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2016.01.09

【子どもの貧困率】全国で最も高い都道府県とは?


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子どもの貧困率、案外高い割合でした

 「沖縄 3世帯に1世帯が貧困状態 子の貧困も全国最悪」というニュースが1月5日、沖縄タイムスから報じられました。

ニュース記事によると、沖縄県内では、貧困率が、2012年に34.8%、また18歳未満の子どもがいる世帯の「子どもの貧困率」は同年で37.5%と、いずれも都道府県別で最悪だということです。

ちなみに全国の貧困率の平均は18%、子どもの貧困率は13.8%。沖縄県の数字は、突出して高いことが分かりますが、平均値もかなり高いなと驚かれた方も多いのではないでしょうか。

ちなみに、貧困率は、可処分所得の中央値の半分を下回っている人の割合

2012年の所得の中央値は244万円なので、122万円以下がが貧困率の対象となります(1人暮らしの場合)。

ちなみに、2人世帯⇒約173万円、3人世帯⇒約211万円、4人世帯⇒約244万円となっています。

こちら、収入ではなく、可処分所得なので若干分かりにくいですよね。

可処分所得とは、就労、財産、仕送りなどの収入のほか、公的年金やその他の現金給付を収入として考え、そこから税金や社会保険料を引いた額のことをいいます。

さて、この子どもの貧困率なのですが、2003年の13.7%から徐々に上昇しており、2012年(厚生労働省「平成25年 国民生活基礎調査」)の調査では過去最悪。

元々、ひとり親世帯の貧困率が深刻であることは問題とされていましたが、両親がいる世帯でも貧困線を下回っているケースが上昇しているのが現状です。

その主な原因に、非正規雇用が増えたことが上げられています。

とにかく、お腹はみたそう! という公立中学の画期的な取り組み発見!

あああ

朝食を食べることで、1日のエネルギー源を補給できます。

 

上のニュース記事と同じ1月4日に朝日新聞より「きちんと朝食、学校から パンやバナナ週2回提供 福岡」というニュースが報じられました。

BRAVAでも、「全国的に広がっている子ども食堂とは?」で、子どもの食生活を満たしてあげようという活動が少しずつ広がっていることを記事にしましたが、このニュース記事によると、福岡県のある公立中学校では、今年度から週2回、希望する生徒にパンやバナナなどを提供しているとのこと。

食品は、食品廃棄を減らす活動を行っているフードバンクなどから調達しており、メニューは、パン、牛乳、果物などが提供されています。

育ち盛りの子どもたちですが、朝食を必ず毎日食べているのは、小学校全体が90.5%、中学校全体が86.6%。朝食はほとんど食べないと答えている子どもは小学校全体で1.5%、中学校全体で2.8%となっています。(平成22年度「児童生徒の食生活実態調査【食生活実態調査編】」より)

私は個人的に、朝起きてすぐにご飯を食べられないので、抜いてしまうことも多いのですが、子どもはそういうワケで朝食を抜いているのではないでしょう。

「朝、起きられなくて」という子どもはいそうですが……。

子どもの貧困は、教育の格差を生むなどで問題視されていますが、教育格差の前に、食事の量が足りないと、成長にも影響が出てしまいます

この福岡県の学校のように、通っている学校が子ども食堂のような取り組みを行ってくれると安心ですね。

 

【記事まとめ】ママニュー7Days

中山美里

中山美里

ライター、編集


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