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2022.01.27

子どもが反抗期!どんな様子?親の対応は?年齢、性別によって違う「反抗期エピソード」



反抗期といえば思春期を迎える中学生ごろというイメージですが、小学生の早い時期に迎える子もいれば、高校生になってから、というお子さんもいるようです。そしてそれは年齢、性別によって出方もさまざまのよう。
反抗期がなかったという話もよく聞きます。反抗しないなんて羨ましいし、子どもに悪態をつかれたら、つい「このやろ~!!! 大切に育ててきたのに!」なんて思ってしまいますが、どんな反抗期も成長のあかし。
今回は、お子さんが反抗期はどんな様子だったか、パパやママはどう対応したのかなど、先輩ママたちに「わが子の反抗期エピソード」を聞いてみました。

これも反抗期!? 小1にしてママを遠ざける…

年長までは「ママ、ママ」と可愛くて、しょっちゅう抱きしめたりほっぺたにチューをしていたのに、小1になって少ししたある日、「もうチューとか抱っことかやめて」ときっぱりと言われました。何かきっかけがあったというわけではないので、ビックリ&ショック!
とはいえ、まだお風呂は一緒に入っていますが(笑)でも、前よりもなんとなーく態度が淡々としているというか、私を遠ざけているというか…「ママがいい!」という時期が終わった気がします。
主人とは趣味が同じで(鉄道)、親子というより友達のような関係なので、長男の変化にまったく気づいていないよう。
でも今でも時々抱っこしたりチューしちゃいますね。嫌がられるけど、もうちょっとだけ続ける!(笑)〔Oさん、子ども7歳〕

小1なんてまだまだかわいい盛りですが、子どもの心は着実に成長しているのですね。7歳にしてママ離れ(反抗期?)は少し寂しいですが・・・。

小学校高学年は親より友達

小学校高学年になってから、親の言うことを全然聞かなくなりましたね。「こうしたらいいんじゃない?」と言ってみても、「友達は皆こうしてるからいいの! 口出ししないで」と言うようになりました。もちろん、親に反対したり自分の意見を通すのは大切なことですが、すべてにおいて耳を貸さなくなってしまって…
これも成長なのかな、と思いつつ腹が立ちますね~! 女同士なので、ついつい口喧嘩に発展してしまうし。私がこらえなきゃいけないんでしょうけど、言い出すと止まらない(苦笑)つい先日「(近所の)〇〇神社のお祭り一緒に行こうか」と誘ったら、「は? なんでママと行かなきゃいけないの? 友達と行くに決まってんじゃん」と言い捨てられました。で、また私が「何その言い方は!」と怒ってバトルが始まる(苦笑)反省したり悩んだりの毎日ですが、こんなもんなんでしょうかねぇ…今は下の子が心の救いです。
〔Yさん、12歳、8歳〕

小学校高学年ともなると、「親よりも友達」になっていくんでしょうね。女の子は口も達者なので、ママの心にグサッと刺さることを言うし、女同士ゆえついついバトルに発展なんてことも。でも、お互い胸の内を思いっきり言い合うって、親子だからこそできることだと思います。負けるな、ママ!

中学女子の反抗期はなかなか複雑で難しい!

長女はいわゆる「中2病」※と言われる時期、急に親を見下す態度を取ったり、何か言っても「うるさいなぁ」と返してきたり…かと思えば、学校の出来事や友達のことをとめどもなく話したり。気持ちがぐらぐらしていたらしく、かなり複雑な時期でしたね。
言葉は悪いですが、そんな娘のコロコロ変わる態度をどこかで楽しみつつ、その都度対応していました。反抗的だったりバカにした態度を取ってきたら、距離を取る。話し始めたら耳を傾ける、という感じで。気持ちに余裕があったというより、「まだまだ子どものくせに」と私自身も思っていたのかもしません。主人は、よく怒って娘とぶつかっていましたが。でも、なんだかんだ1年間くらいで反抗期は抜けましたね。〔Nさん、子ども16歳、13歳〕

ちなみに、※の「中2病」とは・・・中学校2年生頃の思春期に見られる、「自分は選ばれた特別な存在」という自己愛が暴走した状態。反抗的態度をカッコイイと思ったり、ほかの人とは違うマイナー路線を行きたがったり。全員がなるわけではないし、もちろん本当の病気ではありません。

中2病、なかなか扱いに困りそうですね。確かに、それを楽しむくらいの気持ちでないと、振り回されて親のほうが参ってしまうかもしれません。Nさんの対応、参考になります!

中学男子の暴言はパンチが利きすぎて…

「子どもにクソババア! と言われた」という友人の話を聞いて、「うわ~、反抗期って大変だなぁ」なんて呑気に構えていたら、我が家にもやってきました。中1の終わりくらいから「わかってるよ! うっせぇなあ!」「お前に言われたくねえ」「ウザイんだよ!」などの暴言を吐くように…
職場の先輩に相談したら、「反抗期の男の子は、触りすぎても放置しすぎても死んでしまうカブトムシの幼虫と一緒。無視されても暴言吐かれても、美味しいご飯作って、洗濯してあげて、元気に挨拶してあげてれば大丈夫だよ。」という身に沁みる言葉をかけてもらって。
できるか不安だったし、私が「何その態度は!」とキレて息子に逆ギレされて落ち込み、何度も心が折れそうになった日々でした。でも、「学校で頑張っている分、家ではいろいろ吐かせてあげよう」と。無理にいろいろ聞いたり言葉を掛けたりせず、ご飯を作って洗濯して、たとえ無視されても「おはよう」「おやすみ」の挨拶を笑顔でする、それだけ心がけました。
高校受験が終わる頃(中3の2月くらいかな)には落ち着きました。今思えば長かったな~でもなぜか主人には普通に接してたんですよね。それはすごくムカつきました(笑)〔Kさん、子ども17歳、13歳〕

「ママ、ママ」と可愛かったわが子に暴言を吐かれる。傷つきそうだし、心の底からムカついてしまいそうですが、嵐はいつか過ぎ去るもの。カブトムシの表現も妙に納得してしまいました。しかし、Kさん、本当によく頑張った!!

遅くやってきた高校生の反抗期は淡々と寡黙に!?

長男は、中学生まではその日に学校であったこと、部活のこと、友達とどこかへ遊びに行ったことなど、事細かに話してくれました。私と出かけたり、家族旅行も一緒に行ったのに、高校生になったとたん何も話さない「ダンマリくん」に豹変。「家族旅行、おれもうパスね」とも…
暴れるわけでもなく、暴言を吐くでもなく、ともかく家族に対し淡々と(というか冷たい態度)接していました。高校3年間そんな感じでしたね。それでも「彼女できた?」「部活どお?」「行きたい大学とかあるの?」といじり倒していました(笑)それに対しても、「ああ」「まあ」などの“一言返し”。さらにめげずにいじり倒す! そんな関係でした(笑)
大学生になってから少しずつ話すようになり(といってもほとんど家にいない)、20歳になってお酒が飲めるようになってからは家族で飲みに行ったり、旅行もするようになりましたね。今は大人同士の付き合いという感じかな。〔Mさん、子ども21歳、18歳〕

ダンマリ君をいじり倒すママ、なかなかユニークな対応ですね。でも、何も言わないなら親が引き出すしかないですもんね。

反抗期真っただ中の娘に、毎日面白おかしいキャラ弁を作り続けた「今日も嫌がらせ弁当」という映画があります。真っ向からぶつかって玉砕するより、親も子どもに愛のある「嫌がらせ」をするって、なかなかいい「反抗期対策」かもしれません。
とはいえ、超反抗的な態度を取られたり暴言を吐かれたら、そんな余裕はなくなりそうですが…でも、パパやママ自身だって反抗期を経て親になったのです。つい頭ごなしに叱ってしまったり、必要以上に質問攻めしてしまうこともあるかもしれませんが「キター! 反抗期! 受けて立とうじゃないの」くらいの気持ちでいきたいものですね。

※この記事は2019年9月に公開されたものです。


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