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2022.07.08

子ども同士の貸し借りはここに注意!トラブルになりやすいものと対処法は?先輩ママに聞いた



小学校中学年になると、子ども同士で物を貸し借りすることが増えてきます。子ども同士のやりとりは大人は静かに見守ってあげたいところですが、貸し借りはトラブルの原因になることも。貸したものが返ってこないため、「お友達との関係が悪化してしまった」という声もよく聞かれます。
子どもの貸し借りトラブルを避けるために、気をつけたいことやママ達の体験談をご紹介いたします。

ママ達に聞いた「子ども同士の貸し借り」

いつからか仲のいいお友達から、文房具を借りてくるようになりました。「それかわいい!貸して」「これかわいいでしょ、貸してあげる」など軽いやりとりで始まったようです。高学年になるにつれて、借りてきたり、もらったりすることが多くなってきたので、トラブルにならないか少し心配しています。
(Sさん 子ども9歳 、11歳)

学校でお友達に鉛筆を貸していたそうですが、最近になって貸していたことを思い出し、返してとお友達に伝えました。
しかし返ってきたのは、反対も削られていた鉛筆だったために、子どもとお友達は口げんかになったようです。揉めていたところで先生が仲裁に入り、3人で貸し借りについて話し合いをしました。
(Mさん 子ども10歳 、8歳)

学校でお友達とゲームカードの交換をする約束をしていたようですが、ある日約束のカードを渡したところ、お友達は何も渡してくれなかったそうです。交換のつもりだったために自分だけカードを渡した状態になっていることで、お友達とケンカになり気まずい状態に。
後日ママ同士で話し合い、お友達はカードを返してくれたのですが、子ども同士の物の交換や貸し借りは、約束も曖昧でよくわからないことが多く、トラブルになると親子で実感しました。
(Tさん 子ども8歳)

子ども同士の貸し借りでトラブルになりやすいもの


お金
お金の貸し借りは大人でもトラブルになります。
子どもがお金を自分で管理するようになると、お友達にジュースやお菓子をおごったり、おごられたりする機会もあります。
仲のいいお友達に貸してと言われると断りにくいものですが、パパママが働いたことでもらっている大切なお金です。
お金の価値やお金のトラブルについては、親子で話し合っておきましょう。

ゲームソフトなどのおもちゃ交換
子ども同士でゲームやおもちゃの交換をするケースも多いようです。
交換して返すのを忘れてしまい、お友達に急に返してと言われたころには、なくしたり、壊したりしているケースもあります。
ゲームソフトは高価なものですから、なくしてしまえばお友達のママに弁償してほしいと言われることも。
子どもに物の貸し借りの危険性について考えてもらい、伝えておくことが大切です。

自転車やキックボード
自転車やキックボードなどは、お友達同士で気軽に貸し借りしてしまうものの一つです。
慣れない自転車やキックボードに乗ると、転倒などで怪我をしてしまう場合もあります。
扱い方によっては壊してしまう危険性があり、トラブルになることも。
もし子どもが、借りた場合は早めに返すことを伝えて、注意して扱うように伝えておきましょう。

 

親子で話し合っておくことが大切

気軽な気持ちでお友達から文房具を借りているようでしたので、貸し借りについて話し合いました。お友達のママは自分の子どものために文房具を買っているということ、もし他の子が壊したりしたらお友達のママはどんな気持ちになるか考えてみようと伝えました。
それからは気軽には借りてこなくなったので、自分でいろいろと考えているんだと思います。
(Sさん 子ども9歳 、11歳)

お友達にものを貸したときは、戻ってこないと考えることと伝えています。
仲のいいお友達と貸し借りでトラブルになった経験があるので、その際に貸し借りのルールについて話し合って決めました。
トラブルになった経験があるので、お友達に物を貸すと壊したり壊されたりすることがあると理解しているようです。
(Mさん 子ども10歳 、8歳)

子ども同士の貸し借りは、なんであれトラブルのリスクが高いと伝えています。
貸し借りのトラブルは、いい経験になり普段から気をつけるようになりました。
ゲームカードやおもちゃよりお友達を失うことの方が、悲しいと考えているようです。
それでもしばらくすると忘れて、また借りてくることもありますが、そのたびにどうしたらいいのか話し合うようにしています。
(Tさん 子ども8歳)

子ども同士で貸し借りをしてしまったら、まずはよく話を聞いてみましょう。
物を借りたらすぐ返すように促し、できるだけ貸し借りを長引かせないことが大切です。
もしトラブルになってしまったとしても、子どもの貸し借りの失敗はいい経験になると思います。
ほどよい距離感で、子どもが貸し借りトラブルを解決できるように見守っていきましょう。

 

蒔田てっら

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