えています。同じアンケートで、自分たち夫婦は円満だと答えた人は8割にのぼり、月に1回以上デートをする夫婦は3割という結果だったそうです。

この回答を見ると、日本では若い世代ほど多くのカップルが「円満だ」と感じ、実際に互いの仲を深めるためにデートなども楽しんでいるようです。一方でセックスレス夫婦は6割もいるため、夫婦仲の悪さとセックスレスは必ずしもイコールでは結びつかないといえます。

しかし妊娠するためには性交を行わなければならないため、キスやハグといった触れ合いを除いてしまうと、6割より多い数の夫婦がセックスレスになる可能性があります。また、セックスレスの定義は1ヶ月に1回以上性交渉がない、ということなので、「自分たち夫婦は円満だ」「触れ合いも多い」と感じているカップルは、1ヶ月以上性交渉に間があいてもあまり気にならないかもしれません。

そういったカップルの場合、妊娠する機会は非常に少なくなります。妊娠は1ヶ月のうち、女性の排卵に合わせた数日間しかチャンスはないため、「気が向いた時に性交渉を持つ」という状態ではタイミングが合わず、受精に至らないことも多いのです。

そして、月に1度以上性交渉を持っていても赤ちゃんがなかなかできない場合、「不妊」の可能性が高くなります。不妊は、現在10組に1組のカップルが抱えていると言われる問題です。それでは、不妊についてもっと詳しく調べてみましょう。

不妊の現状…不妊症は病名ではなく、赤ちゃんができない状態

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日本産科婦人科学会では不妊と定義していますが、不妊症もほぼ同じ意味です。不妊は赤ちゃんができない状態が続く期間のことで、不妊症は赤ちゃんができない状態を指しています。また不妊症というと病名に見えますが、特定の病気の名前ではありません。

不妊を引き起こす原因となる病気はひとつではありません。女性の子宮や卵巣・ホルモンに関する病気はその代表です。病気と診断されなくても、生理不順やホルモンバランスが崩れている、自律神経が乱れているといった未病の状態でも不妊の原因になることがあります。

先ほど日本産科婦人科学会が不妊と定義する期間を2年から1年に変更したとご紹介しました。実は、不妊と定義される時間が短くなったことには、大きな意味を持っています。ここには、最近注目されている「晩婚化」が関係しています。

晩婚が進めば、当然初妊娠の年齢も高くなります。年齢が高くなると、男性も女性も性欲に減退が見られることはご存じの方も多いでしょう。また、妊娠する力、させる力も減退してしまうのです。そして女性だけでなく、男性にも原因があるケースが意外とたくさんあるのです。

女性側だけの問題じゃなかった!男性側に問題があるケース

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女性の問題と思われがちな不妊ですが、男性側にも原因があるケースは5割近くに及びます。WHOの調査によれば不妊に悩むカップルのうち、男性側に原因があるケースは24%、男性と女性と双方に原因があるケースも24%です。男性にとって、不妊は決して他人事ではないのです。

男性の不妊原因は大きく4つに分けられます。
○乏精子症…精子の数が少ない
○無精子症…精子がほとんど、もしくはまったくいない
○精子無力症…精子の運動率が非常に悪い
○勃起障害…性交時に男性器が挿入に至らない

上に挙げた3つ目までは精子の量や質の問題です。最後だけは異なりますが、すべてにおいて言えることは、それぞれの原因にさらなる根本的な要因がある、ということです。これらの症状を引き起こしている病気やホルモン異常があったり、過去の病気の影響が出ていたり、精神的なストレスが悪影響を与えていたりと、何らかのトラブルを抱えているためにこういった「不妊症」が起きてしまうのです。

さらに妊娠に至らない理由がわからないというケースもたくさんあります。実は不妊カップルの約1割は、不妊が起きている原因がわからないのです。今後医学が進歩していけば分かるかもしれませんが、現在は解明できません。

やっぱり自然妊娠したい…自然妊娠の確率は?

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ここまで不妊のお話をしてきましたが、逆に自然妊娠する確率はどれくらいあるのでしょうか。日本産科婦人科学会では、健康で定期的に性交渉を持っているカップルの場合、1年で8割、2年で9割が自然妊娠するとしています。

自然妊娠の確率を上げるために、まずしてほしいことは「タイミング法」という方法です。女性の排卵のタイミングを知り、そこに合わせて性交を行うというものです。ただなんとなく性交渉を持っているよりは、はるかに妊娠の確率は高くなります。といっても、排卵を指揮しているのは女性ホルモンで、女性ホルモンはちょっとした体調や心の変化の影響を受けます。そのため、排卵のタイミングをきちんと把握することは簡単ではありません。

それを解決する手段として、まずは基礎体温をつけてみましょう。毎朝目が覚めたら、身体を動かす前に体温を測り、毎日記録するという方法です。だいたい低温期と高温期に体温が分かれ、低温期と高温期のはざまに排卵日が入ります。数ヶ月間基礎体温表をつけていると、なんとなく傾向が分かってきます。もし低温期と高温期に体温が分かれない場合は、ホルモンバランスの異常や排卵がないといった異常が起きている可能性があります。

しかし基礎体温だけでは、ピンポイントで排卵日を確定することはできません。お腹の張りや痛み・イライラ感など、ちょっとしたことを一緒にメモしておくと、自分のバイオリズムが掴みやすくなるのでおすすめです。タイミング法がうまくいかず、本格的に不妊治療を行う場合も、基礎体温表はとても役に立ちます。逆に基礎体温を付けていなかった場合、検査期間が長くなってしまう可能性もあるのです。

そして基礎体温をつけることは、妊活の第一歩ともいえます。また自分たちカップルの妊娠力に少しでも不安を感じた場合は、病院で不妊検査を受けてみましょう。不妊検査は産婦人科で受けられるほか、近年増え始めた専門の不妊外来、そして男性の場合は泌尿器科でも受けることができます。不妊検査を受けてみることは、不妊治療の第一歩です。

不妊治療ってどんなことをするの? 自然妊娠の方がやっぱりいいの?

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不妊治療と聞くと「すごくつらくて、お金がかかるし時間もかかる」と感じる方が多いようです。でも、妊活の基礎は「健康な身体と健全な心、パートナーとの睦まじい関係」を築くことです。それは、決して難しいことでもお金がたくさんかかることでもありませんよね。

不妊治療は確かに時間がかかります。男性側の基礎検査は精液検査だけというケースが多いのですが、女性側の検査は基礎体温以外にもフーナーテストや頸管粘液検査・卵管造影検査・超音波検査が基礎検査とされています。フーナーテストは朝性交をしてそのまま検査を受けなければなりませんし、卵管造影検査は痛みを感じる人もいます。恥ずかしさや屈辱感を味わう人、痛みが耐えがたい人などさまざまです。

さらに間に生理が入ると次の機会に先延ばしになってしまいますし、仕事を持っている女性は休みとバイオリズムの兼ね合いで検査が数ヶ月にわたることもあります。検査は自費診療という場合が多く、個人病院だと少々高額になるケースもあるようです。

しかし、不妊治療にも段階があります。まずは正しい排卵日を基礎体温表と検査によって割り出し、より精度の高いタイミング法ができるようになります。男性側に問題があることが分かった場合も、治療の方針が立てやすくなります。それと同時に妊活に対するモチベーションがアップしますよね。

また自然妊娠の方がいい、というイメージを持っている方も少なくありません。最初の段階で行うタイミング治療には、排卵誘発剤などを使用するケースもあります。しかし基本的には自然妊娠とメカニズムは変わりません。人工授精も初期段階ならほとんど自然妊娠と変わりません。現在はインフォームドコンセント(病状や治療に関して医師が詳しく説明し、患者の同意を得る事)が徹底されているので、話しやすい先生のいるクリニックを探して、できるだけ自然妊娠に近い形が望ましい旨を伝え、治療方法を相談してみましょう。

現在は多くのお子さんが不妊治療によって元気に誕生しています。不妊治療で生まれた子供と自然妊娠で生まれた子供を比較しても、医学的に立証されている違いはありません。不妊治療で授かった子を自然分娩で産む女性もいますし、自然妊娠した子を管理入院の上帝王切開で産む女性もいます。そこにも特に医学的な違いはありません。

妊活や不妊治療で妊娠率は本当にアップするの?

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妊活は人によって取り組み方が違うので、妊娠率を数値で表すことは難しいといえます。でも、メタボリックシンドロームや糖尿といった病気を防ぎ、喫煙や深酒・寝不足などの悪習慣を改め、食生活習慣を整えて軽い運動習慣を取り入れることで体質はどんどん変わっていきます。特に食生活習慣は重要です。

女性に葉酸が必要と言われるように、男性には健康な精子をたくさん作り出すための亜鉛やコエンザイムQ10、ビタミンB群などの栄養素が必要となります。これらを意識して三食をしっかり食べたり、補うためのサプリメントを上手に利用したりすることで、精子の質が変わってくる人も少なくありません。

精子の質は、生活習慣を改めてから3ヶ月程度で違いが出てきます。それは、精子が作られ射精されるまでに74日程度かかるとされているからです。いつかわからない未来をゴールに据えるのは苦痛でも、たった3ヶ月後の検査結果を最初のゴールに据えれば取り組みやすくなりますよね。

女性の場合は、妊娠しやすい時期を教えてくれるアプリなど便利なアイテムがいろいろあります。夫とデータを共有できるものもあるので、なかなか伝えにくい「今日がタイミングの日」ということも上手に伝わります。

不妊治療は、確実に妊娠率を高めます。一般に不妊症のカップルは1回の周期に自然妊娠する率は2%とされています。しかし排卵誘発剤などを使用したタイミング治療を行うことで、4%から8%にアップします。さらに男性の精子を取り出して元気な精子だけを子宮に注入する人工授精なら、8%から10%ほどに上がります。その上にも体外受精や顕微授精などの方法があります。

何より重要なのは、「1日も早く始めること」です。加齢は確実に妊娠力を低下させることが立証されているからです。「今日より若い日はない」という格言がありますが、妊活においても同じです。人間の妊娠率は30~35歳で低下し、40歳を超えるとかなり難しくなります。今日「不妊症かもしれない」と気付いたなら、すぐに基礎体温を付け始めてクリニックを探し、できるだけ早くカップルで不妊検査を受けてください。

 

 

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河野 まちこ

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