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2015.11.21

もしも子どもが引きこもりや不登校になったらどう対応しますか?


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小中学校外の教育施設で義務教育が修了認定される!?

11月13日、朝日新聞より、『「学校外で義務教育」18年にも新制度 自民慎重派容認』というニュースが報じられました。

これは、不登校の子どもたちがフリースクールなど小中学校以外で教育を受けた場合でも、義務教育の修了を認めるというもので、自民党の議員連盟が議員立法としてまとめました。超党派で来年の通常国会に提出し、法案が通常国会で成立すれば、2018年4月にも新制度がスタートするとのことです。

この記事によると、現在、不登校となっている小中学生は全国に約12万人いるそう。長期欠席となる理由は、いじめだけではなく様々な理由がありますが、主には“学校に通えない”子どもの学習支援を目的としています。

不登校ってどんなもの?

不登校にもさまざまな理由があります。

不登校にもさまざまな理由があります。

ちなみに、現在、長期欠席の理由となるものはいじめによる不登校の他、「病気(心身ともに)」「経済的理由」「遊びや非行」「無気力」「拒否(学校に行く意義を見いだせず、自分の好きな方向へ選んで義務教育として認められている学校に登校しない。日本人の両親がインターナショナルスクールに通わせるのもここに入るのかと思います)」などがあります。

今回の法案ってどんなもの?

あああ

不登校になってしまった子どもをもつ親も少しホッとできる法案ですね。

今回の法案では、「原則では籍を置いた小中学校での卒業をめざすが、教育委員会が認めた場合、フリースクールや、学校復帰のために教育委員会が設置する教育支援センター、家庭学習など学校外での教育も認める」というもの。

現在、文部科学省から認められた施設でないと、「学校教育を修了した」と認められません。

しかも、義務教育を受けさせないと、保護者は就学義務に違反したことになるので、実は、罰せられちゃうみたいなんですよね。

教育新聞によると、この仕組みは、「本人と保護者が、既存の学校以外で学ぶことを決めた場合、フリースクールやNPO法人、学校などの助言を得て、『個別学習指導計画』を作成し、市町村教委に提出する。教委は教育支援委員会を設けて、計画の審査・認定をする」というものだそう。

「学校にいかない」はやはり最後の手段な気がします

小さな子ども社会でさまざまなトラブルがおきます。

小さな子ども社会でさまざまなトラブルがおきます。

子どもって、子どもの社会のなかで、イジメたり、イジメられたり、トラブルを起こしたりしていって育っていくものだと思います。

我が家の場合も、クラスメイトからイジメられたことで「学校いきたくない!」という日々が続いたこともありました。

他にも、私がきつく叱った朝、どうしても気持ちを立て直せず、知らない民家に潜り込んで「お母さんに叱られた」とシクシク泣くなどして、学校から「息子さんが登校していません!」と電話がかかってきたことも1度や2度でなくあったりと……。9年間という長い義務教育期間のなかで、色々なドラマがありました。きっと、下の2人も、様々なトラブルを起こしていってくれるのでしょう……トホホ。

もちろん、自殺を考えるほどのイジメを受けたら、学校はお休みしてもいいと思います。

でも、公立の小中学校って、1日に5〜6時間、無料で勉強を教えてくれる非常にありがたい施設。ここに通っておけば、とりあえず「中卒」という免許と、ある程度の学力をゲットできるわけです。しかも、学校にいれば、とりあえず、その時間はヒマじゃなく、かなり高い安全性も確保できます。ついでに、良き友達や趣味まで見つけてくれれば、放課後の安心や充実までオマケとしてついてきます。

これって、まず第一に「生活費を稼いで家庭を営む」という大きな義務を抱えている庶民の親の場合、非常にありがたく、子どもの首に縄を付けてでも通わせたい場所です。

今、学ぼうと思えば、本当に様々な施設があり、色々な将来の可能性を検討しながら勉強をしていくことも可能なのだと思います。

でも、子どもの能力的にも親の金銭的にもそれができるかどうか、親が行かせたい道が子どもにとって本当に幸せな道なのか……などなどと、色々考えると、何度も転校して、何度やり直してもいいので、やっぱり「学校にいかない」はやはり最後の手段な気がします

それにしても、子どもを育てていくって、本当に難しい・・・。

でも、だからこそ、やりがいも楽しさもあるのでしょうね。

【記事まとめ】ママニュー7Days

中山美里

中山美里

ライター、編集


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