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2019.03.20

【子供の反抗期が来る前に】自分の反抗期を振り返りつつ、 科学的視点から見えてきたこと<前半>



思春期に訪れる反抗期、程度の差はありますが、少なからず子どもから大人への成長過程には必要な時期、と言われています。今はまだ小さくて可愛い時期でも、いざ「うるせぇ、ババァ!」と罵倒されたら…!自分がしっかりとわが子を受け止められるか、どうか。少しずつ心づもりしておかないと、と日々考えておりました。

そんな時にふと思い出したのが、自分の反抗期。自分も体験しているのだから、何か見えてくるかも? ん十年前の記憶を手繰り寄せつつ、主人や周りの大人たちにも反抗期についても聞いてみたり…(意外と覚えていない人も多いですね)。程度の差はあるものの、何かしら誰もが通ってきた道。そして今度は「自分が反抗される側になる」とことに、身構えている感じもありました。というのも、今の子どもたちを取り巻く環境が、明らかに自分たちの頃と違ってきているのでどう表れるのか…と言う一抹の不安。

そこで以前「いつか来る日のために…」と録画しておいた、NHKスペシャル「ニッポンの家族が非常事態 わが子がキレる本当のワケ
と言う、反抗期を科学的な視点から検証する番組を見直したのです。すると目から鱗な話題ばかり…!今日は、自分の過去の経験と合わせて反抗期を2回に分けて考えてみたいと思います。

家族との距離を取りたかった中〜高時代

自分の中での反抗期と思われる時期は、中学校に上がったぐらいから、高校生まではあったのではないでしょうか。(その延長で大学時代も偉そうに好き勝手していました)主な反応としては…

・家族に対してとにかく無愛想
・干渉されるのがイヤ、知られたくない、極力話したくない
・すぐにイライラしていた、すぐにムカッとする、キレる

私の場合、暴力的になったり暴言を吐いたりはあり記憶にありませんでしたが(たまに大げんかになった時はあったかもしれません)、とにかく家では不機嫌。素直になるのが恥ずかしかったこともあるかもしれません。家では最低限の会話しかせず、あとは自室にこもる日々。とにかく、家族との距離を常に保っていた感じがあります。理由は特にありませんでしたが、なぜか急に家族との距離を取りたくなってしまったのです。今、逆の立場になってみると、すごく悲しく思えてしまいますが…、あの時はそうせざるを得なかったのです。

子どもがキレるには、脳の構造上の理由があった!


そこでNHKスペシャルを見直したところ…これらの現象に対して、科学的な説明がなされていました。中でもすごく腑に落ちたことがありましたので、いくつかご紹介します。

「すぐキレる」とは言っても何かの原因があってのこと。それが思春期の脳の成長過程においては、とても過敏になっているのです。ちょっとした親の態度、ちょっとした一言ですぐにキレてしまうのは、脳の構造上仕方のない事なのですね。

「感受性が豊か」と言うのは脳のシナプスの作用だったのですね。喜怒哀楽が激しくなり、そこに特に負の感情に過敏ですから…親が普通にしているつもりでも怒って見えて、その結果無愛想にもなってしまっていたのでしょう。その一方で友たちと過ごす時間にはケタケタ大笑いしていた思い出しかありません。「箸が転がっても面白い」とはよく言ったもので、脳の成長の過程でとにかく感情が豊かになるのですね。

その時、親は…とにかく見守ってくれていた


親の反応はどうだったかと言うと、父は仕事で忙しくしていたので元々干渉していませんでしたし、母からは日々の小言や注意などはありましたが、基本的には見守っていてくれた気がします。(3姉妹の末っ子でしたので、もともと自由に育ちましたが)「どうせ何を言っても聞かないから、自分で責任を持って行動しなさい」。ただそれだけだったと思います。

門限だけは厳しかったので、大きく道を外れることはありませんでした。家族の誕生日、お墓まいりなど、家の行事にはふてぶてしくも参加していたので、家族には気を使わせながら過ごさせてしまっていたと思います。姉たちはそれぞれ受験だとかがあったので、あの時期は家族がバラバラだった時期かもしれません。

でも、今から思えば、あそこで干渉されて締め付けが厳しかったら…より反抗する態度は大きくなっていたかもしれません。よくあんなに自分勝手でふてぶてしい娘を、文句も言わずに見守っていてくれたな…と、頭がさがる思いです。これが今度は自分にできるかどうか…。でも距離を保ちたがっている成長段階、ということを自覚しているので、そこはグッと堪えるしかないと思っています。

親になった私に母がよく言うことは「あなたは本当に育てにくかったよ…!」と一言。ほおっておくしかなかったのでしょうか(苦笑)。姉たちもそれなりに反抗期もあり、それぞれ疎遠になっていた時期もありますが、今ではみんな自立してまた実家に仲良く集まる日々です。

自分の反抗期の態度を振り返って、それが科学的に検証されていることと一致したことが非常に面白かったです。あの時は理由がわからないまま不機嫌でイライラしていたのが、成長段階におけるホルモンの作用、ということがわかって安心している一方、より一層、自分も見守らないといけない立場にあることがわかりました。「どうしてイライラしているの?」と思わないで済んだ分、妙な不安はなくなりましたが、あとは自分がどこまで大きく見守りつつ、その都度対応できるかどうかにかかってきますね。次回は今の子どもたちを取り巻く現代の環境が反抗期にどう作用するのかを考えたいと思います。

飯田りえ

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