2020.06.16
ママを悩ませる「名もなき家事」のイライラ!負担軽減アイディアを紹介
ワーママにとってイライラの種といっても過言ではないのが「名もなき家事」ではないでしょうか。
掃除や調理、のように名前がないものの、意外と負担になったり、手間になっていることは多いですよね。
そこで、今回は名もなき家事の対処法について、リアルママに徹底リサーチ!名もなき家事の負担を軽減したアイデアをご紹介します
ワーママを悩ます「名もなき家事」エピソード
まずは、ワーママを悩ませる「名もなき家事」のエピソードをご紹介します。
【トイレットペーパーの芯を捨ててくれない!】
夫や子供たちがトイレットペーパーを使い切った後、必ずといっていいほどトイレットペーパーの芯を捨ててくれません。私がいざ入ろうとしたときにむき出しになったトイレットペーパーの芯を見てイラっ!としています。(32歳ママ・子供8歳10歳)
【空になったペットボトルを捨てる】
飲み終わって空になったペットボトルや、ほんの少しだけ残したペットボトル(多分捨てるのが面倒なのかと)が冷蔵庫に入っていることが本当に多いです。「潰して捨てるだけなのに!」といつも思いながら結局私が処分しています…。(28歳ママ・子供5歳)
【ロボット掃除機をかける前の片付け(物を寄せる)】
掃除がラクになると思ってロボット掃除機を買ったのですが、起動する前に片付けしなければならず、地味に手間がかかります。しかも、この手間は家族の誰にも理解されず「掃除ラクになって良かったね~」とお気楽な様子…。たまにはパパにも手伝ってほしい!(30歳ママ・子供1歳)
名もなき家事に悩まされているママは非常に多いことが分かります。
ちなみに、上記の他にも以下のような名もなき家事に悩まされているママがいらっしゃいました。
・玄関の靴を揃える
・郵便物の確認
・植物の水やり、肥料やり
・使い切った後のティッシュの補充、交換
・家族の使いっぱなし、脱ぎっぱなしの物の片付け
どれも家で快適に過ごすためには欠かせないこと。しかし、どれも名前がないばかりに、ママの頑張りが家族に認められない、理解してもらえない…と悩むケースが少なくありません。
名もなき家事のイライラを解消!今日からできる対処法
ママばかり負担している名もなき家事。しかし、意外にも簡単な方法で名もなき家事のイライラや負担を軽減することができます。
実際に、多くのママが実践している「対処法」について見ていきましょう。
芯なしトイレットペーパーの活用
空になったトイレットペーパーを交換してくれない!という場合は、最初から芯なしトイレットペーパーを使うのがおすすめです。
芯なしトイレットペーパーなら、使い切るたびに処分する必要はありませんし、トイレトッペーパーを補充するハードルも下がりますので、家族が手伝いやすくなるでしょう。
ペットボトルは「週末にまとめて処分」ルールを設ける
家族が、空になったペットボトルを処分してくれないことにお悩みなら、「週末にまとめて処分する」といったルールを設けましょう。
開き直って「空になっても冷蔵庫に入れてOK」とし、週末になったら家族で空のペットボトルをまとめてつぶしたり、処分したりします。
ちなみに、お話を伺ったママの中には、「冷蔵庫に空のペットボトルを入れるのはイヤ」とのことで、冷蔵庫の横にビニール袋を引っかけ、「とりあえず空になったペットボトルを入れておくスペース」を活用している方もいらっしゃいました。
「片付けやすい環境」を整えてロボット掃除機前の手間を軽減
ロボット掃除機前の片付けが面倒なら、あらかじめ片付けやすい環境に整えておくのがおすすめです。例えば、子供がおもちゃを出すときにはレジャーシートを引いて、その上でのみ遊んでいれば、レジャーシートごとおもちゃを移動させることができます。また、あらかじめインテリアや家具などを減らしたり、配置を替えたりすれば、より片付けやすい環境になるでしょう。
ちなみに、筆者の家ではリビングは「ソファとテーブルと本棚のみ」という、大きめ家具だけに厳選していますので、ロボット掃除機前の片付けがほとんどありません。とてもラクチンですので、ぜひ試してみてください。
「とりあえずBOX」の設置で改善!
家族のやりっぱなし、脱ぎっぱなしを改善するためには、「とりあえずBOX」を設置してみてください。
散らかしそうな部分にとりあえずBOXを設置し、家族に「片付けるのが面倒ならここに入れて」と伝えておきましょう。これなら、部屋が散らかることはなく、ママのイライラも軽減します。
また、日ごろから使う道具に関しては、とりあえずBOXに入れっぱなしでもOK。「とりあえずBOXから元の場所に戻す手間」が省けますし、家族自信が「とりあえずBOXから物を取り出すのが面倒…」となれば、自発的に片付けるようになる可能性があります。
根気よく「当番制」を導入
可能であれば、名もなき家事に「当番制」「役割分担」のルールを設けましょう。
ホワイトボードにそれぞれの役割を書き出したり、根気よく伝え続けることで、意外にも受け入れてくれることがあります。
実際、今回リサーチに協力してくれたママの一人は、わざわざ壁に引っかけるタイプの黒板を購入し、家族の名前を書き込んだ磁石を活用して、それぞれの役割を明確にしていたのだそう。その結果、「言われなくてもやる」「分担するのが当たり前」といった習慣が出来上がったのです。
時間はかかるかもしれませんが、チャレンジしてみても良いでしょう。
家族も巻き込んで「名もなき家事」の負担軽減を
名もなき家事はママにとって大きな負担です。一人ですべてをこなそうとするのではなく、家族も巻き込んで、名もなき家事の負担を軽減していく必要があるでしょう。
現在、名もなき家事に悩まされているワーママは、今回ご紹介した内容を参考にしながら、さっそく実践してみてください。
粕谷麻衣
フリーライター、記者