2022.03.28
【小学校入学目前!】学童って何をするの?過ごし方や子どもたちの様子も紹介
働きながら子育てをしているママであれば、小学校入学後には学童を利用することが多いのではないでしょうか。
学童は学校が終わった後、親の仕事が終わるまで子どもを安全な場所で預かってくれるところ。詳しいシステムなどは学童によって異なるものの、大まかな過ごし方はどこも同じです。
今回は普段の学童と、長期休みの学童での過ごし方や子どもたちの様子を紹介します。
入学前に学童の様子を知っているママは少ない!?
「去年の今頃、入学が間近なのに学童の様子が全くわからず不安になったのを思い出しました。実際に学童の利用が始まってから、子どもから「○○したよ」「○○で遊んでたよ」という話で把握したような感じです。卒園したばかりで、さっそく勉強漬けになるかと心配していましたが、意外と遊びもよく取り入れていたようでほっとしました」(36歳ママ・子ども7歳6歳)
「学童の事前説明会で、放課後の過ごし方や土曜日の過ごし方は知っていました。ただ、我が家は卒園後すぐの春休み期間(入学式前)から学童を利用することになっていたのですが、長期休みのときの過ごし方はあまりよくわかりませんでした。いただいた書類などをチェックしてみたのですが、それでもよくわからず…。結局、学童に問い合わせて、春休み中の過ごし方を確認し、やっと安心して学童へ送り出すことができました」(39歳ママ・子ども7歳)
学童の利用が控えていながら、過ごし方やタイムスケジュールなどはよくわかっていない…というママは少なくありません。
また、学童からの説明があっても、漠然としていてイメージしにくいといったママの声もありました。
平日の通常の学童
平日の学校後、筆者の子どもが利用する学童では主に以下のような過ごし方をしていることが多いようです。
14:30 学校終了後、担当の先生や学童のスタッフによって利用先へ移動
14:30~15:00 学校からの宿題
15:00~15:30 読書タイム
15:30~16:00 おやつ
16:00~16:30 外遊び
16:30~ 自由時間
※時間帯や活動内容は学童によって若干異なります。
宿題の時間をきちんと確保してくれているので、学童から帰宅後に慌てて宿題をさせる必要がありません。
また、天気が良ければ外遊びの時間を作ったり、室内で自由に過ごす時間があったりと、退屈しないようにさまざまな配慮がされているように感じます。
土曜日・長期休み中の学童
土曜日の学童と、長期休み中の学童の過ごし方に大きな違いはありません。
筆者の子どもの通っている学童では、以下のようなスケジュールで過ごしていることが多いです。
7:30~ 学童へ登所
登所~8:30 読書タイム
8:30〜10:00 お勉強タイム
10:00~12:00 自由時間
12:00~13:00 お弁当
13:00~14:00 自由時間
14:00~15:00 お勉強タイム(もしくは読書)
15:00~15:30 おやつ
15:30~16:30 外遊び
16:30~ 自由時間
7:00もしくは7:30頃から開所している学童も多く、土曜日や長期休み中でも早朝から出勤しなければならないママでも安心です。登所したら、次の取り組みの時間になるまでは、自由に遊んだり、読書をして過ごしたりしていることが多いようです。
学童利用の流れ
初めて学童を利用するママにとって、「どのように手続きが進んでいくのか」「実際に利用をスタートするまでの流れはどうなっているのか」などは気になるところでしょう。主な流れとしては、以下の通りです。
・入学前に学童へ申し込む(入学前の一日入学などで関連資料が配布されるのでそこから確認)
・学童の説明会へ参加
・利用申し込み&引き落とし口座情報の提供
・春休み(入学式前)から利用開始
基本的に、現在通っている保育園が利用できるのは、3月31日までとなります。そのため、4月1日から入学までの期間は学童に子どもを預けます。
とはいえ、自宅で子どもを見られる場合は、仮に学童の利用申し込みが済んでいても、「入学後から利用を開始する」など、希望に沿った利用が可能です。
学童利用の注意点
学童を利用するにあたり、事前に知っておきたい注意点があります。
思わぬトラブルを回避するためにも、以下の注意点を把握したうえで利用しましょう。
原則両親が仕事のときのみ利用
学童の利用は、原則として「両親が仕事のときのみ利用」といったルールがあります。パパ・ママどちらかが休みの場合は、子どもを学童に預けることはできないので注意してください。また、今はコロナウィルス感染予防の観点から、リモートワークで仕事をしている家庭にはできるだけ利用を控えてという学童もあります。利用する学童保育にきちんと確認しましょう!
開所時間は学童により異なる
学童の開所時間は、学童によって異なります。早いところでは7:00頃から子どもの預かりを始めていますが、学童によっては8:00や9:00などを開所時間としている施設もあります。そのため、利用する前に出勤時間と照らし合わせたうえで学童を選ぶことが大切です。
学童の運営方式ごとに比較して選ぶ
学童には、公立学童、民間学童、放課後子ども教室など、さまざまな種類があります。「単純に子どもを預かる施設」「学校と連携している施設」「教育面に力を入れている施設」など、運営方式によって特徴が大きく異なるので、学童を利用する際には、上記のポイントにも目を向けてみてはいかがでしょうか。
学童は働くママの大きな味方
仕事を早く上がれない親にとって、学童は非常に便利なところです。安全な場所で保育の担当者がきちんと見守ってくれるので安心して働けます。
小学一年生ではまだまだ一人での留守番は不安が多いもの。ぜひ学童の利用を検討してみてください。
粕谷麻衣
フリーライター、記者