2022.01.07
子どもが時間にルーズで心配!時間管理の対処法と注意点とは?
忙しい朝、なかなか準備しない子どもに「早く準備しなさい!遅刻するでしょ」と声かけしていませんか?
時間がないと分かっていても子どもは、なかなか自主的にはやってくれませんよね。
将来子どもが大人になってからも遅刻癖で困るのではないかと、心配のママも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、子どもの時間管理についての対処法と注意点をご紹介いたします。
子どもが時間にルーズな理由とは?
子どもが時間通り用意ができないのはなぜでしょうか?まずは子どもが時間について、どう考えているのかを考えてみましょう。そもそも子どもは時間を守ることが大切だと思っていないかもしれませんよね。多少の遅刻ならと許される環境に、慣れてしまっていることも。
時間に遅れることで、約束を守らないなどのお友達とのトラブルの原因となるケースもあるため、早めに子どもに時間管理に慣れてもらいましょう。
おすすめ3つの対処法
方法1 時計を見る習慣を
時計を見て行動する習慣を身につけるために、まずは時計の読み方を理解している必要があります。時計の読み方は、子どもにとって難しい学習のひとつです。まずは生活の中で「〇時に〇〇しよう」など、ママが声かけしてみましょう。子どもが自分で「今何時かな?」と時計を見るような行動を促してみてください。子どもが時計をわかりやすく理解できるように、普段から時計を見る機会を作ることがポイント。また時計はデジタル時計よりも、数字が読みやすいアナログ時計の方がおすすめです。
方法2 時間の逆算に慣れる
予定通りの行動のためには、普段から時間を逆算することに慣れましょう。最初は「〇時に〇〇しよう」、「〇時に寝るから〇時までに準備すればいいかな?」といった声かけすると子どもに分かりやすいかもしれません。子どもが時間の逆算に慣れてきたら、「〇時に着くために、何時に家を出る?」など自分で考えさせることも必要です。時間の逆算を考える習慣が身につくと、時間を管理する能力のアップが期待できます。
方法3 親子で時間の大切さを理解する
時間の管理について親子で理解しているか見直してみましょう。「ちょっとぐらい遅刻しても大丈夫」とママが子どもの前で言ったり、ルーズな一面を頻繁に見せると、子どもは「遅れても平気なんだ」と思ってしまうかもしれませんよね。まずは大人が時間を守るという姿勢を、普段から子どもに見せることが大切です。時間の管理の大切さをママもこの機会に考えてみましょう。ママの時間に対する意識が変わることで、子どもも変わるかもしれません。
ママ達は子どもにどう時間管理させている?
小学校から帰宅しておやつを食べてから、宿題の時間を決めています。
我が家では宿題や勉強をした分だけ、自分の好きな遊びやゲームに使える時間が増えるというルールにしています。勉強を頑張った分、遊びに時間が使えるため、ママが言わなくても自分で宿題を時間通りに進めるようになりました。宿題やゲームの時間もどれくらいになるかを自分で考えているようです。
(Mさん 子ども6歳)
子どものスケジュール管理のために、24時間の円グラフに一日の予定を書き込んでもらいました。
一日の予定を円グラフにすることで、子どもには時間がわかりやすくなり、イメージしやすくなったようです。最初は張り切って予定がぎっしりでした。が、なかなかスケジュール通りにはいきませんでした。ちょっとタイトな予定を立てている時は、話し合って、できるだけ実行できるスケジュール作りをサポートをしています。
夏休みや冬休などの長期休暇中には、お休み用の新しい円グラフを作って、生活リズムを整えるためにも使っています。
(Sさん 子ども9歳、11歳)
ママ自身も時間を逆算して行動することが苦手なので、子どもと一緒にスケジュールを考えられるように心がけています。
「約束は何時だっけ?どうしようか?」など、子どもと一緒に逆算したり、準備を考えたりしています。
子どもが自分で準備しなければいけないものに気がついてくれることもあり、こちらが忘れていることもあるので助かる時もしばしば。
(Tさん 子ども8歳)
学校や習い事など、「最近の子ども達は忙しい」そんな話がよく聞かれます。
忙しい一日の予定を子どもが自分で管理して行動できるようになれば、ママも子育てがずいぶんと楽になるのではないでしょうか。
まずは子どもができることから始めてもらって、少しずつ時間管理を習慣化できるといいですね。
蒔田てっら
webライター