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2016.12.18

アレルギーは除去するものという常識が覆るかも・・・その理由とは?


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アレルギーの子どもをもつママに朗報?

アレルギーの子どもがいるご家庭、最近多くなっていますよね。

いきなりですが、我が家事情をお話します。ウチの2番目の子は、生後2カ月でひどいアトピーになり、血液検査をしたところ、「卵白」「卵黄」「牛乳」「小麦」「大豆」で5〜6のアレルギーがあり、「何も食べられるものがないのか!?」と愕然としたものです。

実際、チョコレートを誤食したときには、呼吸困難になり夜間の救急外来へ……ということもありました。

しかし、今やどうでしょう。ラーメン大好き、ココア大好き、納豆も食べれば、プリンも食べる子どもに成長しました。

あまりにもアレルギーの数値が高く、アトピーもひどかったために、国立病院のアレルギー科にかかり、除去食を試みたこともあったのですが……なんか、違う気がするという漠然とした気持ちが沸き上がり、様々なアレルギー治療のお医者さんを転々とする日々がはじまりました。

ある時、1番上の子が近所の小児科にかかったとき、先生が「アレルギーは森羅万象、何でも起きるもの。でも、今日コレで起きたからといって、明日起きるとは限らないものでもある」という禅問答のようなことを言っていたことがありました。その時、何かピーンとくるものがあったんですね。「除去、除去と完璧に除去しなくてもいいのかも」と、除去ではないかたちで生活をすることにきめました。

いろいろ試行錯誤していくうちに、次第にいろいろなものが食べられるようになり、今ではイクラを食べても、ヨーグルトを食べても、全然大丈夫。むしろ、それらが大好きというくらいまでになりました。

そんな経験があるため、このニュースは、「やっぱりウチがやってきたことは、間違っていなかったんだ!」という気持ちになりました。

アレルギーを治すには早くから摂取する!?

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12月10日、静岡新聞より、「生後6カ月で卵摂取、アレルギー発症予防 浜医大の医師ら実証」というニュースが報じられました。このニュース記事によると、浜松医科大小児科学講座の夏目統診療助教たちは、生後6カ月の早い段階から乳児が卵を摂取することで卵アレルギーの発症を予防できることを実証したということです。

この研究によると、卵を摂取したグループの乳幼児で、卵アレルギーを発症したのはわずか8%。卵を摂取することで、卵に反応する抗体が減少し、耐性が付いたとみられています。

夏目診療助教は「過去に食品を避けるガイドラインが広まり、今も卵の除去を推奨する育児本が多いが、真逆の結果になった」と話しているそうです。

医療って時代によって考え方や治療方法が大きく異なるものですが、これは驚きですね。

ただし、もちろんアナフィラキシーショックを起こさないよう、きちんとガイドラインに則った食べ方をしていかないとなりません。完全にアレルゲンとなる食材を除去するのではなく、段階的に食べる量を増やしていく治療方法は「経口免疫療法」と呼ばれ、注目されています。

ファイザーのホームページに分かりやすく掲載されていましたので、ご興味のある方はチェックを。

日頃からしっかり対策 食物アレルギー 新しい治療法

日進月歩で進化していく医療業界。アレルギーっ子をもつママは、ますます目が離せませんね。

【記事まとめ】ママニュー7Days

中山美里

中山美里

ライター、編集


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