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2017.04.01

【学費だけじゃない】高校生の通学交通費、バス代で月4万円かかることも!?


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高校生になるとかかるのが“通学の交通費”

4月になりました。年度が切り替わり、新学期からは新入生になるお子さんを抱えている家族もいるのでは? さて、卒業・入学という節目は親にとっては子どもの成長を実感できる機会のひとつで、「ああ、もう〇〇生か!」と感慨深くなりますが、小学校→中学校→高校→専門学校・大学など、上の学校に上がるたびに、教育費も高くなる傾向があります。

もちろん私立か公立かで学費は大きく異なりますが、いずれの場合でも等しくかかるのが、「交通費」です。晴れがましい入学シーズンですが、「ここから頑張って教育費を稼ぐぞ!」と気合いを入れる時期でもあります。

さて、3月30日、「バイトに追われ、部活諦め 沖縄の高校生、バス賃月4万円も 公共交通脆弱、家計を圧迫」というニュースが琉球新報より報じられました。

学区の公立小学校や中学校であれば、交通費がかかることはそれほど多くはないかもしれませんが、高校以上になると、たいていの場合、交通費がかかってきます。ちなみに、今、私が住む地域では、隣接する公立小学校や中学校だと越境も認められているため、都電やバスなどで通学をする子どもも稀ではありますがいます。

通学費を稼ぐためにアルバイトする生徒も!

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ニュース記事によると、通学費を捻出するため、アルバイトする生徒も多いとのこと(琉球新報が沖縄県・名護市の県立北部農林高校を対象に実施したアンケートより)。アルバイトのため、部活動ができなくなったり、放課後の自由時間が減ったりするだけでなく、保護者が送迎のために時間を割かれるケースもありました。
なかには、バス賃が月約4万円にも昇る生徒も……。その家庭では、通学交通費の半分を母親が出し、残りはアルバイトで生徒自身が賄っているそうです。ちなみに、「定期券を買えば運賃は割引されるが、まとまった現金の用意が難しい」ということで、定期券は利用していないようです。

交通費の補助がある自治体も

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沖縄にはないようですが、調べてみたところ、高校の通学にかかる交通費に対して補助金を出している自治体もありました。かなりの数の自治体が取り入れているので、調べてみるといいかもしれません。というわけで、高校生の通学について調べてみました。通学時間の平均は1時間33分(2015年/国民生活時間調査/NHK放送文化研究所)。

別の調査では
20分以下……21.7%
21〜40分……32%
41〜60分……32%
61分以上……14.3%
となっていました。

通学方法は、

1位 自転車…………52.7%

2位 徒歩……………46.7%

3位 電車……………45.3%

4位 バス……………31/7%

5位 保護者等の車…14.0%

6位 その他…………0.3%

複数回答のある調査なので、自転車と電車を組み合わせる、バスと電車を組み合わせるなど、様々な通学スタイルがありますが、約76%が交通費のかかる手段で通学していることが分かります。

保護者にとっては、案外盲点の出費かもしれませんね。1回あたりの乗車賃はそれほど高くなくても、毎日×1カ月、1年、3年……ともなると、合計するとかなりの出費です。

自宅から近いかどうかは、学校選びの大事なポイントのひとつ。あまり通学時間が長いと疲れも溜まってしまいます。できれば近くの学校に……は親にとっても子どもにとっても、ストレスが少ないといえるでしょう。

<参考サイト>

カンコー学生服

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中山美里

中山美里

ライター、編集


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