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2023.05.26

「第一次反抗期」っていつからいつまで?なぜ反抗するの?「イヤイヤ期」の体験談と具体的な対処法


育児の中で特に難しい時期、それが「第一次反抗期」です。

何をするときでも「イヤイヤ」と言って頭を抱える子ども。優しくなだめても怒っても泣きわめいて、「イヤ!」しか言わない……。パパママのほうが頭を抱えたくなりますよね。

子どもが「イヤイヤ」と言い始める「第一次反抗期」は、子どもたちが自我を発揮し始める、大切な成長の初期ステップでもあります。

この記事では「第一次反抗期」と呼ばれる幼児反抗期を正しく理解し、反抗期中の子どもにどう対応すれば良いのか、体験談を通して具体的に解説します。

第一次反抗期って何?

第一次反抗期とは、子どもたちが自我を発揮し始める、大切な成長の初期ステップ。子どもの自己主張や独立性の発達という、大切な成長過程の一部です。

しかし、それは同時に親としては混乱や困惑を感じる、大変な期間でもあります。

第一次反抗期はいつからいつまで?

第一次反抗期の定義には諸説ありますが、一般的には約2歳から3歳にかけて「イヤイヤ期」とも呼ばれる幼児反抗期から始まり、小学校入学前の5歳まで続くとされています。

ただし、子どもの個々の成長や発達のペースにより、この時期は前後することがあります。

第一次反抗期はなぜ起きるの?

2歳くらいから子どもの行動範囲と興味の範囲が広がります。すると「自分で物事を決めたい」という気持ちが芽生え、親への反抗を経て、自己主張と自己判断力を学ぶのです。

「イヤイヤ」の反応は、子どもが自我を確立しようとする過程で生まれるもの。子どもの理解の範疇を超えて、自制しきれない出来事に対する反応でもあります。

第一次反抗期の兆候と対処法

子どもが突然反抗的な態度を示したり、何にでも「イヤ!」と言うようになったら、第一次反抗期の兆候かもしれません。
また、昨日まで好きだったものが「今日は嫌だ」と言ったり、保護者が選んだ服を拒否したりすることもあります。

これらの行動は、子どもが自分自身の選択を試み、自己主張を学んでいる証拠なのです。

第一次反抗期のこんな「困った」に対応した体験談

具体的に、どんなシチュエーションでどう対処すれば良いか分からない人も多いですよね。

ここでは、実際の「イヤイヤ」にどう対応したのか、パパママの具体的な対処法をいくつかご紹介しましょう。

体験談1:パジャマ選びで毎晩ぐずる子ども

2歳半の息子は普段から自己主張が強く、最近は寝る前のパジャマ選びでもめます。
私が選んだパジャマを着るのを頑として拒否するのです。毎晩のことなので本当に疲れました。(Yさん(32歳)/子ども(2歳半))

解決策:息子に自分でパジャマを選ばせるようにした

洗い替えをのぞいて、常にパジャマを3種類から選べるようにしておき、息子さんに「どれを着る?」と選ばせるようにしたそうです。

その結果、息子さん自身も選ぶのが楽しみになったようで、寝る前の「イヤイヤ」が減ったそう。

普段着のシャツやズボン、帽子などでも同様に対処できそうですね!

体験談2:遊びの最中に突然の「イヤ!」

ゴキゲンな様子で公園で遊んでいるときにも、時折突然全てを拒否するようになりました。
滑り台もブランコも「イヤ!」と言って泣き出します。(Sさん(30歳)/子ども(2歳半))

解決策:何が「イヤイヤ」の原因かを聞き出した

「イヤイヤ」が発動したときに、怒るのではなく、視線を合わせて「何が嫌なの?」「何か困ってることがあるの?」と対話することはとても大切です。

実はお腹が空いていたり、おむつが濡れていたり、単純に疲れていることが原因だったりすることも。

「お腹すいた?」「おむつ気持ち悪い?」「少し休もうか?」などと具体的に尋ねてあげるのも良いですね。

第一次反抗期/イヤイヤ期に効果的な3つの対処法

子どもの「イヤイヤ」は、無理に抑え込むのではなく、拒絶・泣く・自己主張といった感情をある程度自由に表現させてあげることが大切です。

以下、3つの対処法を覚えておきましょう。

①子どもの意見を尊重し、選択肢を与える

子どもが自分で選びたい服を選ばせる、食事のメニューを決めるのを手伝わせるなど、日常生活の中で子どもに選択させる機会を作りましょう。

子どもが自己主張をコントロールすることをサポートできます。

②ルールで抑え付けすぎない

例えば、寝る時間や起きる時間を厳密に決めすぎず、ある程度の自由度を持たせるなど。

子どもの自我を尊重し、反抗的な態度を和らげることができます。

③感情を認識し、共感する

子どもが怒ったり、悲しんだり、不安に感じたりする感情を「そうだね」「つらかったんだね」と共感してあげることも大切。
こうすることで子どもは自分の感情を理解し、適切に表現することを学びます。

結果的に自制心の発達にもつながるのです。

Q&A:第一次反抗期でよくある悩みとその解決策

第一次反抗期で悩むことが多い、子どもへの対処法についてまとめました。

Q:「イヤイヤ」の言葉しか使わない子どもにどう対応すればいいですか?

A:子どもの「イヤイヤ」は、自分の意志を表現しようとする試みの一つです。

「ダメ!」と否定するのではなく、理解してあげてください。

「何がイヤなの?」と理由を聞いてあげて、「こうしたらイヤじゃなくなるかな?」と、選択肢を与えて自己決定を促しましょう。

Q:子どもが反抗的な行動を取った時、怒ってしまっても大丈夫ですか?

A:子どもの反抗的な行動に対して怒りを感じるのは自然なことですが、あまりにも度を越えて怒ると、子どもは自己主張を恐れるようになる可能性があります。

そうではなく、穏やかな声で子どもの行動を誘導し、なぜその行動が問題であるのかを説明することが大切です。

Q:保育園や幼稚園で、先生への反抗的な言動に困っています…何かアドバイスはありますか?

A:まずは保育園や幼稚園の先生と連携を取り、第一次反抗期の状況を共有することが大切です。

もし保育園や幼稚園で、特定の事象について必ず子どもが反抗的な行動を取るのであれば、その原因を子どもに聞いてあげてください。

原因が分かったら、子どもが納得する選択肢を一緒に考えてあげましょう。

Q:反抗期の終わりはどのようにして認識できますか?

A:第一次反抗期は一般的に5歳くらいまでとされていますが、子どもによってはこれが前後することもあります。

反抗的な行動が減少し、自己主張が適切な形で表現されるようになったら、反抗期が終わりに近づいていると考えられます。

Q:第一次反抗期の子どもにどの程度の自由度を与えるべきですか?

A:子どもが自己主張を行い、自身の意志を持つことは健全な成長の一部です。しかし、親としては安全性を確保することが重要です。

子どもが危険な行動を取らないように制限を設けつつ、自己決定を促す機会を提供するバランスが求められます。

第一次反抗期を抱えきれない場合は相談も必要

第一次反抗期の子どもへの対処法が分からず、ただただストレスを溜めて子どもは泣きわめくだけ…といった状況では、親子ともども疲弊する一方です。

身近に頼れる人がいない場合は、専門家に助けを求めてください。

子育て支援センターや子育て相談窓口など、無料で相談できるところもありますので、1人で抱え込まないようにしましょう。

第一次反抗期は誰でも経験する成長のステップ

第一次反抗期における子どもの行動は手を焼くものばかりで、「心底うんざり」というパパママも多いことでしょう。

ストレスもたまると思いますが、第一次反抗期は子どもの成長過程の一部です。

成長しているんだな、と認めた上で、子どもの自己主張・自己決定力を引き出すサポートをしてあげましょう。


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