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2018.06.03

私たちってセックスレス?セックスレスと不妊症の関係


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友だちにすら話すことはまずない「セックス」に関すること。だからこそ、一度悩み始めるとどんどん深みにはまってつらくなってしまいますよね。そして、他のカップルの話をあけすけに聞くこともないので、自分たちカップルが果たして「一般的」なのかどうかもわからないものです。特に性交の頻度は不妊に関連してくるので気になるものですね

現在、日本では夫婦間のセックスレスが問題視されています。セックスレスが原因で離婚してしまうカップルもいます。なかなか人に相談できないため、自分たち夫婦がセックスレスなのかどうか把握していないというカップルも多いでしょう。もちろん、性交渉がなければ妊娠もしません。ただ「自分たちはセックスをしているのに、なぜ妊娠しないんだろう」と感じているカップルの中には、セックスレスにほぼ近い状態のカップルもいます。

セックスレスってどういう状態をいうの?

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それでは、セックスレスとはどういった状態をいうのでしょうか。セックスレスとは日本性科学会で「特殊な事情が認められないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシャル・コンタクトが一ヶ月以上なく、その後も長期にわたることが予想される場合」と定義されています。

セクシャル・コンタクトとはキスやハグ、裸での触れ合いなど、性的な意味合いをこめた触れ合いを指します。仲が良いしセクシャル・コンタクトはよくあるけれど、性交までは至らない、その手前で満足してしまうというカップルも多いようです。

女性の社会進出が進み、若い夫婦は共働きというケースが大変多くなりました。男性はもちろん、女性も遅くまで働いて帰るという家庭も少なくありません。少ない時間をやり繰りし、家事や炊事を分担して、深夜にやっとベッドに倒れ込む……そんな生活だと、お互い疲れ果ててただ眠るだけになってしまいますよね。

中には、心が冷めきってセックスレスになっているというケースもあります。たとえば、よく耳にするのが産後クライシスです。産後の育児の忙しさで参ってしまうママと、育児をまったく手伝わないパパの間にひびが入り、どんどんひびが大きくなってママがパパを拒絶するようになり、セックスレスや離婚に至るというものです。

アンファー株式会社の既婚男女1000人に対する調査によると、夫婦のうち6割がセックスレスであるという結果が出たそうです。セックスレスではない夫婦の方が少ないという驚きの結果がでました。しかし、夫婦円満ですと答えたカップルはそれを上回る8割にのぼります。また月に一度はデートするという夫婦も3割にのぼるのです。

つまり8割の夫婦が「自分たちは仲が良い」と認識していて、3組に1組は月イチデートをするほどの余裕があるにも関わらず、6割のカップルがセックスレスに陥っているということです。決して珍しくはないこの状況、みなさんの家庭ではいかがでしょうか。
セックスレスの影響…ストレスや妊娠のしにくさ
「確かに仲はいいし、スキンシップもデートもするけれど、性には淡泊かもしれない」と感じる方は少なくないようです。たとえば女性がバイオリズムの影響や「愛されているという証が欲しい」という欲求で男性に求めても、男性が仕事の疲れやストレスで応えられないということもあります。またもともと性に関することに淡泊な人もいます。女性で性交に痛みや不快感を覚え、嫌悪感から遠ざかってしまう人もいます。

互いに性に対して淡泊だと、そのままの関係で満足してセックスレスになってしまうことも多いでしょう。どちらかが淡泊だけれど、どちらかはそうではないという場合は、かなりの葛藤があるようです。夫が淡泊なのに妻が求める場合は「愛されていないのかもしれない」と泣くほど苦しんだり、逆に夫が求めるのに妻が拒絶する場合は、夫の機嫌を損ねたくないため無理に受け入れたり……ということもあるようです。

男性の場合は何度も女性に懇願されるうちにそれがストレスになり、ますます嫌気がさしてしまったり、逆に自分が求めるのに妻が拒絶する場合は外の女性に目が向いてしまったりすることもあるようですね。それはなにも男性、女性に限ったことではなく、どちらであっても苦しみや悲しみ、ストレスや不倫といった悲しい結果が待っている可能性があるのです。

しかし、性的なスキンシップがあり、互いに愛し愛されているという意識もあって満たされている夫婦だと、セックスレスだということに気付かないのではないでしょうか。「ちゃんと1~2ヶ月に1度は交渉を持っているし、いつもラブラブ」という状態では、きわめて赤ちゃんができにくい状態と言えます。

実は不妊原因のひとつだった!

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実はセックスレスは、不妊の原因のひとつといえます。女性の卵子は、一度排出されると24時間から48時間が受精能力の限界と言われています。(女性の医学)そして、その周期はだいたい28日~1ヶ月に1度くらいです。つまり1ヶ月のうち、せいぜい2日程度しか受精できるチャンスはないのです。

若いうちは「きちんと避妊をしないと妊娠してしまう」とよく言われたと思いますが、それは若い男女の方が妊娠させる力・妊娠する力が高いからです。また女性ホルモンは心の揺れにも大きく左右されるため、性交をしたという刺激でホルモンがいつもとは違うタイミングで分泌され、排卵してしまうというケースもあるようです。

しかし不妊に悩む年齢の男女は、多くが30歳を過ぎています。女性は30歳を過ぎると卵子の老化が始まります。男性の場合は35歳を過ぎると精子が老化してきます。もちろんこれは一般論であり、ストレスフルな生活や、乱れた食生活などを続けることで老化や劣化がもっと早まる恐れもあります。

男性の精子は、一度女性の中に射精されると短くて3日、長くて1週間ほど生きます。そのため若いうちは、女性が刺激を受けて思いがけない日に排卵してしまった場合も妊娠することがあります。しかし年齢とともに男性の精子の元気は失われ、運動率や量自体が減り、逆に奇形率が高くなってきます。

確実に妊娠したいのであれば、タイミング法といって女性が排卵するタイミングに合わせて男性が射精するという方法をとることが最初に行われます。しかし、不妊に悩むカップルの場合、それでもなかなか結果が出ないことがとても多いのです。それは、卵子も精子も、そして男性の身体も女性の身体も年齢を重ね、老化が進んでくるからです。

30代なかばを過ぎたカップルには、タイミングを計っても妊娠自体が難しくなってくるものです。それなのに、排卵日を把握しないまま1~2ヶ月に1度ほど性交をするだけで、場合によっては何か月か間が空いてしまうといった状態では、自然に妊娠するのはちょっと難しいといえますね。

30代では週に3日ほど、40代では週に1度ほど性交渉を持つことが、一般にはふつうと考えられるようです。(女性の医学)しかしセックスレスのカップルが6割を超える現代、この頻度で性交渉を持っているカップルははたしてどのくらいいるでしょうか。

それでは、なぜ私たち日本の働き盛りの夫婦はセックスレスに陥ってしまうのでしょうか。若いころはもっとラブラブだったのに、なぜ今はそんな気になれないのでしょうか。愛情は変わっていないはずなのに、なぜ性交に至らなくなってしまうのか、原因を探ってみましょう。

セックスレスの原因を男女・心身別に詳しく解説

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なぜセックスレスが起きるのでしょうか。東邦大学医療センターの泌尿器科サイト等を参考に、その原因をいくつか挙げてみます。原因は男性と女性で違ってきますし、フィジカルとメンタルによっても違ってきます。心情的なものだけでなく、もっと詳しくご紹介します。

男性の肉体的な原因
・勃起不全(ED)
・膣内射精障害
・早漏・遅漏
・過労
・加齢

女性の肉体的な原因
・挿入時の膣や骨盤の痛み
・挿入障害
・くすりなどによる性機能障害
・過労
・加齢

男性の精神的な原因
・ストレス
・プレッシャー

女性の精神的な原因
・性的関心がなくなる
・性的に興奮しなくなる
・オルガズムに達しない
・性的なことへの嫌悪
・ストレス
・プレッシャー

勃起不全(ED)とは、性行為に充分な勃起状態が得られない、もしくは持続できない症状です。途中で萎えてしまう、性交渉に至るまで硬度が出ない、保てないといった状態になります。膣内射精障害は、マスターベーションなどでは射精できるのに、女性の膣内では射精できないという状態を指しています。

女性の場合は、子宮内膜症などの病気や手術などが原因で性交時に痛みを感じることがあります。また、女性の性交痛は精神的な原因(虐待・性的暴力などの記憶)や性に関する嫌悪感が原因となっているケースもあり、解明に時間がかかることもあります。

精神的な問題は、男女ともに性欲を減退させます。特に女性の場合、生活上の悩みや金銭的問題などによっても性的な興奮を得られなくなることがあります。さらに、セックスレス状態が続いたり、性交がまれにしか行われないと、性的に興奮しにくくなってしまうこともあるそうです。

セックスレスは、やはり不妊の原因になり得るということがわかりました。また、男女ともにストレスや過労・加齢はセックスレスだけでなく、直接不妊の原因にもなります。女性の場合、女性ホルモンのエストロゲンが加齢によって減少すると、膣が委縮してしまうことがあり、性交困難の原因にもなるのです。

レス状態を解消するために試してほしいこと

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では、どのようにセックスレスを解消していけばよいのでしょうか。すでにさまざまな努力を重ねてきたのに、ことごとく無視されてきた、嫌な顔をされてきたというみなさんは、絶望的な気持ちになっているかもしれません。でも、まだチャンスは残されています。

1.まずは「なぜセックスをしたくないのか」を相手の立場に立って考えてみましょう。生活のリズムや健康状態などもよく観察してみましょう。生活習慣病の兆候はありませんか。また睡眠不足や睡眠の質の低下・血行不良などは、性欲はもちろんさまざまなことに対する「やる気」を失わせます。「疲れてる」「眠い」「そんな気になれない」「痛いからイヤ」といった、これまで聞き流してきた「言い訳」に、ヒントが隠れているかもしれません。

2.男性の場合、EDが疑われるようでしたら泌尿器科の受診を勧めてみましょう。女性の場合は子宮内膜症などの可能性も疑われるため、一度産婦人科で検査を受けておくと安心でね。

3.いきなりセックスに至るのは、やっぱりハードルが高いですよね。そこで、「肩を抱く」「手をつなぐ」「ハグをする」といった軽いタッチから始めてみませんか。部屋を少し暗くして、恋愛映画のDVDを見ながらお酒を飲む……といったシチュエーションも試してみるといいですね。その時に性交まで至らなくても互いに責めたり落ち込んだりせず、こういった「触れてふざけあう」機会を増やすようにしてみましょう。

4.二人で温泉や南のリゾートなどに旅行へ出かけてみましょう。それが無理なら週末に一泊ホテルに泊まるだけでも気分は違ってきます。人目を気にせず、手をつないでデートをしたり、水着で一日遊んだりするだけでも互いに意識しやすくなりますよ。

5.けんか腰になって「セックスレスがつらい」ことを伝え合うのではなく、静かに、穏やかに互いの気持ちを話し合ってみましょう。そこに愛情があるなら、問題はストレスや体の状態にあります。もしもセックスレスを解消し、本当に赤ちゃんが欲しいのであれば、二人で一歩を踏み出す必要があります。

6.カウンセリングや相談を受けてみる
セックスレスだから、とどちらか1人だけが悩んだ挙句カウンセリングを受けても、もう1人がやる気にならず、結局うまくいかないことがあります。まずはお互いに「本当に赤ちゃんが欲しいのか」「赤ちゃんを授かることは、自分たち夫婦にとって絶対に欠かせない幸せか」を話し合い、見つめ直してみましょう。
その上で、互いに「セックスレスは解消しないけれど、赤ちゃんはやっぱり欲しい」という気持ちになれたら、カウンセリングの効果も期待できるのではないでしょうか。また東邦大学の泌尿器科では女性性機能障害に悩む女性のメール無料相談を行っています。日本性科学会でもカウンセリングを行っているなど、セックスレスに関する相談ができる場所はたくさんありますよ。
焦りは禁物!セックスを義務ではなく、夫婦のコミュニケーションに
セックスレス状態が続いていると、確かに赤ちゃんができる可能性はぐっと低くなります。でも、どちらか一方が焦っても、良い結果にはつながりません。また二人で焦っても、プレッシャーがますますストレスにつながり、余計にセックスレス状態を重くしてしまう可能性もあります。

タイミング法を行っている夫婦の夫が、妻に「今日はする日だから」と言われて逆に萎えてしまうという話もよく聞きますね。妻だって、病院で「今日がタイミングです」と言われて「ハイそうですか」とその気になれるわけではないのです。義務感で、性的興奮が高まる人はそうそういないでしょう。

タイミング法が悪いというわけではありません。夫婦の間でセックスが大切なコミュニケーションではなく、ただの義務になってしまうことが危険なのです。たとえばその日は一緒にお風呂に入る、お互いの髪を洗ってあげる、セックスをしなくても、素肌のままベッドに入ってただ抱き合ってみるなど、互いの存在が愛おしくなるような工夫をしてみてはいかがでしょうか。

 

 

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河野 まちこ

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