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2022.01.14

子どもに「お金の教育」はいつどうすればいい?マネーの専門家へ聞いてみた!



お正月も終わり親戚などからお年玉をたくさんもらったご家庭も多いのではないでしょうか。
たくさんのお金が手に入っているこのタイミングはマネー教育、いわゆるお金に関する教育をするチャンスともいえます。
でも、マネー教育ってどうすればいい?うちの子にはまだ早いのでは?と思う方もいらっしゃるでしょう。そんなママへ今回は、お金の専門家ともいえるFPさんに子どものマネー教育について詳しく教えてもらいました!

 

マネー教育っていつからしたらいい?


早い段階からお金の教育に力を入れる家庭も増えてきているが、実際いつごろからのスタートが良いのかをお伺いしたところ、見極めポイントとして以下の2点を教えてもらいました!
 
お金の概念が分かったら
マネー教育を始める前にまずはお金とは何かということを知らなければ始められません。お金には硬貨とお札があるということ、硬貨は1~500円まで6枚あり、お札は3枚あるということ、お札の方が価値があるなどなど。我が子がお金について理解しているかを確認してから始めるのがベターといえるでしょう。

 
少額でもいいのでお買い物ができる
少額でいいので自分でお金の計算をしながらお買い物をができるというのも、マネー教育を始められるタイミング。
例えば、98円のものを買うためには98円以上のお金が必要など、お金の払い方を理解していて買い物が成り立てばOKといえます。
買い物ができない、買い物をさせたことがないという場合も、足し算引き算ができたタイミングからでOKです。
 
上記に満たさない早いタイミングから必死に教え込んでも子どもは難しくて理解が追い付かず、逆にお金関係の教育が嫌いになってしまうことも。
焦らずに時期を見計らうことが非常に大切であるといえます。

実際にどんなことを教えたらいいの?


実際にどんなことを教えたらいいのか分からないという方も多いかもしれません。マネー教育をするときに軸にしていただきたいのは次の3つとなります。
 
お金の流れ
まずマネー教育をするときに教えたいのがお金の流れ。幼児期は、仕事をしてお金を手に入れる→買い物をする→お金を支払うというお金の回り方をメインに教えていきましょう。お金は仕事をしないと手に入らない、買い物をするためにはお金が必要というところをしっかりと教えます。
まずここをしっかりと教えることで、お金を手に入れることは大変で、買い物をするとせっかく手に入れたお金が減るということが分かるので手元にお金が入ったらすぐにすべて使うという考え方にならないそう。

貯めるという考え方
お金の回り方が分かったところで次に教えたいのが貯めるという考え方です。
とはいえ、もらったお金をすべて貯めるよ!とすぐに銀行にもっていくのではなく、貯金をするとどんないいことがあるのかを伝えましょう。
例えばたくさん貯まれば自分が欲しいタイミングでゲームやおもちゃなど大きな金額のものを買えること、急にお金が必要になった時に使ってもそのあとの生活に困らないこと、利子によってお金が増えるということです。
ただ貯めるでは、貯めている意義も分かりづらいので貯めることによるメリットを中心に伝えてあげましょう。

 

投資という考え方


これは、上記2つをマスターしたうえで教えてあげたいことなので、時期としては小学校からでOKです。今回お話を伺ったFPさんは、上記を幼稚園頃より徹底的に教えたうえで、小学校3年生から投資については教え始めたとのこと。
投資については学校でも教えてもらえず、大人になってから独学で必死に学ばれる方も多いもの。
子どものうちから少しずつ学ぶことで、将来的に困らない知恵を少しずつつけていけるのが最大のメリットといえるようです。

大人のお金の扱いを見せることもマネー教育として重要!
マネー教育を使用と考えると、絵本や教材などをそろえるご家庭も多いと思います。しかし、FPとしては身近な大人が見本となるので、両親のお金の扱いを見せることがマネー教育としては重要と考えるそうです。具体的にどのような姿を見せていくと良いのでしょうか。

現金を使っている姿を見せる
普段クレジットやICカード、アプリや電子マネーなどで支払っているとお金について理解している子どもであっても、お金の流れをわかりにくいもの。
子どもの前では、あえて現金を使っている姿を見せましょう。子ども自身がお金を使えなくても親がお金を使った後にレシートと残金を見せながらの説明すると子どもにとってはわかりやすいでしょう。

貯金や投資は親が実際にやって説明するのがベター
まず、貯金の場合は口で説明するだけでなく親自身もしくは子どものために作っている通帳があればそれを見せて説明するだけでも貯金の考え方がわかりやすいです。次に投資や株について。低年齢から説明したいという親御さんも最近は増えてきており、FPにも多くの質問が寄せられるようです。
FPとしておすすめしたいのは、まず自分が少額で良いので実際に投資や株をしていくこと。そのうえで自分がどんな投資をしているのか、どんな株をなぜ買っているのかを説明したほうが理解されやすい傾向にあります。
投資や株をやったことがない……という方は、FPに相談してみましょう。子どもにも知識を与えたいことを伝えると、子どもにも丁寧に教えてくれることもあるようです。

子どものマネー教育で注意してほしい3つのこと


最後に今回インタビューをしたFPさんが子どものマネー教育で注意してほしいことを3つ伝えてくださったのでご紹介します。

タイミングがとにかく重要
生涯付き合っていくお金。嫌いになられるとその後のマネー教育が難しくなります。
まずは楽しくお金についての情報に触れることが1番です。そのためにはタイミングが超重要!
理解できないタイミングでは、難しいという印象だけが残り、お金の勉強がつまらなくなります。
また同年齢でもその子の理解度はさまざま。周りに左右されずに、子どもの理解力とお金への興味関心度を見極めてからお話ししていきましょう。

子どものなかにあるお金の価値観に合わせる
子どもによっては貯金をして通帳を見てたまっていることを理解できる子もいれば、現物が目の前にないと理解できない子もいるそうです。
実際にインタビューをしたFPのお子様もまさに貯金通帳を見て貯金ができているということが感覚的に理解できないタイプだそう。
現物が目の前にないと理解できない子には、無理やり通帳にお金をいれることを促すのではなく、タンス貯金のようにお家で厳重に保管していつでも子どもがお金を見られるようにしておくのもOKです.。
この時にも銀行に貯金をすることのメリット、自宅にお金を大量に持っていることのリスクを説明できるので十分マネー教育になりますね。
まずはその子のお金の価値観に合わせてあげましょう。

投資の説明はとにかく一緒にやってみよう
投資について子どもに知ってほしいという親が増えています。なのでまず子ども名義で親が少額でやってみるのもありです。近年は子ども向けの投資もあります。また、とある書籍では子どもにお年玉+ドルをあげて、将来自分で円に変え、為替を学ばせようというものもあるようです。
少額で手軽にできるものを利用しながら子どもと一緒に挑戦するのも良いでしょう。
もちろん、すぐに目先の利益にこだわるのではなく、長期的にためていくことを視野に入れてやっていくことが必要。
成人式の日に一緒に貯まった額を見ることを目標にやってみると親子での会話も増えるかもしれませんね!

 

マネー教育は楽しむが第一!無理なく楽しくお金の知識を身に着けよう


一生が付き合うお金の教育はまず楽しいが1番。楽しく少しずつお金についての考えや価値観を身に着けていきましょう。お金の教育に早すぎる、遅すぎるはありませんが、本人がつまらないでは意味がありません。ちなみに、我が家の双子もお金に興味が沸いた1人にのみ先にマネー教育をスタート中。
長期的な目線で親子で楽しみながら、マネー教育していきましょう。

ふう

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